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【毎日新聞】自国を賛美し中韓をけなす日本は大日本病

4 :動物園φ ★@\(^o^)/:2015/11/08(日) 14:16:42.16 ID:???.net
>>2
 安田さんは辛辣(しんらつ)である。「『領土が奪われている』と言いながら、現に米軍基地と
して土地を奪われている沖縄県民が、基地反対運動をすれば『売国奴』という言葉を投げつける。
彼らにすれば、沖縄すら排他の対象なんです。自分だけが正しい、美しい、尊敬されたい、という
感情しかない。他国・他者より優れた存在でありたいが、ひたすら排他的。それが21世紀日本の
大国主義の実相かもしれない。ゲンナリする社会です」とため息をついた。排他大国、排外大国
という不思議な言葉が思い浮かんだ。
 ◇キーワードは「不安」

 大日本病や大国志向、自称「愛国」がなぜ今、求められているのか。山崎さんは「キーワードは
不安です」と読み解いた。

 国家神道の考えが強調されだしたのは、満州事変後の国際連盟脱退表明(33年)のころからで、
国際的な孤立で国民の不安が高まった時だ。人口減や景気停滞、原発事故や中国や韓国の経済成長……
不安が高まる今の日本が重なる。国と自分を重ね、「万邦無比」といった「大きな物語」に自分が
連なるという幻想を抱けば、自分の価値を再確認でき、不安の気持ちも軽くなる、というわけだ。

 政治学が専門の一橋大名誉教授の渡辺治さん(68)は最近の大国志向は、政治・経済的な必要性
から生じた、とドライに分析してみせた。

 かつて日本は経済力を背景に、アジアに一定の影響力を持っていた。しかし中国の成長で日本の
影響力が相対的に下がると、インドネシアでの大型公共事業の受注を中国企業に奪われるような
事態が増えた。国益を確保するためには、経済力だけではなくアジアに対する政治・軍事的な影響力を
強めなければ、という考えが安倍政権や財界にあるのだ、という。

 「でも日本は、中国と張り合うような軍事大国にはなれないから、集団的自衛権の行使という形で
米国の戦争に協力し、米国の威を借りる形で大国化を図ろうとしている」

 だが安全保障関連法について、国民の多くが反対しているのは世論調査の結果から明らかだ。渡辺
さんは「国民の多数は安倍流大国化に反対している。この点は重要ですが、安保法が発動されると
状況が一変する恐れもある」と楽観はしていない。

 例えば自衛隊が海外で武力行使するようになればどうなるか。「まず自衛隊が変わる。海外で殺し
殺され、という状況になれば、自衛隊の政治的発言力は確実に大きくなる。軍事が日本の中で大きな
地位を占め、必ず国家意思の決定に関与するようになる。そういう意味で、今の日本は岐路に立って
いると言えます」

 山崎さんが締めくくる。「自分の価値観を内面に持ち、一人一人が独立した思考を持つ『個人』で
いられるかどうか。これがいびつな『愛国』や『大日本病』を克服できるかどうかのカギです」

 耳に心地よい礼賛や、繰り返される「愛」に気をつけたい。【吉井理記】

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