【日韓】東京裁判「私たちみな死刑になっても天皇を守る」～なぜヒロヒトは戦犯裁判を逃れたのか[11/16]

蚯蚓φ ★＠＼(^o^)／

[イム・ギサンの歴史散歩127]侵略戦争と植民支配を断罪できなかった政治裁判

東京裁判は太平洋戦争を起こしてアジアと太平洋一帯を火の海にした日本帝国主義の首魁を断
罪する極東国際軍事裁判の一つであった。東アジアと東南アジアの様々な国で約50の戦犯裁判
が開かれ5,700人余りの戦犯が裁判に回付された。東京法廷には'平和に対する罪'を犯したA級
戦犯28人だけが起訴され、東條英機元総理をはじめとする7人が死刑判決を受けた。16人が無
期懲役、1人が禁錮20年、1人が禁錮7年の宣告を受けた。（中略）

しかし、この裁判には最も重要な戦犯が現れなかった。アジア人2,000万人と日本人300万人を死
に追いやったいわゆる天皇ヒロヒトだ。戦犯として処刑されず長寿を享受した。ヒロヒトは生きている
神の地位にありながら日本陸海空軍の大元帥を兼任した。太平洋戦争に最も大きな責任があるこ
の人物が巧妙に法の網を抜けたのだ。

東京戦犯裁判が犯罪対象と目星をつけたのは'侵略戦争を遂行するための犯罪的共謀'に参加し
たかということだ。その時期は1928年1月1日から1945年8月15日、日本が降参した日までだ。
この時期に日本の政界と軍部では数多くの人物が主演と助演で名をはせて数えきれない程交替さ
せられた。その期間に日本帝国の権力核心部で唯一席を守った者がすなわちヒロヒト一人だけだ
った。この様な者がどのように戦犯裁判から抜けたのだろうか？

自身が処刑されることを恐れたヒロヒトは様々な工作の末、日本駐留聨合軍最高司令官に赴任した
マッカーサーを訪れた。1945年9月27日午前10時であった。すでにヒロヒトを戦犯名簿から除外
し天皇制を維持することを決めたマッカーサーとその状況を読んだヒロヒトが行った一種の'ショー'
であった。3月後1946年1月1日、ヒロヒトは「朕は神ではない」といういわゆる人間宣言を発表し、
腰をさらに低くした。

これに足並みをそろえてマッカーサーもす早く動いた。直ちに米政府に送る電報で天皇を処罰し
ない方針を報告した。「天皇を戦犯で起訴する場合、日本人の間で途方もない混乱が起きるだろう。
天皇は日本人統合の象徴だ。天皇を壊せば暴動を制圧するのに100万人が必要でありその軍隊
を無期限維持しなければならないだろう。」

マッカーサーはなぜそうしたのだろうか？簡単に言えばヒロヒトがマッカーサーの日本統治に全面
的に協力する代わりに、マッカーサーはヒロヒトの'権威'を利用して日本統治をただで得る計算だっ
た。それでも問題は山積した。戦犯1号ヒロヒトに触れなければ聨合軍内部や日帝から大きな被害
をこうむったアジア各国の反発が強くなることは火を見るより明らかだった。

そこでスケープゴートが必要だった。この時、抽出された人物が総理を歴任した東條英機であった。
天皇の代打で太平洋戦争勃発の責任者に指定され、東京裁判に引かれて出てきた東条英機元
首相。真珠湾空襲当時、日本総理を歴任した東條は天皇の代わりに死ぬほどの人物だった。（中略：）

日帝の首脳7人を処刑する代わりに天皇制を生かしたマッカーサー司令部はより大きな失敗を犯
した。判決当時、巣鴨刑務所には悪質戦犯17人が収容されていた。司令部はこれらを全部不起
訴釈放した。この時、釈放された岸信介という人物が今日の安倍政権の元祖だ。日本の傀儡政権
満州国を操って戦犯として逮捕された岸は1958年、政界に復帰して首相の座に上がった。岸は3
年間の総理在職期間を含む7年余りの間に米国の思い通りの戦後日本政治の方向を定めた保守
合同体制(55年体制)を作った。岸首相の下で日本戦犯がみな歴史の舞台に復帰した。岸の外孫
が現在日本の統治者である安倍首相だ。

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ソース：CBSノーカットニュース／中央日報(韓国語) 東京裁判"私たちすべて死刑になっても天皇
を保護する"
http://news.joins.com/article/19073074

【日韓】 東京裁判「私たちみな死刑になっても天皇を守る」～なぜヒロヒトは戦犯裁判を逃れたのか[11/16]

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