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【鈴置高史】掌返しで「朴槿恵の親中」を批判する韓国紙 では、韓国は米国側に戻れるのか[1/21]

2 :ロンメル銭湯兵 ★@\(^o^)/:2016/01/21(木) 22:18:15.02 ID:CAP_USER.net
>>1の続き)

・我々は米日同盟と中国の駆け引きの圧力の下で昨年1年間を送った。周辺大国の間の角逐は、半島北部で急変事態が
起きたり力の空白が生じた時、すぐさま我々の生存の問題につながるだろう。

・警戒すべきは短期的な現象の変化を長期的な趨勢と誤解して、安全保障の座標軸を性急に調整することだ。昨年9月の
朴槿恵大統領の抗日式典への参加は、韓中関係を新たな次元へと発展させたが、韓米同盟には少なからぬ負担をもたらした。

・これを機にワシントンに拡散した「韓国の中国傾斜論」は、今年11月の米大統領選の行方によっては、韓米両国の争点や
懸案に浮上する。韓米同盟を強化し、中・日対立の影響が半島に及ぶことを遮断すべきだ。

  ・中国が覇権を握ると勘違い

--なるほど、核実験前から「米国への回帰」が訴えられていたのですね。なぜでしょうか。

鈴置:まずは、経済的な力関係が中国から米国に再び傾く――との認識が広まったためです。中国からの資本逃避が、2015年夏以降、
激しくなっています。経済がおかしくなり始めた証拠です。半面、米国経済の復活を象徴する利上げが同年末に始まりました。

 2008年のリーマンショックを見て韓国人は「米国の時代は終わった。これからは中国だ」と信じました。ことに2013年2月にスタートした
朴槿恵政権は、露骨な「離米従中」外交を展開しました。

 しかしそれは大きな見込み違い。慌てた韓国紙は「中国の天下になるとの判断は早過ぎた」と外交の軌道修正を要求しているのです。

 先に引用した朝鮮日報の元日の社説の「警戒すべきは短期的な現象の変化を長期的な趨勢と誤解して、安全保障の座標軸を
性急に調整することだ」とのくだり。中国が覇権を握ると考え「離米従中」した朴槿恵政権の勘違いを率直に指摘した部分です。

  ・中国シフトを唱えていた大記者たち

--でも、朝鮮日報こそが「短期的な現象の変化を長期的な趨勢と誤解していた」のではありませんか?

鈴置:全くその通りです。朴槿恵政権がスタートした時に、金大中(キム・デジュン)顧問のコラム「“二股外交”」(2013年4月1日)を載せ、
中国寄り外交を先頭に立って訴えたのは朝鮮日報なのですから(「保守派も『米中二股外交』を唱え始めた韓国」参照)。

 中央日報も金永煕(キム・ヨンヒ)国際問題担当大記者が「中国包囲戦略への参加を警戒する」(2012年6月22日、韓国語版)を書き、
当時の李明博(イ・ミョンバク)政権を「米国と近過ぎて中国との関係が悪化する」と批判していたのです。

 韓国紙は主張の一貫性にこだわらない――はっきり言えば、都合が悪くなると自分で書いた記事をきれいさっぱりと忘れ「掌返し」をして
他人を非難するのが普通です。

 でも、今回のそれはあまりにひどい。親中外交を批判する記事を朴槿恵大統領が読んだら「親中路線は朝鮮日報や中央日報が
要求したものではないか」と怒り出すことでしょう。

(更に続く)

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