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【軍事】米中間で動揺、見苦しくも哀れ… 韓国、愛想尽かされ「終末段階」に陥る!?[2/23]
- 2 :ねこ名無し ★@\(^o^)/:2016/02/23(火) 02:07:49.90 ID:CAP_USER.net
- (>>1の続き)
《習氏は『米国が韓国に配備するなら、韓国は主権国家として当然の権利を行使し、反対の意志を表明してほしい』と、朴氏に直接求めていた》
習氏は、経済上の利益を朴氏にぶら下げたようだ。
度重なる中国の「要請」形式の恫喝にたまらず、韓国政府は15年3月、《3つのNO(ノー)》を自発的?に公的宣言した。
すなわち(1)米国の打診(2)韓米協議(3)韓米の結論−のいずれもないととぼけ、“身の潔白”を中国に哀願したのだった。
ここでもう一度、韓国の安全保障関連記事で多用せざるを得ない「ところが、だ」を繰り返す。韓国国防省は7日、在韓米軍基地などへのTHAAD配備に関し「米国と公式協議に入る」と発表した。
北朝鮮の核実験+弾道ミサイル発射の進化や米国の剣幕に仰天したとはいえ、《3つのNO》宣言より1年もたたぬ内に《3つのYES(イエス)》を示唆できる厚顔無恥は日本人の理解を超える。
中国は、韓国の「おとぼけ作戦」も不快だったが、作戦変更の先にTHAAD配備が待ち受けるため、断固許さない。THAADは高性能レーダーで捕捉→弾道解析→迎撃ミサイルを発射するシステム。
特にレーダーは500〜1000キロの探知距離を備える。
ソウル南西岸や平沢(ピョンテク)の米軍基地内外に置けば、レーダーの向きや地形にも因るが、北朝鮮全土はもちろん、中国の北京や上海、南京、遠くハルビンまでが発射探知範囲だ。
後方配備提案で妥協図る
中国・環球時報紙が《配備決定なら代償を払う準備をすべきだ》と凄んだのもムベなるかな。16日には、中国の筆頭外務次官が韓国外務省に乗り込み「対北対応」を協議したというが、にらみに来たとしか思えぬ。
中国外務省が7日発した談話を知れば、納得がいくはず。
「韓国のTHAAD導入に強い懸念を表明する。北朝鮮の弾道ミサイル発射には遺憾の意を表明する」
韓国には「強い懸念」で、北朝鮮には「遺憾」。呼び付けた韓国大使には中国の「厳正な立場」、北朝鮮大使には「原則的立場」を守るよう伝えてもいる。中国は北核ミサイルではなく、THAAD配備を脅威と認識しているのだ。
結果、韓国は強国に媚びる「事大錯誤」をまたぞろ発症したようで、中国に震え配備位置を後方に下げる案が浮上し始めた。THAAD迎撃ミサイルの有効射程圏は200キロ。
米軍は純軍事的見地から平沢配備を望むが、韓国政府は同じく米軍基地が所在するずっと後方の大邱(テグ)などを逆提案している。
「ところが、だ」。大邱を発射基地にすると、ソウル以北の迎撃精度が著しく怪しくなる。
将来のKAMDが日米ミサイル防衛網と連結すれば、中国包囲の集団防衛体制へと前進するが、「天秤国家」に決別できぬ韓国と連結したところで、中国が日米に向けミサイル発射する危機では故意に無視する危険さえ伴う。
米議会調査局は15年4月、《THAAD問題はソウルがワシントンOR北京のいずれかを選ぶリトマス試験紙になっている》との見方を示した。甘い。
ソウルは、ワシントンAND北京のいずれも選ぶのである。(政治部専門委員 野口裕之/SANKEI EXPRESS)
(おわり)
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