【日韓】「二つの顔」の日本～静かで平和に見える日本の裏に隠されたもうひとつの顔。ヤクザ・原発・安保法／特派員コラム[03/29]

蚯蚓φ ★＠＼(^o^)／

世界的に日本は「治安の良い国」に挙げられる。日本を訪れた外国人は深夜でも特別な心配なし
に歩き回れるほど安全な日本の通りを良い点に選ぶのに躊躇しない。だが、日本の治安が実際に
良いだけだろうか。この頃、広がるヤクザ(暴力組織)間紛争の状況を知れば、「治安が良い日本」と
は言い難いだろう。

茨城県水戸市のある小学校の子供たちは最近、警察官・教職員・ボランティアメンバーの案内を受
けながら集団登校をした。通学路にあるヤクザ事務所で組織間衝突によると見られる銃撃事件が
発生したためだ。この組織の事務所に5つの弾痕が発見され、一部の銃弾はガラスを貫いて事務
所の中に入ったことが確認された。建物の駐車場では競争組織の組員がトラックで突進して駐車し
ていた他のトラックに突っ込んで逃げる事件も発生した。

昨年、兵庫県神戸市のある小学校通学路も子供たちがヤクザの衝突を憂慮して遠回りして通学し
た。ヤクザの衝突のために住民たちが真っ昼間から恐怖に震えるのがこの頃の日本の全国あちこ
ちでいつも発生している。昨年8月、日本最大のヤクザの山口組と神戸山口組が分裂後、衝突し
ているのがその背景だ。まだ一般人の被害事例はないが、いつ不祥事が発生するか誰にも分から
ない。

1980年代に発生したヤクザの分裂当時、組織間の衝突でヤクザ組織関係者25人が亡くなり市民・
警察官など70人がケガした。しかし、日本政府は対応できない。「一般市民の犠牲は防ぐ」というの
が基本的立場の日本警察は衝突事故が起こった後、現場に走って行き「後になって騒ぐ」ことばか
り繰り返している。

多くの世界の人々は日本が作った物は無条件に良くて安全だと信じている。日本人の‘匠の精神’
が見られる物は品質が優秀で安全だという信頼を得てきた。だが、2011年3月の津波で福島原発
が爆発し、そのような信頼は完全にこわれた。福島原発を運営してきた電力会社やこれを管理して
きた政府に「適当主義」が蔓延していた事実が確認され、日本の原子力発電所は安全だという‘根
拠のない神話’は一瞬にしてこわれてしまった。

戦後日本は‘憲法9条’に代弁される‘平和憲法’を一貫して維持してきた。韓国・中国など周辺国
家が日本の動きに絶えず憂慮の関心を持つ状況なのに国際社会は日本が‘平和国家の道’を歩
むことを認めた。だが、日本は安倍晋三政権になった後、集団的自衛権行使を容認し他国と‘戦争
できる国’の道に入り込むなど全く違う姿を見せている。

集団的自衛権を反映した安保法が29日施行に入り、隠されていた日本のもうひとつの顔がより鮮
明になっている。今夏行われる参議院選挙で安倍政権が勝利する場合、日本は改憲を通じて軍
隊を保有するいわゆる‘普通国家’の道に入る可能性がとても大きい。

日本という国は表面に明らかになった顔だけで判断しにくい部分が多い。日本を正しく知るために
は‘目に見える顔’の裏にかくされた顔を暴いて見なければならない。いつも静かで平和に感じら
れる日本の路地でヤクザの銃撃戦が起きているように、今は静かな羊のように見える日本が過去に
もそうだったようにいつかは虎になって再び現れることを考えなければならないようだ。

ユン・フィイル／東京

ソース：京郷新聞(韓国語) [特派員コラム]‘二つの顔’の日本
http://news.khan.co.kr/kh_news/khan_art_view.html?artid=201603292057545&code=990334

【日韓】 「二つの顔」の日本～静かで平和に見える日本の裏に隠されたもうひとつの顔。ヤクザ・原発・安保法／特派員コラム[03/29]

【日韓】「二つの顔」の日本～静かで平和に見える日本の裏に隠されたもうひとつの顔。ヤクザ・原発・安保法／特派員コラム[03/29]