【熊本地震】日本地震と指導者の態度～視察日程を取り消した安倍総理、他人事に無関心な態度／世界日報特派員報告[04/17]

蚯蚓φ ★＠＼(^o^)／

去る14日夜、韓国に住む友人から文字メッセージがきた。「日本で地震がおきたというが大丈夫？」その友人は地震が発生した熊本がどのあたり位置しているかも知らない。それで「東京では全く感じられなかった。熊本は距離で東京より釜山の方が近い」と言った。熊本に近い福岡に住む知人に連絡してみると「別に大きな振動はなかった」と言う。少しの間インターネットでニュースを検索した。建物が崩れたところがあるという話はあったが、人が死んだりケガしたという話はなかった。

「よくあること」と考えて関心を消した。次の日の朝、新聞を見ると地震で崩れた家の写真が1面を占めていた。そして大見出しで死亡者1～2人だと記されていた。昨年8000人余りの命を奪ったネパール地震に比べると‘別に大きなことではないね’と考えた。ところがそのような無感覚な私自身をふと悟ってびっくりした。

東京特派員に赴任してまだ二カ月にもならない昨年5月、埼玉県北部で発生した規模5.5の地震で東京で震度4の振動が感知された。記者は初めて経験する地震の衝撃に緊張した。今回の地震は規模6.5で震度7だった。家が崩れて数十人が亡くなり数千人の死傷者が出た。続く余震に夜中恐れに震えた熊本住民たちを考え直してみた。どれほど恐ろしかっただろうか。地震被害死亡者らの冥福を祈る。

いつからか、自分と関係ないと感じることにとても無関心になったようだ。言い訳かもしれないが、ひょっとして日本の雰囲気に染まったのだろうか。他人に絶対ご迷惑をかけず、他人事に干渉しない雰囲気のことだ。

日本の政治家たちを見れば庶民の人生に関心がないのではないかという気がする時がある。安倍晋三総理だけでも‘合計出産率1.8’を政策目標に掲げたが、保育施設問題にはこれと言った関心がないようだ。「保育園落ちた。日本死ね」という文がインターネットで話題になった時、彼は‘匿名で作成された文’という理由で信憑性に疑問を提して特別なことでないという態度を見せた。そうするうちに主婦らが国会前でデモや署名運動を行うとすぐにあたふたと緊急対策を出した。子供がいない安倍総理には保育問題は別世界の話だったようだ。

そういえば戦後世代の安倍総理が第二次世界大戦当時、日本が行った誤りを謝る問題に関心がないのも無理は無いという考えになる。自身は経験していないからだ。それで彼は何の罪悪感や恥もなしに歴史修正や憲法改正など「戦後体制脱皮」にまい進しているのかもしれない。

最近、ジョン・ケリー米国国務長官が広島平和記念公園を訪問して献花したのも安倍総理の戦後体制脱皮作業の成果の一つと見ることができる。日本はケリー長官の平和公園訪問を契機に「被害者コスプレ」をしながら米国が広島原爆投下を謝ったという方向に追い込んでいる。ケリー長官の平和公園訪問を呼び水とみなしてこの際、バラク・オバマ米国大統領の広島訪問も推進している。

日本の我田引水の歩みを眺める韓国の視線はきれいでない。日本は「日本国民が原爆被害を受けたことは事実と違うのか」とし、韓国のこういう視線が不適当だという風だ。あたかも不良学生が自身の誤りは伏せておいたまま、教師が過剰体罰したから謝れと要求する姿だ。いじめにあった学生の謝罪要求は熱心に無視しながらだ。

一般人ならば分からないが、国家指導者は関心がなくてもしなければならないことがある。安倍総理の歩みを見れば、国内外の懸案について指導者にふさわしくないと感じられる時がある。共同通信によれば安倍総理は16日、地震被害地域の熊本県視察日程を取り消したという。もっと急ぎの仕事があったのかもしれないが、地震被害住民を励ますことより重要な日程があるだろうか。日本軍慰安婦や国内保育問題で見えた対応が再現されたという感じを消すことはできない。

ウ・サンギュ東京特派員
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ソース：世界日報(韓国語) [特派員リポート]日本地震と指導者の態度
http://www.segye.com/content/html/2016/04/17/20160417001803.html

【熊本地震】 日本地震と指導者の態度～視察日程を取り消した安倍総理、他人事に無関心な態度／世界日報特派員報告[04/17]

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