【中央日報】韓国の装飾芸術には「ストーリー」が込められている[9/07]

ねこ名無し ★＠＼(^o^)／

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ベス・マキロップ委員は「博物館は過去と現在の創作物が共存する時に躍動感が感じられる」と語った。

「韓国の装飾芸術には『ストーリー』が込められている。朝鮮時代の粉青沙器は自然で、ユーモラスな韓国人を連想させ、新羅時代の華麗な金冠は王族の生活を想像させる。
過去には装飾芸術を欧州文化の専有物と考えていたが、韓国装飾芸術に対する世界の人々の好奇心が高まっている」。

４－６日に開催された「文化疎通フォーラムＣＣＦ２０１６」に出席するため韓国を訪問した、ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館（Ｖ＆Ａ）のベス・マキロップ研究委員（６３）の言葉だ。
１８５２年に英ロンドンに設立されたＶ＆Ａは数百万点にのぼる装身具・家具・金属類を保有する世界的な装飾芸術博物館。
マキロップ委員は１９９０年からこの博物館で勤務し、アジア部署の責任者（２００４－２０１０年）を経て今年３月まで６年間にわたり副館長を務めた。マキロップ委員は韓国とも縁が深い。
９２年に博物館内の韓国館設立を準備し、韓国館の初代キュレーターとして活動した。６日にマキロップ委員に会った。

マキロップ委員は「陶磁器収集品中心の韓国館をもっと多彩にしたい。このため現在、韓国館のキュレーターも韓国系英国人が務めている」とし「最近は韓紙を活用した工芸品に注目している。韓紙は繊維や血管を連想させる躍動感ある紙」と話した。
Ｖ＆Ａ本館１階にある韓国館は１３２平方メートル（４０坪）規模で、８００点以上の陶磁器・現代美術・工芸品などが展示されている。
マキロップ委員は「韓国館は特に現代美術とデザインを勉強する多くの国の学生がインスピレーションを得るためによく訪れるところ」と紹介した。

マキロップ委員は今回の訪韓が１２回目となる。韓国館設立のために仁寺洞（インサドン）や韓国の主な博物館を訪問した。「英国と韓国で韓国をよく説明できる作品を中心に収集し、韓国館を設置した」。

マキロップ委員は「１０代の時は博物館観覧をどの遊びよりも楽しむ少女で、２０代の時は東洋の文化と言語に関心が多かった」と振り返った。
マキロップ委員は英ケンブリッジ大で中国語修士を終えた後、１９７７年に中国北京大で中国の歴史と文化を勉強した。８３－８５年には英ロンドン大ＳＯＡＳ（東洋アフリカ研究学院）で韓国の言語と歴史を学んだ。

マキロップ委員は「９０年代と比べて韓国の博物館は展示キュレーティングの実力や通訳サービスのような観覧環境面で驚くほど発展した」としながらも「若い観覧客の興味を引くための努力を続けるべき」と助言した。
「Ｖ＆Ａのモットーは『現在が過去を併せる』。Ｖ＆Ａは新進作家の作品の展示を増やし、過去との調和を追求している。博物館は現在と過去が対話する空間でなければいけない」。

この日閉幕した「文化疎通フォーラムＣＣＦ２０１６」は韓国イメージコミュニケーション研究院（ＣＩＣＩ）が主催し、米ジャズボーカリストのティム・ストロング氏、オーストラリアの有名バリスタのポール・バセット氏ら世界各国の文化・芸術界関係者が出席した。

http://japanese.joins.com/article/377/220377.html