【朝鮮日報】慰安婦合意で政治的負担を抱える朴槿恵政権、韓日関係の早期改善は未知数[9/08]

ねこ名無し ★＠＼(^o^)／

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　朴槿恵（パク・クネ）大統領と日本の安倍晋三首相は7日（現地時間）、33分間会談した。
国際会議期間中に時間を割いて会談するという制限もあったが、基本的に大きな進展はなく、やっとのことで築いた関係改善へのステップを改めて固めようという趣旨の会談だった。
両首脳は同日、「昨年12月28日の慰安婦問題合意を契機に、両国関係に肯定的なモメンタム（勢い）ができつつあるだけに、未来志向的な韓日関係を発展させていく」という考えで意見が一致した。

　朴大統領は会談で、「昨年末の慰安婦問題合意以降、韓日関係は改善されつつある。北朝鮮の核・ミサイル能力の高度化は韓日両国にとって深刻な脅威だ。
北朝鮮の挑発行為に対する対応はもちろんのこと、北朝鮮の非核化を達成するため両国がさらに緊密に協力しよう」と述べた。安倍首相も「日韓新時代に進みたい」と言った。
この日の会談で北朝鮮の核・ミサイル問題に対する両国間の協力強化案を集中的に話し合ったのも同じ流れだ。安全保障問題を中心に両国関係を改善していこうという意味が込められていると見られている。

　大統領府はこの日、「両国首脳は5日に北朝鮮の弾道ミサイル発射に対し韓米日3カ国が協力し、国連安全保障理事会の（北朝鮮を糾弾する）メディア声明を迅速に採択したように、
北朝鮮のさらなる挑発の可能性を含め北朝鮮の核・ミサイル挑発に効果的に対応するため、韓米日3カ国が強力に連携・対応していくことにした」と明らかにした。
朴大統領は、日本政府が慰安婦問題合意に基づいて先月31日に10億円を拠出した「和解・癒やし財団」に言及、「『和解・癒やし財団』事業を通じて一日も早く元慰安婦の方々の名誉を回復し、心の傷を癒やせるよう協力していこう」と述べた。

　朴大統領と安倍首相が会談をするのは、昨年11月2日に韓国大統領府で初めて韓日首脳会談をして以来、今回が3回目だ。初会談時は慰安婦問題などの歴史問題が重要なテーマだった。この会談は実に3年6カ月ぶりに開催された韓日首脳会談だった。
だが、両首脳はこの時、慰安婦問題の解決策を打ち出せず、冷え切っていた両国関係の回復に向けて火をともしただけだった。そして昨年12月28日に両国政府は外務担当相会談で慰安婦問題交渉を妥結した。
今年1月と2月には北朝鮮の核実験やミサイル発射について両首脳が電話会談をした。その後、両首脳は3月31日に米ワシントンD.C.の核セキュリティ・サミット時に首脳会談をした。
両首脳はこの時、北朝鮮の核問題について集中的に協議し、緊密に協力することで意見が一致した。そして、朴大統領と安倍首相は7日の3回目の会談でも韓米日間による北朝鮮の核問題協力をあらためて確認し、韓日間の協力強化でも認識を共にした。
昨年末から韓日関係は少しずつ回復に向かっているということだ。

　しかし、両国関係がすぐに良くなるかどうかは未知数だ。安倍首相がこの会談で「少女像問題を含め（慰安婦問題）合意を着実に履行するよう努力してほしい」と少女像撤去問題に言及したのは、両国の対立の火種だ。両国の合意文には
「韓国政府は、日本政府が在韓国日本大使館前の少女像に対し、公館の安寧・威厳の維持の観点から懸念していることを認知し、韓国政府としても可能な対応方向について関連団体との協議を行う等を通じて適切に解決されるよう努力する」とある。
日本はこれを少女像撤去合意と主張しているが、韓国は合意でないという見解だ。安倍首相は今後も「合意文通り履行せよ」と何度も主張するはずなので、両国の確執の要因になる可能性がある。
大統領府関係者は「朴大統領は会談で少女像について言及しなかった」と語った。

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（>>2以降に続く）