【韓国】「韓国人に勇気与えたい」　韓国でブラジル武術普及に取り組むジャマイカ人[9/09]

ねこ名無し ★＠＼(^o^)／

ムネーオ・シムスンさん（４０）はまさに「多文化人」だ。ジャマイカ出身の彼は米国ペンシルバニア大ウォートン・スクールで学び、韓国でブラジル武術「カポエイラ」を教えている。
英語とスペイン語、ポルトガル語、そして韓国語をとても流ちょうに話す。シムスンさんは「自分の内面の声より他人の視線を気にする韓国の人々に、自分が本当にしたいことを探してできる勇気を与えたい」とした。
シムスンさんがソウル北倉洞（プクチャンドン）にスタジオを借りて週６日カポエイラを教えている理由だ。

シムスンさんが韓国と縁ができたのは２００４年。米国のソフトウェア会社でモバイルエンジニアとして働いていたシムスンさんは韓国取引先のエラー問題を解決するためにソウルに６週間の長期出張にやってきた。
シムスンさんは「仕事が終わって毎日酒を飲み、酒杯が空くとすぐに酒を薦める文化が初めは怖かった」と話した。だが、すぐになじんだ。「特に、韓国料理がとても口にあい、米国に戻ってもほとんど毎週韓国人食堂を探した」と話した。

その後、２００８年ウォートン・スクールＭＢＡインターンシップを韓国のＳＫテレコムで経験し、２００９年卒業後には正式に入社した。彼が韓国社会にカポエイラを普及させ始めたのもその時からだ。
「社内カポエイラサークルを作って会社地下２階のヨガスタジオで無料で教えた」と当時を振り返った。

シムスンさんは２０００年コンピュータゲーム「鉄拳３－ＴＥＫＫＥＮ　３－」をしながらカポエイラを知った。
「ゲームの中のエディ・ゴルドというキャラクターの武術がかっこよく見えました。キャラクターの実際のモデルであるカポエイラの達人を探して米国バークレーまで行って学んだんですよ」と話した。

カポエイラは５００年余り前、ブラジル黒人奴隷の護身武術から発展してきたものだ。ダンスのような流麗な動作が特徴だ。シムスンさんがカポエイラに魅了された理由は二つ。一つ目は自分のことを振り返る契機になったことだ。
シムスンさんは「カポエイラを始める前、私は自分がとても頭がよく力も強く、優秀な人間だと思っていた。だが、カポエイラはとても難しくてなかなかついていけなかった。傲慢な自分の考えが愚かだったことに気づいた」と話した。
二つ目は不可能はないことに気づかせてくれたことだ。ひたすら難しいだけだった動作がある日を堺にうまくできるようになった。

「カポエイラは誰でも練習すればできる運動です。足が一つの人もできます。カポエイラを通じて不可能を可能にする力を知りました」。

シムスンさんは２０１２年、会社をやめた後も韓国にとどまりながらカポエイラを教えている。カポエイラのメッセージが韓国社会にぜひ必要だと考えているからだ。
彼は「これまで教えた弟子が１５８人（ＳＫサークル会員含む）」と自慢するが、経済的には余裕はない生活だ。２０人余りの受講生から受け取る月２０万ウォン前後の授業料でスタジオ賃貸料と運営費を出すのもギリギリだ。

「ジャマイカの両親ははやく帰ってこいと催促しますが、私の内面の声はずっと韓国にいるようにと言っています。その声に従う勇気をカポエイラが教えてくれています」。

http://japanese.joins.com/article/422/220422.html

http://japanese.joins.com/upload/images/2016/09/20160908100149-1.jpg
ムネーオ・シムスンさんは「子供たちにもカポエイラを教えたい」と話した。

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