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【経済】ドル並みの信頼長い道のり 人民元、来月国際通貨入り[9/28]

1 :ねこ名無し ★@\(^o^)/:2016/09/28(水) 05:40:42.63 ID:CAP_USER.net
 中国人民元が10月1日、国際通貨基金(IMF)の特別引き出し権(SDR)の構成通貨に加わる。人民元を自国の経済・政治力に見合う通貨にしたい中国にとって、一つの節目となる。ただし、国際通貨として米ドルに並ぶ信頼を得るには、まだ長い道のりが待っている。

 1969年に生まれたSDRの構成通貨は現在、ドル、ユーロ、円、ポンド。SDRへの採用をきっかけに、各国中央銀行や政府系ファンドの資金が人民元に向かう可能性もある。半面、中国当局による市場介入への疑惑や資本規制の強化が人民元の魅力を弱めている。IMFの最新調査では、世界の中銀の外貨準備高に占める人民元の割合はわずか1.1%であり、ドルの63.7%に大きく引き離されている。

 インベスコ・アセット・マネジメントのチーフエコノミスト、ジョン・グリーンウッド氏(ロンドン在勤)は「中国当局は人民元を国際的な準備通貨にすると同時に、規制も維持したい考えだ」と述べ、人民元のSDR採用はこれまでの流れと異なると指摘。従来は自由にアクセス・利用できる通貨がSDRに組み込まれてきたと説明した。

 SDR通貨バスケットにおける人民元の構成比率は、ドルとユーロに次いで3番目に大きい10.92%となる。構成通貨の変更は99年以来初めて。

 中国は外国投資家による金融市場参入への規制を緩和する一方で、安定確保のための介入も実施している。昨年は、人民元切り下げによる資金流出を受け、海外への資金移動規制を強化した。

 米ハーバード大学アジアセンターのウィリアム・オーバーホルト上級研究員は、人民元が世界の主要準備通貨となるには、中国が「金融市場を完全に開放し、何らかのストレスが発生した場合にも、開放状態が維持されることを世界の市場に納得させなければならない。そのためには数年間が必要で、すぐには不可能だ」と指摘。当面の間、準備通貨としての人民元の利用は限られると予想した。

 一方で、HSBCホールディングスの新興市場通貨調査責任者、ポール・マッケル氏らストラテジストは先週、SDRに人民元が加わることで、中国債券市場への外資参入が見込まれるため、当局は規制緩和に踏み切れる可能性が出てくるとの見通しを示していた。(ブルームバーグ Justina Lee)

http://www.sankeibiz.jp/macro/news/160928/mcb1609280500016-n1.htm
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/160928/mcb1609280500016-n2.htm

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