【韓国】第4世代放射光加速器開発へ、日米に次いで世界で3番目＝朴槿恵大統領は自画自賛―韓国メディア[9/30]

ダース・シコリアン卿 ★＠＼(^o^)／

2016年9月29日、韓国・聯合ニュースによると、韓国の朴槿恵（パク・クネ）大統領は同日出席した浦項工科大学であった「第4世代放射光加速器竣工式」で、「韓国はまた一つ科学技術の夢を実現し、未来に向かう大きな一歩を踏み出した」と述べた。環球時報（電子版）が伝えた。

放射光加速器は、光に近い速さで電子を動かし、放射光を作り、物質の構造や現象をとらえる最先端設備。第4世代の放射光加速器は、前世代に比べて使う光が1億倍明るく、1000倍の速さで細胞やたんぱく質などを観察できる。

朴大統領は「日米に次いで世界で3番目に第4世代放射光加速器を開発した。最先端の科学技術開発に向け土台ができた」と話した。

（翻訳・編集/大宮）
http://www.recordchina.co.jp/a137635.html

参考

ポスコグループ世界で3番目の第4世代放射光加速器、本格的な試運転に突入 2016-04-21
http://www.posco.com/hfiles/jp/commonPds05/1746891545bc760e45f0224d8f681566.jpg

- 1000兆分の1秒の動きを観察する精巧な顕微鏡、IT・医療などへの応用に期待

アメリカ・日本に続き世界で三番目にポステックに建設された第4世代放射光加速器が本格的な試運転に入った。

第4世代放射光加速器は、電子を急加速させて作った光で非常に小さな物質を観察する巨大かつ精巧な「顕微鏡」である。

第4世代放射光加速器は、第3世代より100億倍、太陽より100京倍明るい光を作り出すため、「刹那」よりもさらに速いフェムト秒（1000兆分の1秒）で起こる動きも正確に捕捉する。したがって、生きている細胞を用いて生命現象をリアルタイムで観察することができる。

ポステックと未来創造科学部は、2011年4月に第4世代放射光加速器構築事業を開始して昨年末に建設を終えた。昨年10月から細部装置のテストを行い、4月12日に放射線発生装置の使用許可を受け、14日に設計性能である6メガ電子ボルト（MeV）の発生に成功した。

これは、1.5V電池400万個に匹敵するエネルギーである。

今回の第4世代は、電子銃（電子発生・供給装置）などのコア装置の約70％を国産化したという点で意味が大きい。ポステックが設計・製作し中小企業が部品を加工するなど、300社以上の韓国企業が本建設に参加した。

今年の年末までに段階別試運転による性能が最終確認されると、2017年から原子・分子物理学、表面の研究、材料科学・化学、生命科学分野などの基礎研究はもちろん、IT、新薬開発、半導体、エネルギー医療などの応用研究において多方面で利用できる。

http://www.poscojapan.co.jp/jpn/promotion/sub03_promotion_01news_02view.asp?idx=152