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【軍事】韓国の対北核ミサイル兵器配備、実態は陸軍向けのバラマキか[10/4]

1 :ダース・シコリアン卿 ★@\(^o^)/:2016/10/04(火) 11:45:04.37 ID:CAP_USER.net
北朝鮮の核ミサイルに対する中心的な対策として韓国国防部(省に相当)が推進している「キルチェーン」が、地対地弾道ミサイル・巡航ミサイルの配備に予算の大部分を用いていることが判明した。

これらの兵器は、走行中の移動式発射車両(TEL)や強固な地下施設の破壊には、あまり効果がない。TELや地下施設を正確に破壊する上で効果的な空対地精密誘導兵器の配備には、予算の10%程度しか投入しない計画になっており、キルチェーンの実効性に対する批判が再び持ち上がるものとみられる。

韓国国会国防委員会に所属する野党正義党の金鍾大(キム・ジョンデ)議員が2017年度国防予算政府案や防衛事業庁成果計画書、合同参謀本部(合参)の報告内容などを分析した結果によると、国防部はキルチェーン構築のため、20年代中盤までの打撃兵器配備予算として合計9兆ウォン(現在のレートで約8250億円。以下同じ)ほどを配分。

このうちの90%近い約7兆9000億ウォン(約7242億円)が弾道・巡航ミサイル事業に用いられることが判明した。キルチェーンの具体的なミサイル配備予算の内訳が確認されたのは、今回が初めてだ。

来年度の国防予算政府案の場合、「玄武第2次性能改良」など弾道・巡航ミサイル事業だけでも計5107億ウォン(約468億円)を配分したのに対し、空対地精密誘導兵器には1018億ウォン(約93億円)しか反映しなかった。

韓国軍当局は3−4年前から弾道・巡航ミサイル、特に弾道ミサイルに集中的な投資を行っており、今後もその比重を高めていく計画だ。これらのミサイルは、地上にある北朝鮮の核基地およびミサイル基地、主席宮など平壌市内の目標、海軍・空軍基地など地上の固定標的を破壊するのには効果的だ。

問題は、北朝鮮のTELが動いている場合、弾道・巡航ミサイルにはこれを破壊する能力がないという点だ。

また、弾頭の種類としてはクラスター弾(多数の子弾を内蔵した弾頭)が多く、地下数十メートルにある施設を破壊するには限界がある。弾道ミサイル(玄武2)の場合、精度が30メートル以内ということで、坑道や地下バンカーの入り口などを正確に攻撃することも難しい。

巡航ミサイル(玄武3)は精度がおよそ3メートル以内なので精密攻撃が可能だが、飛行速度が遅いため対応も遅くなり、さらに弾頭が小さいため、坑道の入り口などを完全に破壊するには威力が弱い。

これに対し「タウルス」などの空対地ミサイル、統合直接攻撃兵器(JDAM)・バンカーバスターなどの精密誘導爆弾は、坑道や地下施設の入り口を正確に破壊することができ、地下貫通破壊能力も優れている。戦闘機に搭載される精密誘導爆弾などは、目標上空付近でリアルタイムに情報が得られる場合、移動中のTELも攻撃できる。

金鍾大議員は「国防部は、キルチェーンの概念や戦略を米空軍からそのまま持ってくる一方で、実際の打撃戦力としては、作戦遂行上あまり効果がない弾道・巡航ミサイルの配備に熱を上げている。これは、核ミサイルの脅威への対応を名分として、陸軍向けのバラマキに乗り出した格好」と語った。

弾道・巡航ミサイルは陸軍で運用し、空対地ミサイルは空軍で運用する。陸軍の力が強いので、実効性が薄いにもかかわらず、陸軍中心の戦力増強が行われているという。

これとともに、キルチェーンの「目」と「耳」に当たる監視偵察能力も問題として指摘された。従来の韓米の偵察衛星や偵察機、無人偵察機などでは、TELの動きを全て把握することはできないからだ。特に開戦初期、北朝鮮の防空網を突破してTELの位置を把握したり直接破壊したりするステルス無人偵察・攻撃機の役割が重要だという。

韓国軍の元高官の一人は「ステルス兵器、電磁パルス(EMP)兵器などによって北朝鮮の核ミサイルシステムの中枢神経網を効果的に破壊しようとする努力などが必要」と語った。


朝鮮日報/朝鮮日報日本語版 ユ・ヨンウォン記者
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2016/10/04/2016100400741.html
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2016/10/04/2016100400741_2.html

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