【国際】脱北者家庭の子供の父親、半数以上は中国人[11/07]

たんぽぽ ★＠＼(^o^)／

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2016/11/07/2016110701013.html

　韓国国内の小中高校に在学する脱北者家庭の児童生徒たちのうち、第三国（ほとんどが中国）で生まれた子の数が北朝鮮で生まれた子の数を昨年初めて上回ったことが分かった。これは北朝鮮から逃げ出した女性たちが中国で人身売買などの被害に遭い、中国人の子供を産んでから命からがら韓国にやって来たケースが増えているためとみられる。

　韓国教育部（省に相当、以下同じ）が6日に公表した資料によると、脱北者家庭の児童生徒（小中高校生）のうち、中国などで生まれた子の数は昨年末の時点で1249人で、北朝鮮で生まれた子（1226人）の数を初めて上回った。今年9月に行われた同じ調査でも、その時点で在学している脱北者家庭の子供のうち51.2%（1383人）が第三国生まれだった。第三国生まれの子供たちは98.6%が中国出身だった。

　北朝鮮人権団体の関係者は「北朝鮮住民の父よりも中国人の父から生まれた子供たちの方が多くなった背景には、脱北した女性たちが中国で悲惨な人権侵害を受けている現状を示すものだ」との見方を示した。ある脱北女性は「ブローカーだけを信じて中国に行ったが、人身売買業者に売り飛ばされてからあちこち連れ回され、ありとあらゆる悲惨な目に遭った」「性的な慰み者として売り飛ばされた脱北女性たちは、逃げられないように裸で監禁されるようなケースもある」などと伝えた。脱北女性らも奴隷のような生活を続けながらある程度中国での生活に慣れると、幼子を連れて韓国に逃げ出すか、あるいは自分が先に韓国に逃げ出し後から中国にいる子供を呼ぶようだ。

　ある脱北ブローカーによると、北朝鮮では2009年末に貨幣改革が失敗し、それによって生活が苦しくなった女性たちが当時数多く脱北したという。このブローカーは「中国や韓国に知り合いが誰もいない状況で脱北を敢行し、結局は人身売買組織によって中国人に売り飛ばされた女性たちが、昨年から韓国に来るようになったようだ」との見方を示した。また北朝鮮の内部事情に詳しい別の消息筋は「最近は脱北者は70－80％が女性だが、中国で脱北女性から生まれた子供の数は最大で2－3万人に達するのではないか」と予想している。