【韓国】国政介入:「朴大統領の指示で崔順実氏に文書」＝元秘書官が供述[11/8]

ダース・シコリアン卿 ★＠＼(^o^)／

韓国大統領府の機密文書を崔順実（チェ・スンシル）容疑者（60）に渡したとして、公務上の機密漏えいの疑いで逮捕された元大統領府付属秘書官、チョン・ホソン容疑者が検察の取り調べに対し、「朴槿恵（パク・クンヘ）大統領の指示で文書を崔氏に渡した」と供述していることが7日までに分かった。　　

検察などによると、チョン容疑者は「大統領が演説文の草稿は多くの人が検討するのが好ましいとして、崔氏にも渡して意見を聞くようにと話したために草稿を渡した」と供述した。

チョン容疑者はまた、「崔氏は演説文などを事前に閲覧したが、それは単純に意見を聞くことが目的で、直接文面を修正したわけではない」とも話しているという。

検察は最近、チョン容疑者から入手した携帯電話2台からチョン容疑者が朴大統領や崔氏と通話した内容を録音したファイルを多数確保した。

録音ファイルには朴大統領が「崔氏に渡してほしい」とチョン容疑者に指示したものも含まれているという。チョン容疑者は大統領との通話内容を録音した理由について、「指示を正確に実行するためだった」と説明した。

いわゆる「3人衆」の1人であるチョン容疑者が検察に取り調べで、「機密漏えいは大統領の指示だ」という趣旨の供述を行ったことを受け、検察による朴大統領からの事情聴取が避けられなくなったとの分析が浮上している。

検察の特別捜査本部は、朴大統領が昨年7月24日、サムスン、現代自動車など大企業のトップ17人と大統領府で昼食懇談会を開いた直後、一部の企業トップと単独会談していたことをめぐり、その内容を調査する方針を明らかにした。

朴大統領は懇談会で「韓流を広げるため、企業が財団をつくって支援するのが望ましい」と要請しており、懇談会の当日と翌日に企業トップ7人とそれぞれ会ったとされる。

検察は元大統領府政策調整首席秘書官の安鍾範（アン・ジョンボム）容疑者の携帯電話を押収して分析した結果、大統領と企業トップによる会談に関する資料を一部発見し、安容疑者に具体的な事情を追及している。

一方、検察は7日、一連の事件に禹柄宇（ウ・ビョンウ）大統領府民政首席秘書官も介入していた疑惑について、禹氏の出国を禁止し、職務怠慢などの疑いで調べを進めることを明らかにした。

禹氏は崔氏ら影の実力者による国政介入を知りながら、それを黙認したり、助けたりした疑いが持たれている。このほか、検察は同日午後9時40分ごろ、収賄の疑いで韓国コンテンツ振興院のソン・ソンガク元院長を逮捕した。

朝鮮日報／朝鮮日報日本語版チョ・ベッコン記者 , 尹柱憲（ユン・ジュホン）記者
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2016/11/08/2016110800690.html