【朝鮮日報】海外メディア「サムスン電子副会長は国会で、罰せられた生徒のように座っていた」　韓国の根深い政経癒着についても批判

ねこ名無し ★＠＼(^o^)／

　朴槿恵（パク・クンヘ）大統領の親友、崔順実（チェ・スンシル）被告による国政介入事件の真相究明に向けて6日に行われた国政調査の聴聞会には、韓国の大企業トップ9人が出席し、海外メディアも大きな関心を示した。

　外信各社は「記憶にない」などと知らんぷりを決め込む企業トップらの態度を指摘するとともに、韓国の根深い政経癒着文化を批判した。

　米ワシントン・ポストは6日（現地時間）「韓国で最も影響力のある人物（most powerful man）である李在鎔（イ・ジェヨン）サムスン電子副会長は国会で、罰せられた生徒（chastened schoolboy）のように座っていた」と報じた。

　同紙は続けて、サムスンが朴大統領だけでなく崔被告とその娘に便宜を図っていた疑惑についても報じ「サムスンは青瓦台（大統領府）と財閥の政経癒着問題の中心にいる、との主張が出ている」と説明した。

　英国BBCは、李副会長が自身の高額の相続税に関する質問に困惑してつばを飲み込む様子や、病床にある父の李健煕（イ・ゴンヒ）会長の話が出た際に涙ぐむ様子など、聴聞会での様子を具体的に報じた。

　BBCはさらに、崔被告が設立した二つの財団にサムスンが資金を拠出したことについて、李副会長が「善意で政府に寄付した」と一貫して主張したために国民の怒りが財閥に向かっていると指摘し、韓国の財閥について詳しく報じた。

　BBCは「財閥一族の総帥は通常、運転手付きの車の後部座席に座っている。車のガラスは黒くて中は見えない」「カネと権力によって、離れた居住地に住み、めったに公の席には出てこないが、この日は珍しく国会に姿を見せた」と伝えた。

　韓国の根深い政経癒着に対する指摘も相次いだ。

　ブルームバーグ電は、大企業トップらが聴聞会での質問に一貫して「知らない」「思い出せない」などの答弁を繰り返したことに触れ、CEOスコアのパク・チュグン代表の発言を引用し「聴聞会で『知らない』という答弁に終始した大企業の代表らが、どうやってグローバル企業を運営しているのか疑問だ」と報じた。

　米紙ウォール・ストリート・ジャーナル（WSJ）も「韓国では企業が政府の計画に資金を出し、見返りを期待する慣例が数十年にわたり深く根付いている」として「韓国の財閥の歴史は、政府官僚らの寛大さと共に歩んできた」と指摘した。

　また、財閥による惜しみない後援は、罪をおかした財閥トップらに対する大統領の赦免という形につながっていったとして「サムスン、SK、ハンファ、現代自動車、CJグループ、これらは全て過去10年の間にトップが刑事事件で刑を言い渡されて、後に大統領によって赦免された」と報じた。

　WSJは故・朴正煕（パク・チョンヒ）大統領にも言及した。WSJは「1960－70年代に朴正煕大統領が韓国の重工業を成長させるために財閥と密接な関係を築いた」として「韓国政府は昔から、企業側から寄付を集めようと財閥の私的ロビーグループである全国経済人連合会（全経連）に頼っている」と指摘した。

コ・ソンミン記者

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2016/12/07/2016120703112.html

【朝鮮日報】海外メディア「サムスン電子副会長は国会で、罰せられた生徒のように座っていた」 韓国の根深い政経癒着についても批判

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