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【ヤルタ密約72年】ソ連起草の原本発見 千島割譲を「引き渡し」と表記 日本固有の領土と認識 米英の弱みつけ込んだソ連[2/24]

1 :ねこ名無し ★@\(^o^)/:2017/02/24(金) 02:29:16.12 ID:CAP_USER.net
 【ロンドン=岡部伸】大戦末期の1945年2月に米英ソ首脳がクリミア半島ヤルタで、ソ連の対日参戦と引き換えに日本領土だった南樺太、千島列島をソ連に割譲するなどの密約を交わしたヤルタ会談をめぐり、ソ連側が作成した合意文書の草案原本が22日までに英国立公文書館で見つかった。

 日露戦争で帝政ロシアが失った南樺太は「返還される」と表記する一方、千島列島は「引き渡される」と起草段階から区別していたことが判明。ソ連側が同列島を日本固有の領土と認識していた証左で、カイロ宣言(1943年)の領土不拡大の原則に違反するとの議論を想定していたためとみられる。

 ロシアが北方領土領有の最有力根拠とするヤルタ密約が交わされて2月で72年が経過したが、連合国内の批判を封じながら千島列島の強奪を狙ったソ連側の謀略が浮き彫りとなった。

 草案の原本は英語で、文頭に「2月10日 モロトフ(外相)から国務長官に手渡される」とのメモ書きがある。スターリン首相らソ連側が起草し、ハリマン駐ソ米国大使を通じて、ステティニアス米国務長官に渡され、米英側に提示された。ソ連がドイツ敗戦後2〜3カ月で対日参戦すると定め、条件として、(1)外蒙古(現モンゴル)の現状維持(2)南樺太の「返還」など日露戦争で失った領土と権利の回復(3)千島列島の「引き渡し」−を盛り込んだ。

 対日参戦の条件としてスターリン首相は、43年のテヘラン会談から、帝政ロシアが、日露戦争を終結させた05年のポーツマス条約で失った領土と権益の回復をあげ、ヤルタではルーズベルト米大統領に対し、南樺太と千島列島を抱き合わせて旧ロシア領として割譲を求め、同意を得ていた。

 ただし、千島列島は、1855年の日露通好条約でまず択捉(えとろふ)・ウルップ島間に国境が引かれ、75年の樺太千島交換条約で千島北東端のシュムシュ島までが日本領となった。このため日露戦争で失った南樺太とは一線を画す必要があったとみられる。

 草案は中国の権益に関する個所に修正が行われた以外は踏襲され、3首脳は2月11日、最終合意書に署名。ソ連は約半年後の45年8月、これを根拠に千島列島に侵攻、占拠した。

 カリフォルニア大学サンタバーバラ校の長谷川毅教授(日露関係史)は「草案にはスターリン首相の深謀の跡がうかがえる」と話す。

http://www.sankei.com/world/news/170223/wor1702230003-n1.html
http://www.sankei.com/world/news/170223/wor1702230003-n2.html

http://www.sankei.com/images/news/170223/wor1702230003-p1.jpg
モロトフ外相から2月10日に手渡されたとメモ書きされたヤルタ密約の草案の原本。3でクリル諸島(千島列島)はソ連に引き渡されると書かれている(英国立公文書館所蔵、岡部伸撮影)
http://www.sankei.com/images/news/170223/wor1702230003-p2.jpg
ヤルタのリバディア宮殿で記念撮影するチャーチル英首相、ルーズベルト米大統領、ソ連のスターリン首相(左から)の3巨頭(英国立公文書館所蔵)
http://www.sankei.com/images/news/170223/wor1702230003-p3.jpg
米政府内に構築されたソ連諜報活動網のチャート図(MI5作成)。エージェントの1人にヒスが記されている
http://www.sankei.com/images/news/170223/wor1702230003-p4.jpg
ヤルタ「密約」合意文書についてチャーチル英首相の指示で国王ジョージ6世はじめ、戦時内閣閣僚などに送付することを伝える1945年2月25日付公文書(英国立公文書館所蔵、岡部伸撮影)

2 :ねこ名無し ★@\(^o^)/:2017/02/24(金) 02:29:37.50 ID:CAP_USER.net
>>1の続き)

【ヤルタ密約72年】米英の弱みつけ込んだソ連 “お墨付き”得て北方四島を占拠

 1945年2月に米英ソ3巨頭がヤルタで会談し、ソ連の対日参戦と引き換えに日本領の南樺太と千島列島を割譲するなどの密約を交わしてから72年。今日までロシアが北方四島領有の根拠とするが、英国立公文書館で本紙が発見した極秘文書などを読み解くと、謀略や駆け引きが繰り広げられた舞台裏が浮き上がる。(ロンドン 岡部伸)



 ◆ピンポン」に疑問

 「歴史的ピンポン(卓球のようなきりのないやりとり)を止める必要がある」。昨年末の日露首脳会談後の記者会見。プーチン露大統領は、北方領土をロシア固有の領土との認識を示した上でこう発言した。

 しかし、本紙が英国立公文書館で発見したソ連作成のヤルタ密約草案は、スターリン首相自身がもともとロシア領ではないとみなした北方四島を米英の“お墨付き”を得て確信犯的に奪い取った事実を浮き上がらせた。それを「ピンポン」と呼ぶには無理がある。

 ルーズベルト、チャーチル、スターリンの3巨頭は1945年2月4〜11日、クリミア半島の保養地ヤルタに集まり、戦後体制について協議した。

 日ソ中立条約が有効でありながらスターリンは5日目の8日、ルーズベルト米大統領との会談で対日参戦条件を示し、即諾された。グロムイコ駐米ソ連大使の回想録によると、ルーズベルトは会談前、南樺太と千島列島をソ連領とすることに同意する覚書をスターリンに送っていたのだ。

 ◆にじむ深謀遠慮

 スターリンが対日参戦の意志を米国に伝えたのは43年10月の米英ソ外相会談。翌11月のテヘラン会談では、見返りとして日露戦争に敗れポーツマス条約で失った南樺太や大連の租借権など帝政ロシアの領土・権益を要求した。

 しかし、日独の敗色が濃厚となった44年12月には、日露戦争の“損失”ではない千島列島も南樺太と合わせて要求。ヤルタではルーズベルトとの合意内容を文書化することを提案した。ソ連が作成したその草案が、今回英国立公文書館で見つかった極秘文書だ。

 スターリンはその中で、日露戦争で日本が譲り受けた南樺太はソ連に「返還される」とし、一貫して日本領だった千島列島は「引き渡される」とした。旧ロシア領ではない千島列島の割譲が大西洋憲章やカイロ宣言で禁じた領土拡大に該当する−との議論を自ら懸念していたのだろう。書き分けた文面には、深謀遠慮を施した形跡がうかがえる。

 千島列島に北方四島が含まれるかどうかも不明のまま、米英はソ連案をほぼ丸のみしたばかりか、日本降伏後の実現まで確約し、スターリンの千島「奪取」を裏書きした。ソ連に大幅譲歩する合意に再考を促したハリマン駐ソ米国大使に、ルーズベルトは言い切った。

 「ロシアが対日戦の助っ人になる利益に比べれば、千島は小さな問題だ」

 ◆スターリン「圧勝」

 ヤルタでスターリンが「圧勝」したのは、米英の弱みにつけ込んだからだ。

 当時、米国では原爆は完成しておらず、本土上陸作戦では日本軍の抵抗で50万人の兵士が犠牲になり、対日戦が47年まで続くことが想定され、ルーズベルトが「背後」からのソ連参戦を熱望していた。

 英国も欧州戦線でドイツの最後の反攻に苦戦。スターリンは、ルーズベルトがアルバレス病(動脈硬化に伴う微小脳梗塞の多発)で覇気を失っていたことも知っていた。中西輝政京都大学名誉教授は「ソ連対日参戦を優先したルーズベルトがスターリンの領土拡大の野望を受け入れた結果、北方領土問題が生じたといえる」と話す。



 ■「連合国の違反議論を予想」

 カリフォルニア大学サンタバーバラ校の長谷川毅教授の話「草案は考え抜かれた深謀の跡がうかがえる。スターリン首相が、千島列島を日露戦争という『日本国の背信的攻撃によって侵害』された『返還』される領土と区別して、『引き渡される』領土としたのは、千島列島が日本固有の領土であり、これを日本から引き離すことは、戦争による領土拡大を禁止した大西洋憲章とカイロ宣言に違反するという議論が連合国内で起きることを予想していたためだ。こうした区別で千島列島のソ連への譲渡を確実なものにしたのだろう」

http://www.sankei.com/world/news/170223/wor1702230006-n1.html

(続く)

http://www.sankei.com/images/news/170223/wor1702230006-p1.jpg

3 :ねこ名無し ★@\(^o^)/:2017/02/24(金) 02:29:50.52 ID:CAP_USER.net
(続き)

【ヤルタ密約72年】ソ連スパイ、米報告を除外か 病身のルーズベルト大統領を欺いた疑いも

 ルーズベルト大統領側近としてヤルタに同行し、ソ連の軍参謀本部情報総局(GRU)エージェントとして暗躍したアルジャー・ヒス。英情報局保安部(MI5)もヒスをソ連のスパイと独自に認定していたことが、英国立公文書館所蔵の極秘文書で分かった。

 ルーズベルト政権にはヒスはじめ200人を超すソ連のスパイや工作員が侵入していたことが、米国家安全保障局(NSA)の前身組織がソ連の暗号を傍受・解読した「ヴェノナ文書」で判明。1950年代にヒスは「非米活動調査委員会」に喚問され、スパイを否定した偽証罪で懲役5年の判決を受けた。

 一方で、MI5が1956年に作成した「ソビエト・インテリジェンス・アルバム」にも経歴が記され、同時期に英国もヒスのスパイ活動を突き止めていた。

 弁護士出身のヒスは農務省、司法省職員を経て36年に国務省入り。44年に国務省特別政治問題担当局長になり、45年2月のヤルタ会談では、ステティニアス国務長官の首席顧問として全会合に出席。ルーズベルト大統領からも頻繁に意見を求められたという。

 「ヤルタからヒロシマへ 終戦と冷戦の覇権争い」(マイケル・ドブズ著)などによると、国務省は44年12月に、「南千島(歯舞、色丹、国後、択捉の4島)は日本が保持すべきだ」との極秘報告書を作成、会談前にルーズベルトとステティニアスに手渡した。しかし、ルーズベルトが読んだ形跡はなく、ヒスが会談の参考文書から除外したとの見方が有力だ。

 報告書はモスクワに渡り、スターリン首相が熟読していたことがソ連側公開文書で判明。北方領土はインテリジェンス(諜報)を駆使してスターリンが病身のルーズベルトを欺いて強奪した疑いが濃厚となった。

http://www.sankei.com/world/news/170223/wor1702230009-n1.html

http://www.sankei.com/images/news/170223/wor1702230009-p2.jpg
アルジャー・ヒス

(おわり)

4 :<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん@\(^o^)/:2017/02/24(金) 02:32:49.93 ID:SSQCk0ov.net
スターリンとかいう基地外のせいで国がポロポロになったんだよな確か

5 :<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん@\(^o^)/:2017/02/24(金) 02:34:58.64 ID:iMLLchMd.net
国際司法裁判所に付託できんのこれ

6 :<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん@\(^o^)/:2017/02/24(金) 02:36:13.76 ID:DCu7YWvR.net
国際司法裁判所でも北方領土は日本領ってなる確率が上がったってこと?

7 :<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん@\(^o^)/:2017/02/24(金) 02:52:11.63 ID:mEGs8880.net
>>6
米はヤルタ協定はルーズベルトの個人のやったこと(越権行為)で
米国の関知したことではないというスタンスを取ってるはず。
つかヤルタ協定は破棄を通達→その後、そもそも無効としてる。

http://mint.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1480928320/
>ソ連はヤルタ密約を根拠に当時有効だった日ソ中立条約を破棄し、
>満州(中国東北部)や北方四島に侵攻し占領。後継国家のロシアも
>北方領土の領有権を主張してきた。

>一方、米国では53年に就任した共和党のアイゼンハワー大統領が
>年頭教書演説で、「あらゆる秘密協定を破棄する」と宣言して問題が表面化。

>56年には、アイゼンハワー政権が「ヤルタ協定はルーズベルト個人の文書であり、
>米政府の公式文書でなく無効」との国務省声明を発表し、ソ連の領土占有に
>法的根拠がないとの立場を鮮明にした。

8 :<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん@\(^o^)/:2017/02/24(金) 03:11:53.46 ID:vbZsWK8M.net
もう実効支配されてるんだから
どうしようもないんだけどねw
ダラダラと終戦を先延ばしにした日本も自業自得だしw

9 :<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん@\(^o^)/:2017/02/24(金) 03:29:17.39 ID:1DsT0Dqj.net
米人も英人の子孫が元だからな

アングロサクソンの謀略、特に残虐さや貪欲さにおいては
ユダヤ人に勝るとも劣らん下劣っぷりだよな (´・ω・`)

10 :<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん@\(^o^)/:2017/02/24(金) 03:30:10.15 ID:4+TkP8ym.net
終戦当時の外務大臣は朝鮮人
またこれがソ連に終戦仲介依頼してたからね
最後までソ連を信じていた

11 :<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん@\(^o^)/:2017/02/24(金) 03:42:10.22 ID:rjQ2U0sJ.net
ロシアもいい加減返せばいいのに。人口減、主な産業もなくこのまま
朽ち果てていくだけなのに。

12 :<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん@\(^o^)/:2017/02/24(金) 03:46:03.81 ID:h30luw9t.net
米政府はヤルタ密約はルーズベルトの私的行為だから認めていないけど、
そもそもルーズベルトがくたばった後、トルーマンらは千島引き渡しに反対したのに
結局サンフランシスコ条約で実現したのはなぜか?

8 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/10/21(土) 00:59:51 ID:UXHjFOEW0
週刊金曜日 2006年10月20日号

専門家が読み解く交渉過程
日本をはめた米国の策略(グレゴリー・クラーク)
北方領土問題が解決しない背景には、半世紀前の日本政府の方針転換がある。
その背後に米国の圧力があったことを知る人は少ない。
http://www.kinyobi.co.jp/Recent/blurb

この記事で、クラークが言うには、米国政府が日本に千島返還要求の取り下げを
強要した背景には、国連で米国がミクロネシア諸島の管理権を手にするために
ソ連と密約したという日本人学者の説や、ソ連軍が影響力を及ぼすオーストリア情勢、
あるいは、クラーク自身の説として、反日のオーストラリア政府の圧力といった説を
紹介している。

13 :<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん@\(^o^)/:2017/02/24(金) 03:48:37.94 ID:AX6s9XIC.net
>>11
もっと弱ったら樺太まで取っちゃえばいいだけ

14 :<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん@\(^o^)/:2017/02/24(金) 03:50:27.99 ID:h30luw9t.net
確かに、1951年に米国および他の連合国と交わしたサンフランシスコ講和条約において日本は、千島列島に対する
「すべての権利、権原及び請求権を放棄」した。ただこの放棄は、連合国の一部からの強い圧力の元、やむを得ず
なされたものである。非常に反日的だったオーストラリアを始め、米国も、国連安全保障理事会において
ミクロネシアの信託統治についてソビエトの協力を秘密裏に求めていた。
http://www.gregoryclark.net/jt/page138/page138.html

15 :<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん@\(^o^)/:2017/02/24(金) 03:54:04.23 ID:h30luw9t.net
オーストラリア式復讐
http://www.gregoryclark.net/jt/page78/page78.html
 ほぼ25年後にキャンベラで公開された文書によれば、オーストラリアのネゴシエーターがサンフランシスコで動いていた
ことがわかる。それに先立つ1945年2月ヤルタで、アメリカとイギリスは、モスクワが日本を攻撃すると約束するなら、
戦後のいかなる処理においてもクリール諸島をソ連に引き渡すことを日本に強制すると約束していた。その後1947年
日本から取り上げたミクロネシア諸島における信託統治権と軍事基地権をアメリカが日本から取ることを承認する
国連安保理決議をモスクワが妨害しないことを条件に、アメリカはこの約束を再確認している。

16 :<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん@\(^o^)/:2017/02/24(金) 06:55:15.62 ID:o91um6Fr.net
>>8
終戦と聞いて、真面目に武装解除した大日本帝国軍が
お利口さん過ぎただけ。

自衛隊の皆さんは例え戦争になり、
終戦の報を聞いても、
決して国土防衛のための武装解除はせず、
国境を侵犯する勢力がある前提に立って
行動して欲しいものです。

17 :<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん@\(^o^)/:2017/02/24(金) 07:33:28.89 ID:ZPZHgggw.net
>>1
その通り

18 :<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん@\(^o^)/:2017/02/24(金) 07:42:21.69 ID:8XldslIh.net
前から「戦争で勝って獲得した」って公言してるんじゃないの。

19 :<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん@\(^o^)/:2017/02/24(金) 10:09:01.80 ID:e1rwurrU.net
>>6
ロシアがそもそも裁判による判断に合意しないから
確率は常にゼロパーやろ

総レス数 19
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