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【中国】ひき逃げ女児を見殺しにした中国で、全人代が新制度を審議[3/14]

1 :ねこ名無し ★@\(^o^)/:2017/03/14(火) 12:42:54.56 ID:CAP_USER.net
 モラル低下を法的保護で食い止める?

 中国の全国人民代表大会(全人代)で審議されている民法総則草案が注目を浴びている。緊急的に人助けを行った場合の法的保護の枠組みを新たに設けるというのだ。

 人民日報(日本語電子版)によると、審議されているのは「自己意思緊急救助免責」制度。「自己意思で緊急活動を行い相手を害した場合、救助人は民事責任を負わない」といった法的枠組みだという。

 “人助けの奨励”とも報じられたこのニュースを知ってまず頭に思い浮かんだのは、2011年に広東省で起きた2歳女児のひき逃げ事件だ。

 この事件では、女児が血を流して路上に倒れているにも関わらず、通行人18人が見て見ぬふりをして通り過ぎる様子を防犯カメラが捉えていた。女児はその後、死亡。中国人の道徳心をめぐり、世界が騒然となった。

 女児を助けなかったことについては、通行人らが「女児が負傷した責任を問われることを恐れたため」とも指摘された。

 実際、中国では、人助けが訴訟に発展するケースが出現している。

 報道によれば、2006年には、高齢女性が倒れるのを目撃し、運転中の車を停車させた男性の行動が裏目に。女性は「男性の車にはねられた」と主張し、男性は、裁判所から賠償金4万5000元(約55万円)の支払うよう命じられた。

 中国当局が人助けに法的枠組みを検討する背景には、こうした社会風潮の改善という意味がありそうだが、法的保護がなければ、人助けもおちおちできない社会はどう考えても異様だ。

 とはいえ、善意で取ったとっさの行動に、疑いの目をかけられるリスクは日本もひとごとではない。

 私も国内でドライブしていたとき、歩道に高齢の男性が倒れているのを見つけ、とっさに車を止め、駆け寄ったことがあった。

 男性に容体を聞いていると、誰かが呼んだらしい救急車が到着。間もなく現れた白バイの警察官は私が男性を転倒させたと思ったらしく、終始、高圧的な態度で詰問をしてきた。

 結局、救急車で搬送された男性が病院で「自転車で転んだだけ」と話したことなどで“放免”となったが、助けた人が認知症だったり、詳細な説明ができない幼児であったらどうなっていたのか…と思ったりもする。

 人助けにはリスクが生じるケースがあるのは事実で、こうしたリスクにどう対応すればいいのかは今でも悩んでしまう。中国の草案をめぐり、今後どんな意見が出てくるのか注目してみていきたい。(M)

http://www.zakzak.co.jp/zakjyo/zkj-news/news/20170314/zkj1703141130001-n1.htm
http://www.zakzak.co.jp/zakjyo/zkj-news/news/20170314/zkj1703141130001-n2.htm

http://www.zakzak.co.jp/zakjyo/zkj-news/images/20170314/zkj1703141130001-p1.jpg
中国全人代が開催されている北京の人民大会堂近くで巡回する武装警察隊員=10日(共同)

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