【韓国】米国の対中封鎖網の弱点を探す中国…「韓国叩き」で試されるトランプ大統領の政治力[03/15]

蚯蚓φ ★＠＼(^o^)／

(ソウル=聯合ニュース)高高度ミサイル防御体系(THAAD)韓国配備後、無差別的に展開する中国の報復措置は米国の対中封鎖戦略の弱点を探してこれを崩すためという分析が提起された。

14日、ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)は中国の太平洋進出が韓半島から始まって日本列島をすぎフィリピン、オーストラリアまで続く米友好国と米国の軍事同盟で塞がれている点に注目した。中国を囲む軍事飛行場と海軍停泊地、レーダー配置、傍受基地からなる対中封鎖網は5隻の航空母艦と1千500機の航空機を率いる米太平洋司令部の強大な火力によって後押しされる。

WSJはこのような火力に対抗するのに力不足な中国が米同盟国を脅迫して米国の権威と信頼性をき損する新しい戦略に没頭していると推測した。同盟国を保護しようとする米国の決議を試験しようと米友好国を困らせる戦略が駆使されているという説明が続いた。

中国はベトナム近隣海域には軍艦に劣らない火力を整えた船舶で保護される巨大な石油ボーリング船を送った。1980年代、米軍基地を撤収させたフィリピンはすでに中国のこのような圧力に屈服したかに見える。

WSJは中国が韓国に対する経済的制裁を通じてTHAAD配備を延期させたり挫折させることができれば、対中封鎖網の核心的な輪を弱める大きな利益を得ると見通した。それと共に産業化に成功したうえ戦争に備えた軍事力まで整えた韓国を屈服させるのは、フィリピンのように容易ではないと見た。北朝鮮の核脅威と2万8千500人の駐韓米軍まで考慮すれば、より一層だと診断した。

しかし、WSJはトランプ行政府のスタートと共に米国の対中封鎖戦略にも少しずつ弱点が現れていると指摘した。前任のバラク・オバマ行政府はアジア重視政策で中国指導部を刺激したが、大統領候補時のドナルド・トランプ大統領はかえってアジアの友好国を「無賃乗車」と猛非難した。韓国と日本は自ら核抑止力を持つべきだという発言までした。ジェームズ・マティス米国防長官に続き、レックス・ティラーソン国務長官が東北アジアに駆け付けるのも驚いた友好国を安心させるためだとWSJは解説した。

韓国次期政府の指向も変数として注目された。有力な大統領候補ムン・ジェイン前民主党代表は北朝鮮に融和的な「太陽政策」の見解を持っており、強硬な米行政府と摩擦を起こす可能性が高い。THAAD配備に対する支持の有無も不透明だ。米国がTHAAD配備を急いだのもこのような憂慮が作用したという分析もある。

WSJは「トランプ大統領は政治力の試験を受ける最も大きな難関に会ったと見られる」として北朝鮮の実在する核脅威を阻止し、米国のアジア支配権打倒を望む中国に対抗して友好国との断固たる同盟を維持しなければならない難題を抱え込むことになったと分析した。

ソース：聯合ニュース(韓国語) 「中、米封鎖戦略弱点探して…「韓国たたき」でメッセージ電波」
http://www.yonhapnews.co.kr/bulletin/2017/03/15/0200000000AKR20170315073100009.HTML

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