【中国】日本“水没”狙う！？　中国が“天候コントロール”を国家事業に格上げした真の目的[3/23]

ねこ名無し ★＠＼(^o^)／

　さて、今週ご紹介する“エンターテインメント”は、久々となる、あの国のとんでもない企みに関する驚愕（きょうがく）の内容でございます。

　２０１５年１２月９日付の本コラム「真のダース・ベイダーは習近平氏？　宇宙“征服”を狙う中国…次は偽アイアンマン、米国を抜く電波望遠鏡まで開発」（http://www.sankei.com/west/news/151209/wst1512090002-n1.html）

　でご紹介したように、２０２０年までに、世界初となる月の裏側への探査機（無人）着陸を成功させ、宇宙空間に国際間の取り決めがないのをいいことに、先に好き放題してしまおうという計画をぶち上げたり、米航空宇宙局（ＮＡＳＡ）を追い抜き、世界で最初に地球外生命体を見つけ出そうと、軍主導で南西部の貴州省（きしゅうしょう）に直径約５００メートルという世界最大の電波望遠鏡を作ったり、中国のＮＡＳＡにあたる国営企業「中国航天科技集団公司」が２０２０年をメドに、宇宙空間で活動する人間型のロボットの開発に成功（なぜか米ハリウッド映画のスーパーヒーロー、アイアンマンにそっくり）したと発表したりと、良く言えば壮大な、平たく言えば“頭のおかしいレベル”の国家事業を次々打ち出し、世界を唖然（あぜん）とさせている中国。

　そんな中国が、またまたとんでもない国家事業を本格化させたのです。

　１月２４日付で香港の英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト（ＳＣＭＰ）や、それを引用した英紙デーリー・メール（１月２４日付、いずれも電子版）などが報じているのですが、何と天候を人工的にコントロールするという国家プロジェクトに１１億５０００万元（約１億６８００万ドル＝約１９２億円）を投入することを決めたというのです。

■えっ？　８９７基のロケット打ち上げ…

　具体的に何をするのかと言いますと、中国北西部の乾燥した地域に、より多くの雨や雪を人工的に降らせるのです。

　中華人民共和国国家発展改革委員会（ＮＤＲＣ）は、気象庁のフィージビリティ・スタディ（実行可能性調査）の結果を受け、この取り組みによって中国全土の１０％、フランスの国土の２倍にあたる約９６万平方キロメートルで雨量や雪の降る量が増えると説明しています。

　では実際、何をするのか？。ドライアイスやヨウ化銀を積んだロケットを雲に打ち込み、雲の温度を下げることで雨のもととなる氷晶をつくり、雨を降らせるのです。

　今回の中国での計画は、新たに４機の航空機を購入し、既存の航空機８機をアップグレード。さらに８９７基のロケット（ドライアイスやヨウ化銀を積んだやつですね）打ち上げ装置を建造し、デジタル制御システムにつなぐ計１８５６台の専用機器も作ります。関係者によると、３年がかりの大プロジェクトになるそうです。

　ちなみに中国ではこれまでから、こうした天候コントロール（人工降雨）計画をたびたび実施しています。干魃（かんばつ）が続く地域（主に農村地帯）に雨を降らせるだけでなく、深刻な大気汚染に頭を悩ませる北京のような都市部や工業地帯では、この技術がスモッグだらけの大気を浄化するのに大いに役立っているのです。

　前述のＳＣＭＰは、青海省政府の天気予報局のスタッフの声として、こうした人工降雨計画の実施によって、２００６年～１６年の１０年間で降水量が５５０億立方メートルも増加したと報じています。この数字は、長江三峡（中国の長江本流にある３つの峡谷の総称）にある水の約１５０％に相当するといいます。

■２００８年８月８日の北京五輪の開会式、北京を無理やり晴天に

　実際、中国では昨年７月、深刻な干魃に対処するとともに、自然災害の影響を軽減するため、天候コントロール（人工降雨）計画に１億９９００万元（約２９７６万ドル＝約３４億円）を投入しました。

　なぜならこの年、春からの異常気象で長江流域で集中豪雨による大洪水が発生。２３７人が亡くなる大惨事を引き起こしたほか、北西部では深刻な干魃が起きるなど、極端過ぎる異常気象に見舞われたため、これらを解消する必要があったからです。

http://www.sankei.com/west/news/170323/wst1703230002-n1.html

（>>2以降に続く）

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