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【南シナ海】海自、新米飛行幹部の航海訓練で中国けん制 「九段線」内を通る緊迫ルートの現状[5/15]

1 :ねこ名無し ★@\(^o^)/:2017/05/15(月) 09:48:26.59 ID:CAP_USER.net
 海上自衛隊では、幹部自衛官となった者を対象に、知識と技術を修得させ、資質を育成するために「練習航海」という教育訓練を実施している。そのなかで、将来、航空機のパイロットとなる幹部を対象に毎年実施しているのが「外洋練習航海」だ。

 今年は、広島県江田島市の幹部候補生学校を終了した約40人のパイロットの卵たちが、3月18日に旅立ち、4月27日に呉基地(同県)に戻ってきた。実習船となったのは、護衛艦「ふゆづき」と、潜水艦「みちしお」の2隻である。

 今回注目したいのは航海のコースである。江田島を出港後、沖縄に寄港したのち、4月4日にマレーシア・コタキナバル、4月12日にベトナム・カムランと南シナ海をめぐった。

 中国が一方的に領有を主張するスカボロー礁(中国名・黄岩島)や、スプラトリー(同・南沙)諸島、パラセル(同・西沙)諸島などを含む「九段線」内を通る緊迫した航海だ。今回特別に、同乗取材が許可された。

 指揮官を務めた第1練習潜水隊司令、羽渕博之1佐は「今回の行動の目的は、飛行幹部を立派な海上自衛官に育てることです」と話す。

 だが、このコースにした理由は、間違いなく中国が一方的に進める領海拡大を懸念し、けん制する目的が含まれているものと思われる。

 マレーシアを出港すると、「ふゆづき」は同国海軍の哨戒艦「クダ」と親善訓練を実施した。事実上、「棚上げ」としているが、領有権問題は放棄しておらず、中国とは相反する立場であるマレーシアと同海域で訓練をする意味は大きい。

 面白くなかったのか、マレーシアの領海を出た途端、中国海軍は中華イージス艦ことルーヤン級「昆明」を派遣し、海自の後を追い続けた。肉眼でも確認できた。当然ながら、同海域で、中国からとやかく言われる筋合いはない。

 途中、ジャンカイII級へとバトンタッチし、執拗(しつよう)にストーキングを継続してきた。このため、「みちしお」の行動を一部変更せざるを得ないなど、航海に影響も出た。

 だが、新米幹部への教育は淡々と進んでいく。将来パイロットとなる者でも、海自の幹部には違いない。そこで、艦艇の運用を学ぶため、洋上で実習を行う。普段とは異なる号令や手順に四苦八苦し、ときには厳しい罵声を浴びせられながら、必死に訓練を重ねた。

 最終寄港地となるベトナムに到着した。この国も昔から南シナ海の領有権問題で中国と対立している。これまで保有してこなかった潜水艦を6隻配備し、海軍力増強を急いでいる。

 海自は将来の貴重な戦力となる人材育成に加え、中国包囲網ともなるアジア各国とのパートナーシップを構築することができた。 (フォトジャーナリスト・菊池雅之)

http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20170515/plt1705150730006-n1.htm
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20170515/plt1705150730006-n2.htm

http://www.zakzak.co.jp/society/politics/images/20170515/plt1705150730006-p1.jpg
マレーシア海軍哨戒艦「クダ」と訓練を行う護衛艦「ふゆづき」(手前)
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/images/20170515/plt1705150730006-p2.jpg
新米パイロット(手前)といえど、海自幹部である以上、操艦も学ぶ

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