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【別冊正論】呉善花「韓国人は気が付かない『反日』という“バカの壁”からの脱出」[05/15]

11 :ニライカナイφ ★@\(^o^)/:2017/05/15(月) 22:23:39.51ID:CAP_USER.net
※続きです

「反日」を脱するとは、この「バカの壁」を超えることにほかならない。
簡単にいえば、柔軟に、多角的に、相対的に物事を見て判断する、といったことになるだろうが、これが韓国人には実に苦手なのである。
たとえば、人は現実社会のなかで、家族関係、友人関係、先輩・後輩関係、集団関係など、さまざまの実際的な人間関係の体験を通して、自分なりの物事への対処の仕方を身につけていく、という考えがある。
それに対して、人には本来的な人間のあるべき姿があって、これを目標に社会のなかでさまざまな物事を体験することによって、正しい物事への対処の仕方が自分のものになっていく、という考えがある。

日本人の多くは前者のように考え、韓国人の多くは後者のように考えている。
仮に前者を実際主義、後者を理念主義と呼べば、実際主義では「現実的な人間関係」が先にあり、理念主義では「理想的な人間像」が先にある。
この「理想的な人間像」が「バカの壁」となっているのが韓国人である。

また、多くの日本人は、善悪・正邪は相対的なものだという。
しかし多くの韓国人にはどんな場合も変わることのない絶対的なものである。
だから、善悪・正邪は時々で異なるものだといった日本人は「人間ではない」とまで思えてしまうのだ。

倫理・道徳も韓国人にとっては相対的なものではない。人間ならば絶対に守らなくてはならない真理である。
しかし多くの日本人は、倫理・道徳は大切ではあるけれど、それは「時・場所・場合」によるもので、普遍的にあてはめて説くべきものではない、倫理・道徳を説く理念は立派なものだが、それは第一に優先されるべきものではない、と考えている。
韓国人の場合は、「倫理・道徳」は完璧で揺るぎのない「バカの壁」となり、自分自身の心を縛ってしまうのである。

多数の韓国人が、来日2、3年でぶつかる壁を越えられない。
だが、そこをなんとか乗り越えて、5年ぐらい居座っていると、異文化としての日本が見えてくる。
だいたいは日本のよさが理解でき、日本が好きになっていく。私もそうだが、そういう韓国人が多いのは確かである。

それでも「反日」だけは抱え続ける人もいる。そこでは反日意識と親日感が同居する。
「公的(理念的・外面的)には反日、私的(実際的・内面的)には親日」というようになっていく。
現在のように情報が自由に飛び交い、日韓交流が盛んな時代では、韓国に居ながらにして「公的には反日、私的には親日」という人が大部分といってよい。

「反日」をひとたび棚上げにしさえすれば、韓国人の誰でも日本人と親密に付き合える。
国交という面でいっても、かつての日韓関係でも日中関係でも、できる限りそう処して付き合おうとしていた時代があった。
しかし、そのままではやがては限界がくる。現在の最悪ともいえる日韓関係が如実に物語っている。

■物事への相対的な視線の大切さ

知識人であればあるほど、「反日」から抜け出ることが難しいようだが、人それぞれの脱し方があると思う。
私の場合を振り返ると、そこには大きく三つの契機があった。

一つには、来日3年目で最も落ち込んでいた頃、「郷に入れば郷に従え」を徹底的に実践してみようと思い立ったことである。
たとえば、日本人好みの渋みある茶碗。「あんなもののどこがそんなにいいのか」と蔑む気持ちがあった。
そこで「韓国人好み」をひとまずカッコに入れて、そうした茶碗を次々に買い求めていくことにした。
そのうち収集が趣味ともなって、大きな楽しみになっていった。習慣・価値観・美意識などを含めて、そうしたことをやっていった。
直接「反日」とは関係ないが、先に述べた「日本人は人間としておかしい」という感じ方が崩れていく大きなきっかけとなった。

二つには、日本人ビジネスマンに韓国語を教え、韓国人ホステスやビジネスマンに日本語を教える語学教師を数年間やったことである。
そこでは、否(いや)が応でも日本人からは韓国人との行き違いの悩み、韓国人からは日本人との行き違いの悩みを、さんざんに聞かされるのである。
韓国人ホステスたちの悩みは、日本人の彼氏との悩みが多く、また結婚している人もいて、彼女たちは日本人家庭での嫁姑の問題で悩んでいる。
日本人ビジネスマンの悩みは、会社を背負って韓国に仕事に行ったが、どうにも勝手が違うので交渉事がはかどらない、仕事の手順が合わない、といったものが中心だった。

※続きます

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