【中国】「星巴克」（スタバ）の数が経済指標？地方政府幹部も気にする店舗数　最多の都市は…[6/22]

1 ：ねこ名無し ★＠＼(^o^)／：2017/06/22(木) 21:54:59.46 ID:CAP_USER.net

　中国各都市の競争力を示す新たな「指標」として、米コーヒーチェーン大手のスターバックスの店舗数を中国メディアが紹介した。スタバの店舗数が多い都市は、住民の可処分所得（自由に使えるお金）や旅行者の消費額が多いといった連関性があるという。

　スタバ店舗が少ない地方政府の幹部から「都市の実力と比べて少なすぎる」といった声があがっており、ネット上で「星巴克算法（スタバ・アルゴリズム）」への注目がにわかに高まった。

　「スタバが多い地方ほど活力が高くなる？」

　中国紙の２１世紀経済報道（電子版）は６月上旬、中国の主な都市におけるスタバ店舗数と経済競争力に関する記事を掲載した。

最多はやはりあの都市

　この記事では、上海、北京、杭州、深セン、広州、成都、南京、武漢、天津、西安、重慶、蘇州の１２都市におけるスタバの店舗数などを紹介した。

　それによると、最もスタバの店舗数が多かったのは中国きっての経済都市として知られる上海（人口２４１５万人）。次点となった首都・北京（人口２１７１万人）の２倍超の５３９店舗だった。

　なお、スタバの中国公式サイトによると、現在は中国国内の１２０超の都市で２６００超の店舗を展開している。上海は中国全土の２割程度のスタバ店舗を擁する計算になる。

　なお、スターバックスコーヒージャパンの公式サイトを見ると、日本全国では１２６０店舗、東京都内では３０５店舗を展開。上海だけで、日本全国の約４０％に相当するスタバ店舗が存在することになる。

　２１世紀経済報道の記事は「国内第１の大都市である上海は、最多のスタバ店舗数を擁する都市でもある。５００店を超すスタバは、この都市の商業活力を明らかに示している」と国内最多のスタバ店舗数は上海の“実力”を示していると太鼓判を押した。

　この記事は、スタバの店舗数は可処分所得や、観光客の１人あたり平均消費、地域ＧＤＰなどと並んで、「地域の商業と消費が活発の程度を示す指標だ」と見なした。

格下でも１００店舗を擁するあの都市

　なお、１００店以上のスタバを擁するのは、上海、北京、杭州、広州、蘇州、深センの６都市。

　上海、杭州、蘇州は「長三角」と呼ばれる長江デルタ地域経済圏、そして広州、深センは「珠三角」と呼ばれる珠江デルタ地域経済圏に属している。ともに中国経済を牽引する経済発展地帯にある。

　そして、上海に次ぐ２３１店舗を擁する北京は政治機能が集中する首都で、その重要性は言うまでもない。

　この中で、やや意外な印象を持たれているようなのは、上海近郊に位置する蘇州の１２４店舗だ。

　それというのも３ケタの店舗数を有するのは「直轄市」（北京、上海）と、「副省級市」（杭州、広州、深セン）という地方政府の中でも重視されている都市が目立つが、蘇州だけは直轄市でも副省級市でもないからだ。

　蘇州について、２１世紀経済報道の記事は「上海に頼るロケーション」以外の理由として、「輸出志向型経済構造と人口の若年化」を挙げる。

　また、都市在住者の平均可処分所得を見ると、５万元（約８０万円）を超えている都市に上海、北京、杭州、広州と並んで蘇州も入っており、経済の活発化が進んでいることがみてとれる。

スタバ４０店舗のあの都市の幹部が不満漏らす

　一方で、スタバの店舗数の少なさに「不満」を漏らした都市もある。中国の古都として知られる西安だ。

　西安のスタバは４０店舗だが、今年初めに市幹部が「西安は４０店のスタバがあるが、これが不十分であることははっきりとしている。４００店でもまずまずというところだ」と述べたという。

http://www.sankei.com/premium/news/170622/prm1706220004-n1.html

（>>2以降に続く）

http://www.sankei.com/images/news/170622/prm1706220004-p1.jpg
http://www.sankei.com/images/news/170622/prm1706220004-p2.jpg
米国内のスターバックスの店舗。中国でスタバ店舗数が都市別の経済力指標になるとの見解も（ＡＰ）
http://www.sankei.com/images/news/170622/prm1706220004-p3.jpg
３月２２日、米シアトルでの株主総会で話すスターバックスのシュルツＣＥＯ。（ＡＰ）