【中国】ストレス、深刻な大気汚染…中国都心部から流出続く「脱北者」　異郷や故郷になじめず“漂流”[6/26]

ねこ名無し ★＠＼(^o^)／

　中国で都会生活を夢見て北京や上海、広東省広州などに移住しながら、住宅価格の高騰や深刻な大気汚染に悩んで再び地方に戻る人が続出している。北京を離れる地方出身者は「脱北者」とも呼ばれる。

　一方、帰郷しても単調な生活や親戚付き合いになじめず、行き場を失って“漂流”する人も現れている。

　海南省出身の林子敬さん（２９）は２０１５年、結婚を機に北京を離れ実家に帰った。「大気汚染に耐えられなかった」という。

　だが故郷では希望する仕事が見つからず１年足らずで再び北京へ。「今は仕事や子育てのストレスがある。北京に戻った決断を後悔することもある」。都会と故郷のいずれにも安住できない苦悩を漏らした。

　中国メディアによると、出稼ぎなどで１６年に農村から流出した人口は、２億５０００万人規模。受け皿は就業機会が多く、所得水準が高い大都市だ。国土面積の１％に満たない北京、上海、広州、深センの４市で、総人口の５％の定住者を抱える。

　一方、急速な人口集中は生活環境の悪化につながり、「都会離れ」の動きも広がる。会員制交流サイトが４市の地方出身者５３３４万人を対象に１５年に行った調査では、約１０００万人が都市を離れる決断をしていた。

　生活費や住宅価格の高さ、仕事のストレス、大気汚染が主な原因だった。

　ただ発展から取り残された地方では仕事が見つからなかったり、結婚や出産への親戚の干渉に疲れたりして再び都会へ戻る人も少なくない。

　「異郷でよそ者となり、故郷に帰ってもよそ者のまま」。政府系シンクタンク、社会科学院が昨年１２月に公表した報告書は都会と地方をさまよう人の心境をこう表現した。（北京　共同）

http://www.zakzak.co.jp/soc/news/170626/soc1706260017-n1.html

【中国】ストレス、深刻な大気汚染…中国都心部から流出続く「脱北者」 異郷や故郷になじめず“漂流”[6/26]

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