【米韓首脳会談】韓国への疑念は払拭？「米国に伝えた考え実行すれば信頼関係深まる」トランプ大統領「忍耐の時期は終わった」[7/1]

　
【米韓首脳会談】　文大統領「米国に伝えた事を実行すれば信頼は深まる」　トランプ大統領「忍耐の時期は終わった」　2017/07/01
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2017年7月1日、トランプと文在寅の首脳会談で、文大統領は米国の不信を払拭
できるか注目されるなか、とりあえず「同盟関係は地域安保の礎」で一致した。

文大統領は米国入りして、29日にはライアン下院議長との会談で、米韓間にあ
る大きな問題は北朝鮮問題より、日本の慰安婦問題と歴史認識問題が大きな
障害だと訴えたが、相手にされず逆に「THAADに対する明確な考えを示めせ」と
“踏み絵”を迫られてしまった。

ライアン議長に対し、文在寅は「THAADは韓米同盟に基づいた合意だが、前政
権の合意だからと言って、決して軽視することはないと何度も公言していた」と強
調して否定してみせた。しかし「韓国は米国と同じ民主国家であり、民主的に手
続き的な正当性は絶対に必要だ」と述べ、配備の遅れを理解するように求めた。

米韓合同軍事演習についても、文大統領側近の文正仁大統領外交安保特別補
佐官が16日にワシントンの講演で、文大統領の考えとして「北朝鮮が核やミサイ
ルを一時中断すれば米韓合同演習と朝鮮半島の米国軍配備を縮小できる」、ま
た「米軍が朝鮮半島に居るから北朝鮮が核実験や弾道ミサイルを開発したのは
米国が悪いからだ」と発言して米国内で波紋を広げていた。

文大統領は30日の講演で「北朝鮮が核実験や弾道ミサイル発射を凍結すること
と引き換えに米韓軍事演習を中止することはできない」と否定して親米を演出。
また「北朝鮮に拘束されている米国3人の解放も対話開始の条件になる」などと
米国寄りを演出していた。

首脳会談後の共同記者会見では、トランプ大統領は北朝鮮について「忍耐の時
期は終わった」とした上で、「外交や安全保障、経済的な手段によって同盟国と
国民を守る」と明言。

文在寅大統領もトランプの機嫌を損ねないように、「強力な安全保障だけが真の
平和を可能にする」として、米韓同盟の重要性に協調してみせた。

文在寅は、北朝鮮への対応をめぐっては圧力か対話かでトランプと「温度差」が
懸念されていたが、文在寅は親米のふりをして信頼関係の構築を取りあえず優
先させた形だった。

文大統領が帰国後に「トランプや米国に向かって伝えた事をキチント実行すれば
信頼関係深まる」が実行できない場合は、二枚舌のウソ付きとして米国の信頼
を失うことになる。　朝鮮日報　2017/07/01
　