【２０１８平昌五輪】文在寅政権「成功」が最大目標も予算は冷遇　開幕まで約２００日もお寒い準備状況[7/27]

右大臣・大ちゃん之弼 ★＠＼(^o^)／

韓国紙・朝鮮日報は７月７日、文在寅政権が開幕まで約２００日に迫った平昌五輪（２０１８年２月９日～２５日）に国力を集中すると発表したと報じた。李洛淵（イ・ナギョン）首相が政権の発足後、初めて五輪支援委員会を主宰し、五輪全般の準備状況や各省庁の支援計画を点検したという。

　ところが、政府が７月３日に国会へ提出した補正予算案に五輪関連予算がほとんどなく、五輪成功を新政権最初の国政課題に掲げる方針と逆行する姿勢だった。また、五輪組織委員会は２０１６年シーズンに実施した２５競技のテスト大会で約２０万人が観戦に訪れたと発表したが、有料観戦客は１５％に過ぎず、「虚偽データではないか」と疑惑を指摘する韓国メディアもある。いまだに五輪の成功には国民の関心を高めるのが重要と強調されているが、宿泊や交通などソフト面に課題が山積となっている。

　朝鮮日報によると、政府が７月３日に国会へ提出した１１兆２０００億ウォン（約１兆１２００億円）の補正予算案にはほとんど五輪予算はなく、開催地・江原道が要請した約６７６億ウォン（約６７億円）のうち反映されたのは約２５億ウォン（約２億５０００万円）だけだったという。

江原道の財政自立度は２５．０４％（２０１７年度）と低く、多額の財政負担は強いられない。今回の補正予算には平昌五輪の国内外の広報費（約２７３億ウォン）、都市景観の改善費（約５０億ウォン）など８項目を要請したそうだ。しかし、反映されたのは市場ブランド館設置・運営事業費の２５億ウォンだけだったという。

　これには江原道もイライラを募らせた。文化体育観光部（省に相当）が６月に発表した第２回の平昌五輪への国民の関心度は４０．３％で、前回より４．７ポイント上昇したものの、相変わらず５０％を割り込んだ。会場まで足を運んで観戦するとの回答は８．９％と前回調査（９．２％）を下回った。この状況に、平昌五輪の成功のために最も重要な要件は国民の関心であると強調され続けているが、文在寅政権の関心は北朝鮮との融和策のために打ち出したアイスホッケー女子の「南北統一チーム」や北朝鮮の馬息嶺スキー場を練習場とする問題に力を入れている。

　さらに、五輪の足元をさらわれる事態も隠れていた。聯合ニュースによると、五輪組織委員会が５月に明らかにした１６年から１７年にかけて実施された２５競技のテスト大会の観客数は計２０万３０００人で、「低迷する五輪開催の情勢を再点火し、ブームアップに成功した」と自賛したという。ところが、聯合ニュースは実質的な観客動員数が９万２２９６人に過ぎず、有料観客数に至っては３万６５７人だったと指摘している。

五輪観戦で１日５万６０００人、最大８万６０００人とみられる観光客が宿泊できる施設が足りていない問題も残されている。２人部屋４万２０００室を確保し、１日最大８万４０００人を収容できるとしているが、聯合ニュースは「計算のようには容易ではない」と疑問視する。高級ホテルやリゾートホテルなどはほとんどが国際オリンピック委員会（ＩＯＣ）やメディアなどに優先的に提供され、一般観光客用の宿泊施設にはベッドもない民宿など劣悪な施設が含まれ、朝食の提供もないところも数多いという。

　平昌は地域内のタクシーが１３５台に過ぎないといったサービス不足などが問題点として挙げられているそうだ。組織委は「滞りなく準備する」というが、これらの問題点もまだ解決していない。韓国のインターネットサイトには「平昌五輪の準備がうまく進んでいるという記事を一度も見たことがない」と書き込まれていたことがある。開幕まで約２００日となっても課題山積の状況に変わりはないようだ。

http://www.sankei.com/premium/news/170727/prm1707270002-n1.html
2017.7.27 17:00

【２０１８平昌五輪】文在寅政権「成功」が最大目標も予算は冷遇 開幕まで約２００日もお寒い準備状況[7/27]

【２０１８平昌五輪】文在寅政権「成功」が最大目標も予算は冷遇　開幕まで約２００日もお寒い準備状況[7/27]