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【上久保誠人】「河野洋平の息子」外相起用は中韓への明確なメッセージだ[8/04]

1 :ねこ名無し ★@\(^o^)/:2017/08/04(金) 12:15:10.57 ID:CAP_USER.net
 安倍晋三政権が内閣改造を行った。安倍政権への支持率が急落する中、麻生太郎副総理・財務相、菅義偉官房長官など主要閣僚の留任が次々と報じられていた。支持率回復の起爆剤と期待されたのは橋下徹前・大阪市長、小泉進次郎自民党農林部会長の入閣だった(本連載2017.8.1付)。

 だが、それもないという報道が流れ、正直、ほとんど期待していなかった。だが、蓋を開けてみれば、なかなか面白い「安倍人事」となった。

「河野洋平の息子」の外相起用を考える

 今回の内閣改造で、最も目を引くのが、河野太郎氏の外相起用だろう。既に、ネット上では保守派から大変な批判が起きているようだ。河野氏の父・河野洋平氏はかつて、外相・官房長官を歴任し、従軍慰安婦問題について「政府」として謝罪をした「河野談話」を出し、「リベラル外交」を推進した人物だからだ。

 韓国・文在寅大統領が日韓の「慰安婦合意」の見直しをする方針を示している中、かつて慰安婦問題で謝罪をした政治家の息子が外相に起用されれば、韓国に対して不必要な妥協をするのではないかという懸念がある。

 また、南シナ海・東シナ海の海洋進出など、急拡大を続ける中国に対して、安易に「親中的な態度」を示すと、ますます中国は日本に対して圧力を強めるのではないかと不安に思う人も少なくないだろう。だが、本稿は「河野外相」を肯定的に捉えたい。

 河野氏の外相起用で思い出されることは、かつて「日中国交回復」を実現し、中国のその後の経済発展に大恩があった田中角栄元首相に関してだ。子息である田中真紀子氏が外相だった時や、田中元首相の弟子である小沢一郎氏が民主党幹事長だった時、中国は破格の厚遇で迎えた。

 筆者はいわゆる「儒教精神」に詳しいわけではないが、「大恩ある人物は、その子孫まで同様に大事にする」というものらしい。河野外相が、かつて親中・親韓であった「河野洋平氏の息子」ということは、それだけで中国・韓国を安心させることになる。

 もちろん、河野氏はかつて、父・洋平氏に「引退勧告」をして立腹させたりするなど「反抗的」な態度を取り続けていた。政治的にも父親からの自立・独立を相当に意識してきたように思う。「河野洋平の息子」だからといって、国家間で合意された「慰安婦問題日韓合意」で、政治家として筋の通らない対応を取るとは思えない。

 むしろ、父親との違いを強く意識するならば、韓国・文在寅政権が日韓合意の見直しを打診してきたら、他の政治家が外相になった場合よりも、河野外相はより意識的に厳しいスタンスを取るのではないだろうか。

 しかし、中国・韓国が「儒教精神」の国であるならば、外交においては論理的な議論の応酬よりも、本質的な「信頼」がより重要になる。

 逆説的だが、「河野洋平の息子」だからこそ、筋の通った議論に対して「感情的」にならず、聞く耳を持ってもらえる可能性があるかもしれない。河野外相の起用は、安倍政権から中国・韓国に対して「対話と関係強化」を求める明確なメッセージである。

 また、河野氏については、行革担当相として初入閣した際、それまでの「脱原発」の主張を変えたことで、「大臣なりたさに迎合した」という批判があった。だが、河野行革担当相は「長期的に原発の依存度を下げるということでは、内閣と政策の方向性は同じ」と手堅く発言し、大きな問題とならなかった。

 これは、例えば稲田朋美前防衛相が、大臣就任前の「教育勅語」を肯定する発言について国会で追及された際、「日本は道義国家を目指すべき」という意味不明な答弁をして批判を浴びたりしたことなど、過去の発言と閣僚としての見解の相違について、うまく整合性が取れなかったことと対照的である。

 河野氏は、若手の頃から「政策的主張」が明確な政治家であったが、「個人的見解と内閣の方針」のバランスを取ることができる政治手腕があると考える。

河野外相・小野寺防衛相のコンビは実戦的・現実的で「抑止力」を高める

 安全保障政策において、河野外相とコンビを組むことになる小野寺五典防衛相は国民から好感を持って受け入れられる手堅い人事だろう。

http://diamond.jp/articles/-/137549

>>2以降に続く)

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