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【朝鮮日報】韓国には「コリア・パッシング(韓国外し)」のつらい記憶が残っている 大国間の取引だけで全てが決められていた[8/05]
- 1 :ねこ名無し ★@\(^o^)/:2017/08/05(土) 09:58:40.60 ID:CAP_USER.net
- 1971年に米国と中国は国交回復に向けて動き出したが、当時米国が中国に与えた見返りは「台湾からの米軍撤収」だった。
米国のキッシンジャー国務長官は中国の周恩来・首相(いずれも当時)との極秘会談で「米国は台湾独立を支持しない。米中関係が改善されれば、台湾に駐屯する米軍が撤収するのは当然のことだ」と述べたという。
台湾は米国にとって古くからの友好国だったが、米中国交回復という当面の目標の前では全く無視されていた。最近の言葉で言えばまさに「台湾パッシング」だった。
今年94歳になるキッシンジャー氏はつい先日も「米軍撤収」に言及した。北朝鮮が米国の脅威となり始めた今、キッシンジャー氏は「北朝鮮政権交代後の問題について中国と事前に合意できれば、北朝鮮の核問題に今よりうまく対処できるだろう」と述べた。
つまり北朝鮮という緩衝地帯を失う中国の不安を解消するため、米軍撤収という選択肢も検討すべきということだ。キッシンジャー氏にとって米軍撤収は今なお大きな見返りと考えられているようだが、一方で同盟国の韓国に対する配慮が全くない点も46年前とほとんど変わらない。
かつて北朝鮮人権特使を歴任したジェイ・レフコウィッツ氏は「米国は韓国主導の統一を追求しないと北京にはっきりと伝えるべきだ」と述べた。米国という後ろ盾を持つ統一韓国が鴨緑江で中国と対峙する状況は、中国にとって文字通りの悪夢だ。
それをやらないと約束することで、北朝鮮核問題の解決に向け中国にもっと積極的に取り組むよう圧力をかけるということだ。
韓国には「コリア・パッシング(韓国外し)」のつらい記憶が残っている。日本に支配されていた時代と解放、米軍とソ連軍の進駐、南北分断など、いずれも韓国の運命を決める重大事件だったが、そのどれにも韓国の意志は関係なく、ただ大国間の取引だけで全てが決められていた。
またカイロ会談、ヤルタ会談、ポツダム宣言などでも韓国はその合意文に全く関与できなかった。韓国独立の約束は彼らの話し合いの中で「できるだけ早い時期」から「適切な時期」を経て「適切な手続きを経て」に落ち着いた。
ヤルタ会談に随行していた当時の米国務長官は「韓国とはどこにある国か」と尋ねていたという。「挑戦と応戦」の理論で知られる歴史家アーノルド・トインビー氏は「韓国は独立できない国」と語った。あの38度線も米国務省の若い職員が机の上で書いた線に過ぎなかった。
それ以前の歴史もそうだ。日本、清、ロシア、イギリス、米国が数々の条約を結び取引を行って大韓帝国の運命を決めていた時、われわれはどのような立場にあったのだろうか。もちろん今は当時とは違うし、また違わねばならない。強大国による戦略は、力なく分裂した国を取引材料とする。
韓国政府は一昨日、韓米日3カ国の外交当局によるテレビ会議が行われたことを公表し「コリア・パッシング」への懸念を払拭しようとした。言葉や態度が問題ではない。単なる捨て駒になるかどうかはその時点における政府の能力と決断にかかっている。
金泰翼(キム・テイク)論説委員
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/08/05/2017080500489.html
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/08/05/2017080500489_2.html
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