【中国】ＷＴＯ環境交渉でシンポ＝停滞打開へ日本政府主導―北京[8/19]

ねこ名無し ★＠＼(^o^)／

【北京時事】停滞している世界貿易機関（ＷＴＯ）の環境関連交渉を前進させようと、日本政府が主導して北京でシンポジウムを開くことが、１８日分かった。

環境分野を大きな商機とみる世界の産業界が交渉再開を望んでおり、米国など各国政府の検討を後押しする効果が期待できそうだ。

中断しているのは、４６カ国・地域が参加するＷＴＯの環境物品協定（ＥＧＡ）交渉。太陽光パネルや省エネルギー家電など、環境に配慮した製品の関税撤廃を目指すが、昨年１２月の閣僚会合では合意できなかった。

年明けのトランプ米政権発足以降、再開のめどが立たない状況が続いている。

シンポジウムは経済産業省が今月２９日に主催し、中国や米国の有力団体などが後援。中国の著名なＷＴＯ専門家らが基調講演するほか、主要国の企業関係者による討論会が行われる。　

トランプ政権は環太平洋連携協定（ＴＰＰ）から離脱するなどしているが、ＥＧＡへの対応は予想しにくい。シンポジウム関係者は「日米欧中の産業界の声を各国政府に発信できれば」と話す。

シンポジウムは北京時間午後１時から同６時まで、亮馬橋路の北京四季酒店（フォーシーズンズ・ホテル）５階で開催。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2017081800853&g=eco