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【韓国】韓国で一番売れた日本小説1位は東野圭吾著『ナミヤ雑貨店の奇蹟』[8/20]

1 :ねこ名無し ★@\(^o^)/:2017/08/20(日) 10:20:28.40 ID:CAP_USER.net
東野圭吾著、ヤン・ユンオク訳『ナミヤ雑貨店の奇蹟(きせき)』(現代文学)

本書を初めて読んだ5年前の夏のことを思い出す。エアコンが故障した熱帯夜だった。実のところ東野圭吾(59)は、ひいきの作家でもなかった。『容疑者Xの献身』を読んで面白いとは思ったが、彼の推理やミステリーがこの分野トップだとは思わなかった。

しかし、たまたま始まったこの夜の読書は、夜を徹して続いた。単語の浪費がなく、必要な筋肉だけを使う、物語の力がその中にあった。廃屋と化してしまっていたナミヤ雑貨店が、実はタイムトラベルと人生相談の秘密基地だったというのが、同作の中心的な設定。

ありがちで荒唐無稽なファンタジーとして終わっていたかもしれない自称「奇跡」に、生命力あふれる「汽笛」を吹き入れた仕掛けがある。

主人公がいずれも、われわれの周りでよく見掛ける、欠陥だらけの傷んだ人生を送る者ばかりという点だ。カネもなく、学歴もなく、バックもない、コンビニのバイトやカーセンターの修理工を転々とする、欠点だらけの3人の青年。人生の崖っぷちに追い込まれて空き家を荒らした後、隠れた廃屋が「ナミヤ雑貨店」だった。

ところがその雑貨店、どこかおかしい。シャッター前の箱に、40年前の悩み相談の手紙が配達されるのだ。過去から届く手紙は、1回きりでは終わらなかった。3人の青年は、今や自分なりに返事を書き始めた。下手くそで未熟だが、心を込め、最善を尽くして。

『ナミヤ雑貨店の奇蹟』は、出版から5年で韓国国内だけでもおよそ70万部が売れた、と出版社側はコメントした。韓国最大の書店「教保文庫」の資料に、面白い統計がある。

今年初めに集計されたもので、過去10年の間に韓国で最も多く売れた日本の小説は、村上春樹の『1Q84』ではなく、東野圭吾の『ナミヤ雑貨店の奇蹟』だったというのだ。

しかも、ベストセラー日本小説トップ30の中に村上春樹作品は4本、東野圭吾作品は計8本入っている。名声は村上春樹だが、実績は東野圭吾だった−というわけだ。

彼がどれほど大衆に愛されている作家かを伝える、日本側のエピソードがある。全盛期の納税額は1日100万円だったというのだ。1年で3億6500万円。ウォンではなく円だ。もちろん、全盛期とは現在進行形でもある。

ハリウッドの娯楽作品を見下す見方がある。芸術ではなく、公式に手を加えた大衆文化商品だという批判だ。

しかし、われわれがしばしば忘れてしまう事実がある。その分かりきった公式で大衆を笑わせ、泣かせようと思ったら、どれほどの競争に勝たねばならないのだろうか。もしかすると、奇跡の主体はナミヤ雑貨店ではなく、作家自身なのかもしれない。456ページ、1万4800ウォン(現在のレートで約1420円)。

魚秀雄(オ・スウン)記者

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/08/18/2017081801527.html
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/08/18/2017081801527_2.html

http://www.chosunonline.com/site/data/img_dir/2017/08/18/2017081801402_0.jpg

15 ::2017/08/21(月) 00:32:07.83 ID:Ii28W4dH.net
映画版の地元朝鮮公開しそう

総レス数 15
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