【韓国】北朝鮮危機：韓米合同軍事演習の規模縮小、韓国政界の反応は…[8/22]

ねこ名無し ★＠＼(^o^)／

韓国の与野党は21日、韓米合同軍事演習「乙支フリーダム・ガーディアン（UFG）」に参加する米軍の兵力が例年に比べて少なくなったことについて、それぞれ異なった立場を明確にした。

与党「共に民主党」の秋美愛（チュ・ミエ）代表はこの日開催された同党の最高委員会で「今回の演習規模縮小と戦略兵器の不参加は米朝対話のシグナルと考えるべきだ」「北朝鮮も誹謗（ひぼう）中傷や非難ばかりを繰り返すのではなく、対話の雰囲気に応じることを願う」などと述べた。

ただその一方で「北朝鮮が状況を読み違え、挑発を強行する無謀な選択をするようなことがないことも願う」「韓半島（朝鮮半島）の平和と東北アジアの安定に向け、（北朝鮮も）1日も早く対話のテーブルに出てくる以外にないことを改めて訴えたい」ともくぎを刺した。

同党の朴南春（パク・ナムチュン）最高委員は「保守系の野党は（演習に参加する）在韓米軍の一部縮小について『韓米同盟の根幹が揺らぐ危険な兆候』などとあおり、安全保障の不安を高めている」と野党を批判した上で

「今回の合同軍事演習は単純に在韓米軍の参加人数でその規模を判断すべきものでもないが、もし兵力が増員されれば、野党はすかさず『戦争の緊張が高まった』と指摘したに違いない。国論を分裂させるようなことはせず、もっと大きな観点から政府に協力すべきだ」などと主張した。

これに対して保守系の野党各党は「北朝鮮に屈従しているのではないか」と懸念を示した。

保守系の最大野党「自由韓国党」の鄭宇沢（チョン・ウテク）院内代表はこの日「北朝鮮を刺激しないためローキー（LOW-KEY、穏やか）に演習が行われているが、これがまた新たな屈従の動きとならないことを願う」「韓米合同軍事演習を縮小すれば、今年9月から南北対話の雰囲気が高まるなどと期待していないか気になるところだ」と述べた。

その一方で鄭院内代表は「安全保障に対する大統領の考え方が根本から転換されることを改めて求める」「米国の最新鋭地上配備型迎撃システムTHAAD（高高度防衛ミサイル）配備を早期に完了させ、韓米同盟の強化、国際社会における対北朝鮮制裁への協力、北朝鮮の核不容認原則の再確認、戦術核兵器の再配備と原子力潜水艦の導入などを力強く進めるべきだ」などと要求した。

同党のキム・テフム最高委員も「韓半島における戦争の危機と『コリア・パッシング（韓国外し）』が本当に進行中なら、逆に合同軍事演習の規模を拡大し、国民も戦争に備える訓練に積極的に参加すべきだが、演習に参加する米軍の規模が縮小したのは残念だ」「北朝鮮の脅威をごまかし、（北朝鮮の）機嫌を取ろうとしているのでないことを望む」などと述べた。

保守系野党「正しい政党」の李恵薫（イ・ヘフン）代表は「今回の合同軍事演習に参加する米軍の規模は30%も縮小され、戦略兵器も参加しないそうだが、これを『コリア・パッシング』以外にどう説明できるのか」「北朝鮮を刺激したくない低姿勢の合同軍事演習では、北朝鮮の態度を変えさせるどころか、間違ったメッセージを送ってしまわないか恐ろしい」と指摘した。

キム・アジン記者 , 梁昇植（ヤン・スンシク）記者

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