【猪野亨】北朝鮮制裁決議の限界露呈　オオカミ少年、安倍氏に騙されないようにしないと[9/17]

ねこ名無し ★＠＼(^o^)／

先日、またもや北海道「上空」を北朝鮮のミサイルが飛んでいました。携帯のアラームが鳴っていましたが、もう誰もが大したことはないということは理解しているので、日常生活が変わることはありません。

とにかく政府が危機だけを煽ろうとしているのですが、しかし、実際に日本本土にミサイルが飛来しているわけではないのですから、誰もが本気にしなくて当然なのです。

オオカミ少年、安倍氏に騙されないようにしないと

この北朝鮮によるミサイル発射ですが、安保理の制裁決議に対する報復、というより挑発として行われたものです。

制裁決議はほとんど実効性がないことを示してしまいました。安保理にもお手上げ感が漂います。

制裁一辺倒のやり方が限界を露呈しているのです。

しかし、北朝鮮側も事情は同じです。制裁決議に対して、「挑発」する以外に全く打開策がないわけです。実際に自分から直接、手を出すなんていう選択肢はありません。金氏にとっては自分の生存の保障がなくなるからです。その手詰まり状態の北朝鮮ですが、それでも自ら対話を呼び掛けるという選択肢はありません。北朝鮮人民の前で北朝鮮指導体制の弱さまで露呈してしまうからです。

どちらにとっても「対話」という選択肢を最初から封じ込めての挑発と恫喝の応酬だったわけですから、お互いに妥協点が見出すことが不可能な状態、つまりお互いに手詰まりになってしまっているという悪循環に陥ってしまったわけです。

しかも最初に手を出したのがトランプ氏米国です。国際法違反のシリアへのミサイルの撃ち込みは北朝鮮に対する恫喝でしたが、これが結局、その後の悪循環に陥らせてしまっているのです。

日本政府こそが北朝鮮指導部に対して対話を呼び掛けるべきなのに、逆に危機を煽って政権浮揚に利用している有様ですから、安倍政権に平和を語る資格はありません。

猪野亨
弁護士

http://blogos.com/article/246697/

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