【日韓】旭日昇天旗、独島…韓日の勝者なき応酬、と朝日新聞編集委員[02/12]

蚯蚓φ ★

大会序盤から韓日間に横たわる根深い問題が表面化しつつある。

「どうかしているんじゃないか。しかも韓国で」「直ちに追放しろ…」

韓国のインターネットでは、こういう書き込みが噴出している。

国際オリンピック委員会（ＩＯＣ）の公式インスタグラムに、選手村で雑談をするフリースタイルスキー男子モーグルの西伸幸の写真が映っていた。西が被った毛糸編み帽子が、旧日本軍の軍旗に使った旭日昇天旗に似ているという批判だ。

色は赤と黒で、紅白の旭日旗とは違う。ただ、確かにデザインは旭日旗の日の出を連想させる。西は９日の予選が終わった後、「スイスで買った。悪いことだという認識はなかったが、色々な方に迷惑をおかけし申し訳ない」と話した。日本オリンピック委員会（ＪＯＣ）も西に対し、誤解を招きかねないので服装を控えるよう注意を与えた。

旭日旗は過去にもスポーツの場で問題になってきた。２０１３年サッカー東アジア杯の韓日戦で日本のサポーターズが旭日旗を掲げた。昨年のサッカー・アジアチャンピオンズリーグでも韓国で行われた水原（スウォン）との試合で、川崎のサポーターズが掲げた。川崎は結局、執行猶予つきの無観客試合などの処分を受けた。

今度は、旭日旗が明確に示されたわけではない。それでも五輪大会中に旭日旗を使った応援が見かければ通報することを呼びかけた誠信（ソンシン）女子大学のソ・ギョンドク教授は、「日本人たちは旭日旗を一つのデザインとして受け止めるかもしれない。しかし韓国やアジア全体においては、苦い歴史を思い起こす。ＪＯＣが事前に教育を行うことが重要だ」と話した。

このほかにも政治がらみの細かい問題が起きている。

１１日のフィギュア団体戦では、アイスダンスの韓国チームが民謡「アリラン」を音楽として使ったが、「独島よ、昨夜はよく眠れたか」という歌詞が含まれている。領土問題につながりかねないという点で、スポーツの政治利用を禁じたＩＯＣに問合せ、この歌詞を削除した。

開会式で韓国と北朝鮮が合同入場しながら掲げた「統一旗」にも独島が描かれていない。だが、観客席ではためいた統一旗には独島が描かれていた。グラウンドも観客席もスポーツの場として一つと看做すなら、矛盾していることになる。

韓国のネットでは、上でも触れたように決して友好的でない。日本から発せ射られる言葉も同じだ。スポーツを通じて、常に相手を攻撃するための材料を見つけては挑発する。ネット上の韓日戦は、勝ち点１も積めない、勝ち点０の引き分けと見られる。

日本のサッカー試合が行われるスタジアムに関連して、ツイッターで差別的言動を監視する活動を行っている「反レイシズム情報センター」の代表を務める在日のヤン・ヨンソン氏は、「世論が感情的な攻防にならないようアジア地域で何が問題になっているのか、何を禁止するべきか、アジア各国のオリンピック委員会などがルールを作る必要がある」と呼びかけた。

中小路徹／朝日新聞編集委員（記者注：日本語版では記名無く写真のみ）
http://dimg.donga.com/ugc/CDB/JAPANESE/Article/5a/80/c8/ba/5a80c8ba1bd5d273824c.jpg

ソース：東亜日報日本語版＜旭日昇天旗、独島…韓日の勝者なき応酬＞
http://japanese.donga.com/List/3/all/27/1222810/1

【日韓】 旭日昇天旗、独島…韓日の勝者なき応酬、と朝日新聞編集委員[02/12]

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