【感情は怒りに近い】朴槿恵前大統領の獄中発言に戸惑う黄教安支持者[2/9]

右大臣・大ちゃん之弼 ★

「本当にそんなことを言ったのか」

　「黄教安（ファン・ギョアン）元首相について残念に思っている」とする朴槿恵（パク・クンヘ）前大統領の意向が伝えられたことで、保守系野党・自由韓国党の一部親朴系議員らは黄前首相と距離を置き始めている。

　同党の洪文鐘（ホン・ムンジョン）議員は8日、黄元首相に会った際「親朴たちはあなたのことを残念に思っている。（次の党代表選挙で）私が妨害しないだけでもありがたく思うべきだ」と伝えたことを明かした。洪文鐘議員によると、それを聞いた黄元首相は純真無垢そうな笑顔を見せたという。

　洪文鐘議員はさらに「（黄元首相に対する）朴前大統領の失望は実はもっと強いが、そのことを伝えた柳栄夏（ユ・ヨンハ）弁護士はかなりトーンを弱めて語ったようだ」「『朴前大統領にとっては誰が本命だろうか』という思いで表現を弱めたのだろう」などの見方も示した。徐清源（ソ・チョンウォン）議員も「柳弁護士の発言は朴前大統領の意向が反映されているのだろう」とコメントした。

　大韓愛国党の趙源震（チョ・ウォンジン）代表は「黄元首相に対する朴前大統領の感情は怒りに近い」「柳弁護士は表現をできるだけ抑え、残念という程度の言葉を使った」などとした上で「黄元首相による代表就任への挑戦は朴前大統領の意向に反する」と指摘した。

　一部の親朴系議員らは「朴前大統領の発言が本当に正しいかはっきりしない」として慎重な立場を示している。たとえば金泰欽（キム・テフム）議員は「朴前大統領が柳弁護士に指示し、メディアを通じて黄元首相への失望を伝えさせたとは信じられない」「もし朴前大統領の言葉が本当だとしても、党大会を前にそれを明かすこと自体が不適切だ」と述べた。元裕哲（ウォン・ユチョル）議員は「柳弁護士が伝えた朴前大統領の意向については、その背景が正確にわからない」とコメントした。

　自由韓国党の他の関係者は「元裕哲議員や秋慶鎬（チュ・ギョンホ）議員らは自分たちの補佐官を黄教安陣営に派遣し、支援をしていると聞いている」「今回の柳弁護士の発言をきっかけに、親朴の中には黄元首相への支援をためらう雰囲気が出てきた」などと伝えた。

キム・ヒョンウォン記者

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/02/09/2019020980015.html
朝鮮日報／朝鮮日報日本語版 2019/02/09 09:50

朴槿恵元大統領、獄中から黄教安元首相を批判
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/02/09/2019020980014.html
2019/02/09 09:49