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【朝鮮日報/社説】 韓米日国防長官会議に不参加、国民をどこに連れて行くのか [08/31] [荒波φ★]
- 1 :荒波φ ★ :2020/08/31(月) 09:19:50 ID:CAP_USER.net
- 米日の国防長官が29日にグアムで会談し、「北朝鮮の全ての大量破壊兵器と弾道ミサイルの廃棄に向け、国連安保理による制裁の完全な履行が重要」との点で意見が一致したという。米国防総省が明らかにした。
中国に対しては「地域を不安定化する中国の行為に反対する」としてけん制のメッセージを送った。統合ミサイル防衛網の構築と情報・監視に向けた協力についても意見交換が行われたという。
北朝鮮と中国の脅威やその対応など、韓国の安全保障と直結した内容が議論されたのだが、これに韓国の国防長官は参加しなかった。6・25以来、韓国を守ってきた韓米日軍事協力から韓国だけが抜けたのだ。
韓国国防部(省に相当)は21日「コロナの影響と各国の日程から、韓米日の全てに合う会談日程を決められなかった」と説明した。韓国国内におけるコロナの感染拡大が深刻で、海外への出張が難しかったというのだ。
話にもならないうそだ。コロナについては米国と日本の方がもっと深刻であり、しかも国防長官は防疫を担当する長官でもない。
韓国政府は22日、中国の外交政策トップの楊潔チ・中国共産党外交担当政治局委員がソウルではなく釜山を訪問した理由について「国内におけるコロナの感染拡大とは関係ない」と説明した。
韓米日国防長官会議への不参加はコロナが原因で、中国の楊潔チ政治局委員の釜山訪問はコロナが原因ではないという。これが話になるとでも思っているのだろうか。
米日の国防長官に会うことよりも重要な韓国国防長官の日程が何だったのかは明らかにしていない。全てがうその弁明だ。
文在寅(ムン・ジェイン)政権は北朝鮮と中国の顔色をうかがってきた。とりわけ南北によるショー、さらに中国の習近平・国家主席の来韓に全力を投入する中で、対北朝鮮制裁や中国批判に必ず言及する米日の国防長官との会談は負担に感じていたはずだ。
楊潔チ委員は「米国の側に立つな」というメッセージまで残していった。一方で北朝鮮は核の搭載が可能なSLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)の完成を目前に控えており、中国は東アジアの覇権を露骨に追求している。
中国とロシアは昨年、6・25後でははじめて東海上空で合同訓練を行い、ロシアの軍用機は独島領空を侵犯した。北朝鮮、中国、ロシアによるこれら一連の脅威を、韓米日による安保協力以外に何を持って阻止できるのか。
敵性国の顔色をうかがい、卑屈な態度を取って国の安全を守ることができるのか。
この政権は北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長による「非核化の意志」といううその幻想を作り上げたかと思えば、今度は中国と北朝鮮の顔色うかがいが完全に日常化している。保身しか頭にない軍の関係者たちは権力に迎合するばかりだ。
韓米日の協力関係から離脱し、中朝の側に向かうことを国民は同意したのか。任期が5年しかない政権が、5100万人の国民をどこに引っ張ろうというのか。
2020/08/31 09:00
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