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【ヌリ】10月打ち上げ予定の韓国型ロケット、最終点検始まる…成功すれば7大宇宙強国に ★2 [8/27] [右大臣・大ちゃん之弼★]

570 :<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん:2021/08/28(土) 12:26:09.76 ID:qZpH29FK.net
>>522
 >液体燃料の中で質量比対して、最も効率が良い燃料は水素だ
水素エンジン「単体」では、効率が良いだけだよ
「全体として強力」なロケットが作れるか(設計できるか、では無い)とは、また別問題
水素に没頭した国は、「水素の効率がいい」=「高性能」だと勘違いした

 >ケロシンが強力なエンジン
誰も言ってないことを捏造しないでね
俺は、
 >強力なロケット
と言ったんだよ
クラスタの時代に、エンジンが単体で強力である必要は無い
(もっとも、歴史の中で強力なエンジンは、実際にはケロシン用のものだけどね。F-1やRD-170等)

水素は、「同じ燃料重量」では、炭化水素系よりも強力なロケットになるが、
同じ重量を保持するには、巨大なタンクになる
ところが、仮に巨大なタンクが出来たとする
そのタンクと「同じ大きさのタンク」の中に炭化水素系燃料を入れると、
ロケットはさらに強力になる(それに見合った強力なエンジンクラスタが必要だが)

また水素は、ターボポンプの設計が大変だ
炭化水素系に比べて、水素ターボポンプのタービン回転数は2倍以上必要になり、
設計で苦労し、耐久性に難が出る(日本はLE-7でもLE-9でも、ずっと苦労してきた)
大型の水素エンジンの設計は、エンジン自体が重くなるばかりで、効率が出しにくい

多少の効率性の良さは、タンクに入る「総燃料重量」の圧倒的な差の前には無力なのよ
それを痛感させたのが、「ファルコン9」の登場
わかりやすい例で言えば、「ファルコン9」と「H3-30型」の比較だよ
H3-30型は、ファルコン9の2倍の体積を持つが、重量も能力も半分以下だ

水素の効率が良くても、ロケット打ち上げでは「重力損失」が無視できないから、
1段目には、燃料の理論効率よりも、一気にぶち上げるパワーが重量だ
そこで水素ロケットはどうしたかというと、弱点を補うために「SRB」を使うんだ

こうなると、もう最悪
効率もクソも無い
コストは高く、再利用しにくく、効率が悪く、性能も低く、
スケールアップしにくい、昔ながらのロケットが出来上がる

>コスト度外視の場合は水素が正しい選択
この発言って、何か意味ある?  コスト度外視して、何をするの?

結局、過去70年間の歴史を見てきた「ロケットの天才たち」は、
水素+SRBをやめて、「炭化水素系燃料」+「多数クラスタ」+「着陸再利用」を選んだのさ

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