【隔離ガチャ】韓国人を340キロ離れた場所に隔離した日本、自国民は900キロ離れた施設に [12/14] [右大臣・大ちゃん之弼★]

右大臣・大ちゃん之弼 ★

　日本政府が、新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の水際対策として、入国した韓国人を340キロ離れたホテルに隔離する中、ほぼ同じ時期に入国した自国民は900キロ以上離れた地域に移動させていたことが分かった。

　13日付（現地時間）の読売新聞やテレビ朝日系ANNなどによると、成田空港に7日に入国した日本人約40人が、再び飛行機で福岡に移動し、空港近くのホテルに隔離された。グーグルマップによると両地域の直線距離は約900－1000キロと推定される。

　米国の製薬会社で研究員として働く日本人男性Aさんは「PCR検査を受けて待機していた。そのときは、成田空港近くのホテルに行くものだと思っていた」「担当者に隔離施設がないと言われ、福岡に移動させられた」とANNに話した。その上で「みな戸惑っていた。中には慌てて家族に連絡する人もいた」「隔離ガチャ（行先を自分で選べず運任せ）の気分」と語った。

　この日、Aさんが日本に到着したのは午後3時ごろ。検査などで4時間待機し、午後7時に福岡行きの飛行機に乗った。午後11時にようやく隔離施設となっているホテルに到着した。そして3日後の10日に再び飛行機で成田に戻った。「隔離生活はかなりきつかった。食事は全て弁当で、担当者が状況を説明してくれないため不安だった」と話した。

　Aさんが名古屋に住む両親に会えるのは今月21日ごろだ。現地の防疫政策上、2週間は成田から出られないからだ。

　日本政府は最近、オミクロン株感染者の発生した国からの入国者全員に対し、指定施設での3－10日間の隔離を義務化するなど、海外に対する防疫対策を強化した。これについて読売新聞は「入国者の待機施設が不足し、入国した空港から遠く離れた場所まで移動するケースが頻繁に起きている」と報じた。

　今月3日には、仁川から成田空港に到着した韓国人のBさんも、Aさんとほぼ同じ状況を経験した。Bさんは、成田空港から直線距離で約340キロ離れたホテルで隔離生活を送った。これについて日本政府は6日「成田空港周辺に確保した国の施設（隔離用宿泊施設）が、近く足りなくなる可能性がかなり高まったため」とあるメディアに語った。

ソン・ジュサン記者

チョソン・ドットコム／朝鮮日報日本語版記事入力 : 2021/12/14 21:58
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/12/14/2021121480217.html