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【佐渡金山/歴史戦】強制労働を直視するドイツ、歴史に顔を背ける日本[02/11] [Ttongsulian★]

746 ::2022/02/13(日) 19:21:48.11 ID:PG5RlJBk.net
>>722
記者 そうすると今まで労務の供出はどういう方法でやっておられましたか。

田原実(朝鮮総督府労務課事務官)
従来の工場、鉱山の労務の充足状況を見ると、その九割までが自然流入で、あとの一割弱が斡旋だとか紹介所の紹介によっています。
ところが今日では形勢一変して、募集は困難です。そこで官の力−官斡旋で充足の部面が、非常に殖えています。
ところでこの官斡旋の仕方ですが、朝鮮の職業紹介所は各道に一カ所ぐらいしかなく組織も陣容も極めて貧弱ですから、一般行政機関たる府、郡、島を第一線機関として労務者の取りまとめをやっていますが、
この取りまとめがひじょうに窮屈なので仕方なく半強制的にやっています。
そのため輸送途中に逃げたり、せっかく山に伴われていっても逃走したり、あるいは紛議を起こすなどと、いう例が非常に多くなって困ります。
しかし、それかといって徴用も今すぐにはできない事情にありますので、半強制的な供出は今後もなお強化してゆかなければなるまいと思っています。


記者 現在労務充足に一番苦労しているのはどういう方面でしょうか。

田原実(朝鮮総督府労務課事務官)
一番困難なのは鉱山特に石炭山です。石炭山の労務が完全に充足できれば、朝鮮の労務問題はまずまずというわけです。が、それができない。
ちょうどザルに水を入れるようなもので、せっかく斡旋してつれていっても、すぐにパッと逃げてしまう、これをどうすれば充足できるか。
どうすればその移動防止ができるかということを、今まで官民ともに考えてきたのですが、なかなかうまくゆかない。徴用令を発動するのは最後の方法でこれは内地もまだやっていません。
なぜかというと鉱山作業は生命の危険率が高い、そこに徴用者を入れることは民心に非常な悪影響を与えるからです。しかしわれわれの考えとしてはもう今はそうもいっていられない。
今は万全の措置を講じた上で鉱山労務も徴用しようではないかというので、中央政府とも交渉してだいたい了解を得ています。内地も朝鮮がやればやる、という機運になってきているのではないかと思います。

大陸東洋経済「座談会 朝鮮労務の決戦寄与力」1943年12月1日
http://www.sumquick.com/tonomura/data/120723_02.pdf

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