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【文化】 「踊りも食べ物も、アニメで見た日本のままだった」 マレーシアの盆踊り大会に5万人が詰めかけたワケ[07/31] [LingLing★]

2 :LingLing ★:2022/07/31(日) 21:08:14.77 ID:CAP_USER.net
■日本の音頭に合わせてマレーシア人が舞う

当日は、開門前の午後4時半から会場外に参加者の長い列ができ、浴衣(ゆかた)に身を包んだマレーシア人たちも多くみられた。会場中心には大きな櫓(やぐら)がそびえ立ち、日本の伝統的な音頭とクアラルンプール日本人学校の生徒たちの振り付けに合わせて来場者が見よう見まねで踊るといった様子だった。

午後7時15分に最初の踊りが始まると、参加者らのボルテージは一気に上昇。9時過ぎの終演まで、数多くのパフォーマンスが行われ、催しを楽しみにやってきた地元の人々と在住日本人たちが共に盆踊りの輪に加わる姿が見られた。

日本企業に勤めるマレーシア人男性は、今回はじめて家族と共に盆踊りに参加したという。「政府から『行くな』と言われた時はショックだったが、来てみたら日本の子供たちが踊る姿を見て大いに感動した。こんなに楽しい体験は、日本企業の皆さんがマレーシアでしっかりと根を張って活動しているからこそできること。宗教とか政治とかといった問題を抜きに、今後もずっと続いてほしい」と話してくれた。

現地の日本人駐在員男性は、「政治問題化したことが日本でも話題になったと聞き、開催できるのかどうか本当に心配した。無事に終わってよかった」とほっとした様子。日本人と一緒に働く地元スタッフが、こうしたイベントを通じて「ニッポン」を知ることで、社内のコミュニケーションの円滑化にもつながりそうだ。

■「あずきバー」7500本があっという間に完売

一方会場では、日本食を売る屋台も多く立ち並んだ。現地で活動する多くの日系企業が日本のモノを地元・マレーシアの人々に売り込む良い機会、とあって、これまた日本の夏祭りや神社の参道を思わせるにぎわいとなった。出店した48の企業のうち、井村屋(三重県)が現地生産している「あずきバー」は7500本があっという間に売り切れた。

マレーシアでムスリム向けハラルスイーツの製造・販売を手がける「ふぁん・じゃぱんマレーシア」の五木田貴浩代表は、ハラル大福を1000個以上持ち込んだが、踊りが始まらないうちに完売してしまったという。「ムスリムの方も大勢来られ、当初政府が問題視した“ヒジャブに浴衣姿”の方もたくさんいた」。「これまで実施してきた盆踊り大会そのものだった」と言い、当初の閣僚発言は大会実施になんら影響を及ぼさなかったようだ。

マレーシアの盆踊り大会は、当地の日本人会の主催で1977年に初めて開かれた。当初は、現地に進出した日系企業が工場従業員向けに福利厚生事業の一環として始めたものだが、これを周辺市民にも開放、地元の政治家もこぞって参加するほどポピュラーな「市民の行事」となった。

盆踊りはそもそも、先祖の魂を敬い、迎え入れるお盆に人々が一緒になって踊るものだが、これが「仏教の思想につながる」と感じてしまった閣僚がいたというわけだ。

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