【朝鮮日報】新型コロナ感染中国人逃走事件に中国ネット民「韓国におわびします」[1/6] [仮面ウニダー★]

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仁川国際空港に到着した40代の中国人が新型コロナウイルス検査で陽性が判明したのにもかかわらず隔離を拒否して逃走した事件に関連して、中国のネットユーザーも苦言を呈している。

　これは、中国人A氏が3日午後10時04分ごろ、仁川市中区永宗島にあるホテルの駐車場から逃走したものだ。「空港で新型コロナ検査を受けて陽性反応が出た短期滞在者は、韓国の防疫当局が設けた臨時隔離施設に1週間滞在しなければならない」という防疫指針を破って失踪（しっそう）したのだ。その後、警察は5日午後、ソウル市内のホテルに隠れていたA氏を発見して逮捕した。A氏は逃走時、現場から300メートル離れた大型スーパーまで移動した後、タクシーに乗ったという。

　今回の騒動はメディアを通じて中国でも伝えられた。この事件を知った中国の一部ネットユーザーは、韓国の防疫政策に従わなかったA氏を非難した。あるネットユーザーは「外国に行ったら現地の法律を順守しなければならない」「逃走する心理が理解できない。A氏が処罰されるのは当然のことだ。同情できない」「隔離されるのが怖いなら外国に行かなければいい」と投稿した。

　また、別のネットユーザーは「韓国におわびする。本当に恥ずかしい」「こういう者どもを厳重に処罰し、国に恥をかかせないでほしい」と書いた。ほかにも「こういう風に我々が標的になるなら何も言えない」「（A氏は）気の毒じゃない」「不名誉だ。10年の刑を言い渡すべきだ」「中国に戻る資格もない」「IQ（知能指数）が低い人のようだ」「何か密輸しようとしていた人かもしれない」などの声が寄せられた。

　その一方で、韓国の防疫政策を指摘する人もいた。そうした人々は「防疫政策が厳しすぎる」「なぜ中国人にだけこういうことをするんだ」「韓国の隔離ホテルで何かあったのではないか」「韓国は防疫を理由に人権を侵害している」というコメントを書いている。

　警察はA氏を感染症予防および管理に関する法律に違反した容疑で捜査する方針だ。A氏の有罪が確定すれば、現行法により1年以下の懲役または1000万ウォン（約100万円）以下の罰金刑に処せられる。また、強制退去や一定期間の入国制限措置になる可能性もある。

　防疫当局は同日から中国からの入国者に対する防疫を強化し、入国前にも新型コロナ検査を受けることを義務付けている。このため、来月末までに中国から来るすべての韓国人・外国人は航空機・船舶搭乗前48時間以内にPCR検査または24時間以内に専門家用迅速抗原検査（RAT）を受けて、陰性確認書を提出しなければならない。ただし、葬儀など人道的な目的や公務による国外出張者、満6歳未満の乳幼児、感染確定日から10日以降40日以内の人は、陰性確認書の提出義務の例外として認められている。

チョン・チェビン記者

チョソン・ドットコム／朝鮮日報日本語版記事入力 : 2023/01/06 08:04
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