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【カナダ・大学教授】韓国の市民社会、知性でデマを退けてこそ民主共和国は存続できる [7/16] [ばーど★]

1 :ばーど ★:2023/07/16(日) 08:12:24.48 ID:H85EABzX.net
今回怪談を論破した科学者らは民主共和国の真の英雄 陰謀論を撃破したければ、軍警ではなく市民の論理力を 20年近いフェイクニュース勢力の所業を残らず記録し、満天下に知らしめるべき

福島「処理水(treated water)」放流を巡る最近の論争は、韓国知性界の底力を示してくれた。その分野の専門家らが公論の場に出てきて科学的知識と冷徹な論理で偽りの主張を撃破し、虚偽の扇動を遮断した。これまでおよそ20年、フェイクニュースと虚偽の扇動にだまされた経験を持つ韓国国民の多数は、おおむね落ち着きを保っている。青少年が間違いを繰り返しつつ成熟していくように、韓国社会も試行錯誤を経て進化している。それでも安心はできない。過去およそ20年にわたってフェイクニュースをばらまき、虚偽の扇動を主導した者たちが、依然として大きな権力を享受しているからだ。

 彼らの主張を振り返ってみると、失笑を禁じ得ない。彼らの言う通りであれば、大韓航空858便テロは安全企画部(省に相当)の自作自演で、韓国政府は米国の狂った牛を輸入して国民の脳にぷすぷすと穴を開けようとし、哨戒艦「天安」は米軍の誤爆で沈み、セウォル号は潜水艦と衝突し、THAAD(高高度防衛ミサイル)の電磁波はマクワウリに染み込んで人体を脅かした。でたらめなうそだが、彼らの扇動は毎回、恐るべき破壊力を発揮する。

 ごくわずかな危険を膨らませて社会的恐怖を助長し、興奮した群衆を動かして政権を揺さぶるという手法だ。巧みな扇動力、機敏な組織力、緻密なプロの企画力だ。21世紀の大韓民国で、ナチス式の宣伝・扇動と共産党式の戦略・戦術をああもうまく駆使する彼らは、果たして何者なのか? マルクスに魂を売り、レーニンの宣伝術を学び、毛沢東のゲリラ戦術に慣れ親しみ、金日成(キム・イルソン)の革命理論で大衆に潜り込んだ、「昨日の勇士たち」なのだろうか。

 今も、その勢力は韓国の政界、学界、官界、言論界、法曹界、文化芸術界、果ては科学技術界でも大活躍している。議会を占領して反自由的法案を作り、公的な媒体を利用してフェイクニュースをばらまき、選挙管理委など憲法機関に入り込んで党派的権力を振るい、法服を着て不公正な判決文を書いている。各界各層で彼らが構築した権力の陣地はあまりにも強固で、学生運動流の「アジプロ(agitprop. 宣伝扇動)」はいつでも津波のように韓国社会を覆い尽くせる。

自由民主主義は、表現の自由と思想の多様性を根幹とする。政府は表現の自由をできる限り許容した後、思想の場の外へと退く。政府の退いた世論の場は、完全に市民社会の領分だ。全体主義とは異なり、自由主義体制では政府が公権力で反対世論を鎮圧することはできない。怪談や陰謀論が広まったら、その責任は全くもって市民社会にある。市民が乗り出して真実を明らかにできなければ、うそをつく勢力の支配の下に置かれてしまう。まさにその点で、今回勇気をもって公論の場に出て怪談と風説を論破した科学者らこそ、民主共和国の真の英雄たちだ。

以下全文はソース先で

宋在倫(ソン・ジェユン)カナダ・マックマスター大学教授(歴史学)

朝鮮日報 2023/07/16 06:20
https://www.chosunonline.com/m/svc/article.html?contid=2023071480158

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