2ちゃんねる ■掲示板に戻る■ 全部 1- 最新50    

■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

【米中対立】経済面では米国ブロックがまだ優勢 世界の国は5つのグループに分けられる [12/5] [昆虫図鑑★]

1 :昆虫図鑑 ★:2023/12/05(火) 08:45:26.98 ID:dnbXUpiI.net
ロシアやイランに投資するのは愚か者だけ:マーティン・ウルフ

(略)

キャピタル・エコノミクスによれば、世界の国は5つのグループに分けられる。

 米国とその親密な同盟国、どちらかと言えば米国寄りの国々、非同盟諸国、どちらかと言えば中国寄りの国々、そして中国とその親密な同盟国という色分けだ。

5つのグループに分かれる世界の国
 第1のグループは米国とカナダ、欧州諸国(ハンガリーは除く)、日本、オーストラリア、ニュージーランドから成る。

 第2のグループの筆頭は何と言ってもインドだが、コロンビア、メキシコ、モロッコ、トルコ、韓国なども名を連ねる。

 ここで言う非同盟諸国では、ブラジル、インドネシア、ナイジェリアの3カ国が重要だ。

 第4の中国寄りのグループに入るのはアルゼンチン(確かに、つい数日前まではそうだった!)、大半のアフリカ諸国(南アフリカ共和国を含む)、イラク、カザフスタンであり、キャピタル・エコノミクスはサウジアラビアもここに入れている。

 最後に、中国と緊密な関係にある第5グループにはロシア、イラン、パキスタンが入る。

(略)

面積やGDP、工業生産で見た勢力図

 中国ブロック(上記の第4・第5グループ)は世界の全陸地(南極を除く)の半分を占めるのに対し、米国ブロック(上記の第1・第2グループ)は35%にとどまる。

 世界人口に占める割合も、中国ブロックの方が若干大きい(46%と43%)。

 だが、世界全体の国内総生産(GDP)に占める中国ブロックの割合はまだ27%しかなく、そのほとんどが中国自体のGDPで、米国ブロックの67%とは大きな差がある。

 世界の高所得国のほとんどが米国ブロックに属していることがその決定的な理由だ。

(略)

 2022年の世界の工業生産を見ると、中国ブロックのシェアは38%で、米国ブロックのそれは55%だった。

 中国が今後四半世紀で米国ブロックに追いつくか否かは、インドの製造業が中国のそれに比べてどの程度のパフォーマンスを示すかに主に左右される。

 農業生産では中国ブロックのシェアは49%に達しており、米国ブロックの38%より大きい。中国ブロックにはコモディティー(商品)生産国が多いからだ。

 2022年には、中国とのモノの貿易の方が米国とのモノの貿易よりも多かった国が144カ国あった。米国との貿易の方が多い国は60カ国にとどまった。

 だが、世界におけるモノの貿易の半分は米国ブロックの内部で行われていた。このように視野を広げて物事を見ることは本当に有用だ。

(略)

金融活動や資本の流れなら米国ブロック

 金融活動や資本の流れは、米国ブロックが引き続き世界を牛耳っている。

 外国直接投資(FDI)における同ブロックのシェアは過去四半世紀で縮小したが、それでもまだ2022年時点で投資国としてのFDIストック(残高)で84%、被投資国としてのストックで87%を占めていた。

 これは、世界の世界最強クラスの企業群と最も魅力的な投資対象の両方が米国ブロックに残っているからだ。

 このギャップは習近平国家主席の政権下では縮まらないだろう。

 また、世界の証券投資のおよそ86%は米国ブロック内で行われており、中国ブロック内で行われているのは2%にすぎない。

(略)

 だが、米国とその仲間の国々は、反米を軸に集まった中国のグループよりも結束が固く、経済力も強い。

 このバランスをすぐに変える出来事があるとすれば、それは米国が同盟関係をズタズタにしようと決意することだ。

 実際にそんなことになったら、世界史上最も劇的な自傷行為の一つに数えられるだろう。

 また、経済の重要な側面すべてにおいて中国ブロックが米国ブロックを抜き去ることができるのは、そんな自傷行為よりもはるかに先のことになる。

 そもそも、抜き去ることなどできないのかもしれない。

全文はソースで
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/78258

総レス数 94
25 KB
新着レスの表示

掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50
read.cgi ver.24052200