“激しすぎるお家騒動”に揺れる韓国K-POP界、大ブレイクした「NewJeans」は大丈夫か？［5/13］ [仮面ウニダー★]

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日本では「NewJeansおじさん」も登場　ミン・ヒジン現象を読み説く（韓光勲：ライター）

ー前略ー
・Y2Kを「カワイイ」「カッコイイ」に転換
　ここで、改めて、「NewJeansとは何だったのか」を考えてみたい。韓国で今回の騒動についての報道は喧（かまびす）しいが、
「NewJeansの革新性とは何だったのか」を論じる記事はほとんど見られなかった。なぜ、NewJeansはこれほどの人気を獲得したのか。

　最新曲「Bubble Gum」のミュージックビデオを見てもらいたい。騒動の渦中にリリースされたものである。

　ブラウン管テレビ、VHSビデオ、風船ガム、ビー玉、海、砂浜、キャンピングカー、制服、自転車、シャボン玉、風車、ビデオカメラ、
画面の大きなデスクトップパソコン、メロンソーダ、牧場、ナイキのシューズ・・・。31歳の筆者にとっても、
懐かしくてたまらないアイテムが次から次へと出てくる。薄めのメイクと黒髪、ロングヘア―、ノスタルジックな淡い色彩も特徴だ。
「あの頃（2000年前後）、いい時代だったよね」と言いたくなる。これが「Y2K」（2000年前後のテイスト）である。

　日本人にとっては、「あの頃の岩井俊二映画」といった方がピンとくるかもしれない。とにかく、たまらなく懐かしく、美しく、
胸がギュッとなる音楽。それがNewJeansだ。「NewJeansおじさん」が日本で出現するのもうなずける。

　Y2Kをコンセプトに取り入れたのは斬新だった。2000年前後という時代のファッションはひと昔前は「ダサい」ものの象徴ですらあった。
それを「カワイイ」「カッコイイ」に転換させたのだ。「Y2Kがクールだ」ということを表現したのは本当に革新的だった。

・「Y2Kの日韓関係をもう一度」
　ここからは少し話が飛ぶが、筆者は「日韓関係」にとってもNewJeansの登場は象徴的だったと思っている。

　それをよく表していたのが、年始に放送されたNHKスペシャル「世界に響く歌　日韓POPS新時代」（2024年1月7日）だ。
番組は世界の音楽シーンで快進撃を続ける日本のYOASOBIと韓国のNewJeansを取り上げ、「日韓のポップスが世界に響く新時代」が
始まったとしている。

　番組の中でミン氏は、「想像力をかきたてる作品を、たくさん作っていきたいと思っています。画一化されたものではなく、
多様で好奇心を刺激する面白いコンテンツを作りたい。それを、NewJeansを通して実現するのが、私の究極の願いです」と
語っている。

　筆者は、YOASOBIとNewJeansの流行と、尹錫悦大統領・岸田文雄首相のもとで進んだ日韓関係の改善が同時期に起こったことは
偶然ではないと考えている。もっと言うと、「尹・岸田の日韓関係」のキーワードは「古き良きY2K」だったとすら思っている。

　日韓が関係改善を目指すとき、いつも参照されるのは、2000年前後の日韓関係である。
1998年に署名され、日本と韓国が新たな時代を切り開いた日韓共同宣言（21世紀に向けた新たな日韓パートナーシップ）。
そして、2002年の日韓ワールドカップ共催。あの頃、日韓関係は「戦後最高」の状態だった。

「Y2Kの日韓関係をもう一度」──。それが尹錫悦大統領の対日政策だったと言っても過言ではない。大統領自身、日韓共同宣言によく言及する。
尹錫悦大統領は、現在の日韓関係を「世界の平和と繁栄のために協力するパートナーになった」と表現している（2024年3月1日の演説）。

　ともに日韓両国で人気を博し、世界のポップスシーンで活躍するYOASOBIとNewJeansがどこか重ならないだろうか。
この同時代性は今のうちに書き残しておきたいと思う。

・NewJeansはどうなるのか？
ー中略ー
　キーワードだけ挙げると、「教科書」「靖国」「竹島」「慰安婦」「徴用工」をめぐって、日韓関係は揺れ続けた。
2000年以後に悪化した日韓関係と同じような歴史を、NewJeansとミン・ヒジン氏、HYBEもたどるのではないか──。
僕の心配が杞憂に終わることを願っている。

全文はソースから
JBpress 2024.5.13（月）
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/80958

“激しすぎるお家騒動”に揺れる韓国K-POP界、大ブレイクした「NewJeans」は大丈夫か？ ［5/13］ [仮面ウニダー★]

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