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クロックについて語りましょう part.3
- 190 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/12(日) 10:41:55.87 ID:2+Mfj7kB.net
- デジタルに於いては本当に重要です。精度、ppm、周波数安定度、スタビリティー、などのスカラー量では表現しきれないジッタのことです。
タンテのジッタは物理の慣性が働くのでワウとして低周波に出てきますが、
クロックジッタの場合は電位なので電源インピーダンスに依存して全帯域に出てくる上に、
デジタル回路の高いQ、高い非線形性と相まって、高周波帯域でさらに強調されてしまいます。
水晶由来の単一周期ジッタでは音に大した影響は無いと思われるのですが、はじめにCMOSの非線形と重畳し、次にデジタルチップの内部ジッタと重畳し、
多量に使われているHigh-Q Low ESR の MLCCという電子部品と次々に共振して、ジッタが重畳していった結果、ああいうデジタル臭い聴き疲れする音色になります。
ハイレゾフォーマットのデジタルオーディオでは、DレンジFレンジ共にアナログを凌ぐのに、階調で及ばないのはこういったジッタが原因なんです。
近年はデジタルデバイスの低発熱省電力の為の低電圧化、高機能の為の高周波化が進み、
新たに開発された、優れたフィルタリング素子や、信号波形を整形するイコライザなどの技術が
HDMIやUSB3.0など、劣化がクリティカルな伝送部分の規格で既に使われています。
オーディオ回路の場合は電源を含めたトータルな回路の一層の高品質化が問われ、
また、デジタル回路動作周波数帯域のみならず全帯域での過渡応答と低電源インピーダンスが問われますから、
アナログ時代と同じく、ピュアになるほどニッチになるニーズと小さい市場に窮するのは間違いないですが、
デジタルコンシューマーのニーズが天井知らずに伸びていくので、技術革新のおこぼれが楽しみでもありますね。
デジタル時代には、素人目にも分かりやすいリニアな淘汰が、繰り返されていくと思いますよ。
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