UK-POPと英国スピーカー
- 1 :1:2017/06/01(木) 12:43:42.40 ID:3HpHwRx7F
- 最新〜昔までのUKサウンドと英国スピーカーの
相性の良さについて語りましょう。
ここで想定しているのはB&WやKEF、ハーベスなど数多い
UKスピーカーで中小型の機種で、若者向けです。
米国サウンドに強いJBLを代表とした米国SPや
クラ向けのタンノイプレステなどは別スレでお願いします。
但し、UK−POP向けのタンノイはウエルカムです。
- 2 :1:2017/06/01(木) 12:46:17.11 ID:3HpHwRx7F
- さて、私が本スレッドを立てるに至ったのは、60年代〜2010年代までの
過去50年間のUK−POPを鳴らすSPって何だろうって思ったとき、
中庸なSPであると分かったのです。
逆に言えば、黒人音楽を中心とした米国サウンドには弱いということです。
- 3 :1:2017/06/01(木) 12:54:03.16 ID:3HpHwRx7F
- 〇60年代アーチストの例
ザ・ビートルズ
〇70年代アーチストの例
ザ・ジャム、セックス・ピストルズ、ポールウエラーのソロも良いですね。
〇80年代アーチストの例
ユーリズミックス、デュラン・デュラン、カルチャークラブ、
カジャグーグー、デッド・オア・アライヴ
〇90年代アーチストの例
オアシス、スパイスガールズ
- 4 :1:2017/06/01(木) 12:56:29.52 ID:3HpHwRx7F
- UK−POPと言えば電子楽器ですね。
デュラン・デュラン-シンクラビア
デッド・オア・アライヴ-DX-7やFairlightなどが使われていました。
- 5 :1:2017/06/01(木) 13:01:37.94 ID:3HpHwRx7F
- ステサンを参照していましたら、B&Wの「CM7」のベストバイをやっていたの
ですが、その中で、70年代ジャズの名門レーベルである、TBMのスリーピーを鳴らしたのですが、SPに対して、厳しいディスクで、ドラムの打音が
遠慮気味で、キレのある音のヌケが今一つという評価でした。
当たり前の話ながら、このジャンルは米国系SP(特に15インチ)
には叶いません。しかも普段、現代SPをお使いになっている三浦さんが
おっしゃられていたので、尚更、信ぴょう性が高まりました。
- 6 :1:2017/06/01(木) 13:06:17.17 ID:3HpHwRx7F
- 自分としては、手持ちのKEFやB&Wを活用すべく、と考えたとき
普通にUKサウンドを聞けば良いと分かりました。
70年代〜80年代と言えば、Queen、
フレディマーキュリーがありますね。
- 7 :1:2017/06/01(木) 13:14:28.71 ID:3HpHwRx7F
- しかしディープ・パープルのハイウエイスターや
ブラック・サバス、レッドツエッペリンなどのハードロックに
なってくると、
・・・さて、ここで「分類学」が重要になってきますが、
パンクロックまでですと、UKスピーカーなのですが、
ハードロックになってくると、米国スピーカーを使いたくなってくるのです。
この中でブラックサバスはハードロックから抜け出た、ヘビーメタルの元祖
と定義する人々がいます。私もその意見に賛成な気がしています。
つまりイングランド出身のUKサウンドでも、ブラック・サバスや
ディープパープルですと、それは「JBLで聴きたくなる」わけです。
- 8 :1:2017/06/01(木) 13:17:42.99 ID:3HpHwRx7F
- ここまでの流れ、
パンクロック、クリームのクラプトンやピストルズのシド・ビシャス
あたりまでは、UKスピーカーですが、
ハードロックが台頭してくると、そこではUKサウンドであっても、
米国スピーカーにしたくなる、というわけです。
完全に米国サウンドである、西海岸のフュージョンになってくるとどうだろう。どっちでもイケる感じがしますね。
ユーロビートもどちらでもいける感じがします。
曲により、英国SPだったり、米国SPだったりと。
- 9 :1:2017/06/01(木) 13:21:53.33 ID:3HpHwRx7F
- ここでギターサウンドに目を向ける必要が出てきます。
ポップサウンドを理解する上で、シンセサウンドと、ギターサウンドと
SPの相性は切り離せない関係にあるからです。
ギター本体、エフェクター、ギターアンプの3点です。
ギブソン・・・レスポール/ES335/フライングV
フェンダー・・・テレキャスター/ストラトキャスター
B.C.リッチ・・・モッキンバード
これらに対しエフェクターでディストーションなどが掛けられる
わけですが・・・
- 10 :1:2017/06/01(木) 13:29:10.23 ID:3HpHwRx7F
- >>9 70年代を代表する一人、T-REXの
マーク・ボラン・・・ジャンルは「グラムロック」ですが、
彼はまさにレスポール、フライングV、テレキャス、ストラトなど
を愛用していたわけです。
この時代はUK、米国ともに早世したミュージシャンが多かったですね。
T−REXのサウンドなどはまさにUKスピーカーにちょうど良い、
ベストサウンド、と呼べる相性の良さがあると思います。
初期のチラノザウルスを省略しない時代のアルバム(インド風ですが)
なども、UKスピーカー、いぶし銀にも相応しいと思われます。
そしてこの頃、ディストーション(歪)のジャカジャカ音がよく使われた
と思うのです。
- 11 :1:2017/06/01(木) 13:45:34.62 ID:3HpHwRx7F
- ギターを演奏する人はたいがい、ギターを複数持っています。
エレキ、生ギアー、エレアコ、ベースと1本ずつ買っても4本必要です!
私の経験でも、大半の人が3本以上、平均5本前後はお持ちです。
そして、多少のプロであれば、10数本〜30本程度の所有はザラです。
- 12 :1:2017/06/01(木) 13:48:49.72 ID:3HpHwRx7F
- つまり>>11の通り、「ギターは沢山の本数を所有するのが、当たり前」
という状況です。芸能人のギター好き、沢山おられますね。
「スピーカーもまったく同じ」ことなのです。
少し好きであれば、数本所有するのが当たり前であり、
かなり好きであれば、何十本、ということになります。
しかも何十本といっても、20〜30本程度だと、ウジャウジャという感じには
なりません。 だいたい置いてあるね、という程度で、かなりシンプルです。
ギター20本程度でも、6畳間で少しのラックに収まります。
つまり、結構、少なく見えます。
- 13 :1:2017/06/01(木) 13:52:19.52 ID:3HpHwRx7F
- ここまででざっと、以下を流しました。
・UKサウンドを代表するミュージシャン、
・UKサウンドの音楽の種類(パンク、ハードロック、グラム〜等)
・UKのギターサウンド、シンセサウンドと音楽機器
・UKサウンドとUKスピーカーの関係性について見てきました。
最後はギターに種類があるようにスピーカーにも種類が必要だと
分かっていただけたと思います。
- 14 :1:2017/06/01(木) 14:01:53.64 ID:3HpHwRx7F
- それではもう一度、おさらいしてみましょう。
エレキギター・・・6弦、電気を通すギター、メロディラインを奏でるギター。
アコースティック(生)ギター・・・フォークギターやクラシックギター、胴で鳴らすギター
エレアコ・・・エレキギターと生ギターの両方で使えるクロスオーバー。
ベースギター・・・4弦、ベース音を鳴らすギター。
- 15 :1:2017/06/01(木) 14:04:00.17 ID:3HpHwRx7F
- >>14の所へ、誰か、音楽仲間が遊びに来たとしましょう。
誰かが、ギターを手に取って、弾き始めました。そうすると、もう一人は
必ず、「ベースギター」を取り、「セッションが始まる」ことになるでしょう。
あるいは「ツインリード」かも知れませんね。
なので、必ずギター好きは2本以上、持つことになっているのです。
- 16 :1:2017/06/01(木) 14:07:13.17 ID:3HpHwRx7F
- ギターサウンドが激しくなると、パンクロック、ハードロック、ヘビーメタル、グランジ、と変化することになります。
これがUKサウンドや米国の音楽史に影響を与えたわけです。
そしてワイドレンジ化、
これらに対応する為に、JBLなどは2way⇒3way⇒4wayと進化させたわけです。現在は各ドライバーユイットがワイドレンジ化した為、3wayでも
スーパーツイーターまで装備されていることも少ない無いです。
- 17 :1:2017/06/01(木) 14:12:58.90 ID:3HpHwRx7F
- さて、次は箱かトールボーイか?という2元論にまいりましょう。
箱派・・・ハーベスとスペンドールは明らかに箱が好きです。
スペンドールは現代流にトールボーイのラインナップを持ちますが、
クラシックシリーズは全てバスレフ箱です。音の良さを追求したからです。
それに対して、B&WやKEFはドライバーのハイテク化を進め、
大型機は箱に近いトールボーイとし、中型より下は全てトールボーイ重視
という感じでしょう。
私としては、ハーベスかスペンドールかタンノイから一つ選び、
B&WやKEFから一つ選ぶ、つまり、2つ以上選ぶのが良いと思っています。
(私は合計3つ選びましたが・・・)
- 18 :1:2017/06/01(木) 14:21:52.95 ID:3HpHwRx7F
- さて、UKと言いながら、米国やJBLを出してしまうのは、
これは「音のしきい値」があるからです。
ここまでのサウンドはUKスピーカー向け、ここから先のサウンドは
米国スピーカー向け、というわけですね。
リズムを中心とする(サンプラーやソフトによる人口的リズムを除外して)、
ドラムンベースなど、つまり根底にあるのはアフリカの強い影響にある、
黒人音楽・・・の気配が漂ってくると、そこは米国スピーカーなのです。
ブルース、ジャズ、ソウル、ヒップホップという奴ですな。
これがカントリー音楽になると、白人のフォーク音楽なので、
どっちでも良いかなという感じです
(つまり15インチスピーカーの必要性を感じない)
ただR&Bといってしまうと、現代ではヒットチャートの範囲が広く
なっているので、現代ではPOPに近いかも知れません。
- 19 :1:2017/06/01(木) 14:29:23.69 ID:3HpHwRx7F
- さて、「音の輝き」が気になる人がいると思います。
その場合は、明らかに「ハーベス」スタンド込か「スペンドールのクラシック」SP100を頂点として・・・を選ぶべきなのです。
特に安価なシリーズのB&WやKEFの場合、「瑞々しさ」、「潤い」
は削がれる場合が多いです。もちろん長所となる場合も多いのです。
実は私のKEFの稼働率がかなり低いのもそこに起因しているのです。
特にハイテク形状の箱なので・・・、後に改良されて、普通の四角い箱に
戻ったのは、その点を考慮してのことでしょう。
- 20 :1:2017/06/01(木) 14:33:06.15 ID:3HpHwRx7F
- 時に騒々しいとされた、UKポップ、UKロックを聴く場合に、
買ったばかりの「安価な大量生産のハイテクSP」、で「輝きを持つ」場合
(現代のトールボーイのハイテクドライバーユニットは
大半が輝きを持ちます)
若手がポップを聞くならまだしも、中高年には時に聞き苦しいことがあります。
だから時間を掛けて「エージング」する必要があるわけです。
エンジンならぬスピーカーの「慣らし」運転、というわけですね。
- 21 :1:2017/06/01(木) 14:41:01.28 ID:3HpHwRx7F
- >>8
「クラッシュ」を入れるの忘れてた。バンドの数が少ないと思ったよ。
- 22 :1:2017/06/01(木) 14:42:55.36 ID:3HpHwRx7F
- >>時に騒々しい
⇒当時のパンク・ロックのことです。
あえて、難解さを避け、シンプルで、バンド構成も数が少なく単純
だからでしょう。
なお「クイーン」だと、あまりこういうことは言われません。
「ロック・オペラ」でクラシック的な要素が強いからでしょうか。。
- 23 :1:2017/06/01(木) 14:48:47.68 ID:3HpHwRx7F
- さて、次は作曲の観点から、英国サウンドを眺めてみましょう。
作曲は適当にメロディを歌いながら、そのメロディの音階(スケール)
に近いコードをあてはめて伴奏してゆく流れとなります。
楽器としてはキーボード系 又は ギター系となります。
ギターで伴奏をつけるか、キーボードで伴奏をつけるか、です。
必ず、シンガーソングライターはこの2種類のどちらかになる筈です。
- 24 :1:2017/06/01(木) 14:51:55.20 ID:3HpHwRx7F
- キーボード系・・・最大88鍵、音域が7オクターブ半あるだけに、
ワイドレンジな作曲が可能となる。スピーカー泣かせになりやすい。
ギター系・・・単純でシンプル、しかしとびつくようなリフ(サビのリフレイン)があるのはこちら。ナローレンジになりやすい。よりUK的と言えるかも知れない。
- 25 :1:2017/06/01(木) 14:57:11.81 ID:3HpHwRx7F
- >>23-24を見て、パンクロックを眺めると一目瞭然ですが、
全てギター系と呼べるでしょう。
グラムも入れて、70年代はほぼギター系という感じがします。
それに対して、80年代は下記の通り、シンセ系が発達したので
シンセ系ばかりに見えます。まさに「時代を作る楽器!」の台頭です。
>〇80年代アーチストの例
>ユーリズミックス、デュラン・デュラン、カルチャークラブ、
>カジャグーグー、デッド・オア・アライヴ
- 26 :1:2017/06/01(木) 14:58:08.56 ID:3HpHwRx7F
- >>25
を見て分かる通り、70年代までは、ナローレンジな
クラシックスピーカーだけで良かったが、
80年代以降はサブウーファーが必要になってくる。
とも言えるわけです。JBLの4way化とも通じます。
- 27 :1:2017/06/01(木) 15:00:43.06 ID:3HpHwRx7F
- >>25 のシンセ系は、シンセ音源主体でしたが、初期のサンプラー系とも
呼べる時代です。Reflexの冒頭にもそれが表れています。
このサンプラー時代がいっそう進歩して、コンピューターソフト全盛時代
を迎えるのが90年代です。打ち込み、と呼ばれ、小室時代もありましたね。
この頃はサンプラーとドラムンベース、サウンドの切り貼りが始まりました。
多重トラックの多重録音が多用された時代でした。
- 28 :1:2017/06/01(木) 15:03:13.92 ID:3HpHwRx7F
- さて70年代のキーボードはアナログシンセサイザー、
コードによる(patch)パッチングが主体でした。
また物理モデリング音源なども無く、Hammondオルガンのレスリースピーカー
は本当にスピーカーが電気オルガンの内部でロータリーに回転していた時代でした。
今では、何でもバーチャルアコースティック音源ですが・・・
- 29 :1:2017/06/01(木) 15:12:55.18 ID:3HpHwRx7F
- さて、当時 数千万もしたSynclavierですが、
1990年代半ばになってくると、大半の事は、
自作PC用のソフト程度で実現出来るようになっていました。
この辺りがユーロビートのブームを招いたのでしょう。
もはやコストは法人から個人レベルで足りるようになっていました。
- 30 :1:2017/06/01(木) 15:15:37.07 ID:3HpHwRx7F
- さて米国スピーカーの伝統を大口径、巨大エンクロージャーとするならば、
英国スピーカーは家庭で使えるサイズ、中口径以下、中小型の箱が主体でした。
それが、ハーベスやスペンドールのクラシックシリーズだとお伝えして
いましたね。いわゆる「BBC」モニターサウンドと呼ばれる音がその代表例
でしょう。
- 31 :1:2017/06/01(木) 15:16:50.23 ID:3HpHwRx7F
- イギリスBBC規格の小型モニタースピーカ
ロジャースの「LS3/5A」がまさにそれでしょう。
- 32 :1:2017/06/01(木) 15:18:16.78 ID:3HpHwRx7F
- BBC規格の系譜が、現代化した時、
アビーロードスタジオのB&W800シリーズへと結実した!
と私は考えています。
- 33 :1:2017/06/01(木) 15:20:01.43 ID:3HpHwRx7F
- つまりスタジオサウンドを3つに分類すれば、
JBLスタジオモニター⇒GENELEC
タンノイスタジオモニター⇒B&W
これにヤマハNS10Mstudio(NS1000モニター)
とLS3/5aの小型モニターが、80年代のラジカセモニターをカバー
していました。
- 34 :1:2017/06/01(木) 15:23:00.12 ID:3HpHwRx7F
- >>33
この中dGENELECだけが高価なスタジオ用しか無いので買えないから、
必然的にJBL、タンノイ、B&W、KEF、ハーベス、スペンドール、etc
へ流れるのは必然とさせ言える。
あとはこれに、クオードやマグネパンを足せば完成するのは必然か。
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