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カセットデッキをしみじみ語る会 55台目
- 501 :名無しさん@お腹いっぱい。:2018/09/09(日) 17:03:08.53 ID:GhUETyJU.net
- >>494
ヘッド(コア)が帯磁していると、ギャップ部にN/S両極が現れる、ということになるから、
このギャップと密着したテープの磁性体によって、磁路が形成されることになる。
そして、テープの磁性体の粒子の僅かな不揃いがその移動によりギャップの磁気抵抗を変化させて、
ヘッドの残留磁束による磁界が変化し、これによりコイルにノイズ電圧が発生する。
これがS/N比を悪化させることになるんだよね。
ちなみに、DCバイアスの場合、テープに残った直流磁化は、上と同じようにコイルにノイズ電圧を生じさせるけど、
ヘッドに帯磁した磁化よりよりも大きいので、ヘッドを消磁してもその効果は殆ど無い。
そのため、DCバイアスの機種が多かったカセット登場時は、ヘッドの消磁が叫ばれることはなかったという事情がある。
その後、HiFiを志向してACバイアスが用いられるようになると、
この問題が浮上してきて、ヘッドの消磁の重要性が語られるようになった。
結論としては、ヘッドの消磁においては、ヘッド・コアの消磁がACバイアスの機種には重要で、
これが出来ない(ヘッド・ケースのみの消磁)と、接触する録音済みテープの高域減磁を防止することにはある程度有効だろうけど、
抜本的な解決には至らないということになるだろうね。
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