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スピーカー自作・設計・計測などなど 66

372 :名無しさん@お腹いっぱい。:2020/04/02(木) 01:57:04 ID:ZUT11c9h.net
>>349
なぜバスレフの効率が100%だと共鳴周波数で6fB (dB?)持ち上がると思ったか知らないが、実際にはもっと持ち上げられる。
ポートの等価質量とドライバーの振動系質量との比が小さいほど持ち上がる。
スピーカーは振動系の質量を動かすためにエネルギーを使っていることに気が付けば、
ポートの共鳴周波数ではドライバー自身は動けなくなり、実際に動くのはダクト内の空気で、エネルギーはすべてポートの等価質量を駆動するために使われるので、
ポートの等価質量がドライバー振動系質量の1/2であれば2倍動き、1/4であれば4倍動くことがわかるだろう。
つまりポートの面積が大きくダクトが短いとポート共鳴周波数での音圧が上がる。
それだけではポート共鳴周波数が高くなってしまうが、箱を大きくして空気バネを弱くすればポート共鳴周波数を同じあるいは低くしながらポート共鳴周波数での音圧を上げられる。
ただしこうするとポートの共鳴音がボンボンと目立つようになる。
古典的なバスレフではポートの等価質量=ドライバーの振動系質量としており、しかも大きな箱に入れてポート共鳴周波数をfs (f0)の1/√2程度にしていたので、低域限界はものすごく伸びたが、共鳴音が目立つ「バスレフ臭い」音になっていた。
1970年代後半頃からはポートの等価質量をドライバーの振動系質量の√2倍程度以上とし、箱も小さくしてポート共鳴周波数をfsと同程度とするようになりバスレフ臭さは減ったが、低域の強烈な伸びはなくなった。

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