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【西田幾多郎】京都学派総合スレッド【森哲郎】

1 :考える名無しさん:2010/09/13(月) 15:40:56 0.net
mixi(mixiディアカテゴリ密閉性の高い議論が可能)
http://mixi.jp/view_community.pl?id=3508030


インターネットワイドショー掲示板(30000レス以上可能DAT落ちなし規制なし)
http://www18.big.or.jp/~ggg/b/bbs/mbbs.cgi?mo=p&fo=tv&tn=0861&rn=1000

105 :考える名無しさん:2011/05/26(木) 20:43:33.61 0.net
なんで本山博やねん?

106 :考える名無しさん:2011/05/26(木) 21:01:58.50 0.net
本山神学は日本よりも世界での方が有名だから・・・。
ユネスコ認定の現代世界の十大心理学・哲学者のひとりにアジア人では唯一選ばれているから。

日本では知る人ぞ知る程度。

107 :考える名無しさん:2011/05/26(木) 23:03:08.09 0.net
選考委員が無知だからだと思う。アカデミー賞と同じ。あと世界遺産と同じで経済的なプッシュがある
とかコネクションとか。だから選ばれていないからといって気にすることもないし、選ばれているから
といっていばることもなし。

108 :考える名無しさん:2011/06/18(土) 22:02:17.52 0.net
俺が嫌いなのは西田ではなく必要以上に熱狂するファンなのだ
結局奴らは学校や仕事先でがんばれてなかったり、勝ててなかったりする奴らの
集まりで、それをひいきの西田に託し、西田が頑張れば自分も頑張った気になるし、
それで成功すれば自分も成功したような気になるのだ
俺の様に毎日2chで戦ってる人間なら人を応援する余裕なんてある訳がない


109 :考える名無しさん:2011/06/18(土) 22:19:11.37 0.net

機械さん 自己紹介乙です

110 :考える名無しさん:2011/06/20(月) 15:39:35.97 0.net
熱狂するも何も、あの難解晦渋な哲学論文集を西田の全集購入者の何パーセントが理解できるのか?
おそらく大部分の購入者は本棚の飾りにしかならないだろ・・・。

一通り読んだ人のうちの何人が理解してるのだろうか?

111 :catt ◆.catt24qAw :2011/06/20(月) 17:13:40.79 0.net
>>110
書物を理解する、というのは哲学的に考えれば、無理としか言いようがないです。

112 :考える名無しさん:2011/06/20(月) 21:39:39.35 0.net
そういうポストモダン的なエセ哲学者気取りの詭弁はやめてください

113 :考える名無しさん:2011/06/29(水) 00:47:19.10 0.net
このスレで波多野精一がとりあげられてるので
気になって、古本屋で「宗教哲学」を買って
読み始めました

想像していたのと違って、ずいぶん読みやすいので
驚いています
「わかりやすい」と言えるかどうかわかりませんが、
西田はもちろんのこと、田辺とかよりもずっと読みやすい

114 :考える名無しさん:2011/07/09(土) 04:09:37.11 0.net
【東大の数学 vs 京大の数学】 


・東京大学の数学者

伊藤清   (東大卒、2006ガウス賞)
小平邦彦 (東大卒、東大教授、1954フィールズ賞、1984ウルフ賞)
佐藤幹夫 (東大卒、1997ショック賞、2002ウルフ賞)
岩澤健吉 (東大卒、1962コール賞)
志村五郎 (東大卒、1977コール賞、1996スティール賞)
中島啓   (東大卒、2003コール賞)
小林俊行 (東大卒、東大教授、2007サックラー・レクチャー、2008フンボルト賞)
平地健吾 (東大教授、2006ベルグマン賞)
大栗博司 (東大博士、東大主任研究員、2008アイゼンバッド賞、2009フンボルト賞)


・京都大学の数学者

広中平祐  (京大卒だがハーバード教授、1970フィールズ賞)
森重文    (東大に行きたかったが1969年の東大入試中止で京大卒。名古屋大学教授。1990フィールズ賞とコール賞。
藤重悟    (京大卒だが東大で助手や講師、2003ファルカーソン賞)
荒木不二洋 (京大卒だがプリンストンでphd取得。2003ポアンカレ賞)


115 :catt ◆.catt24qAw :2011/07/09(土) 04:45:40.71 0.net
西田の書を読むんじゃない、西田を感じるんだ。(ブルース・リー)

116 :考える名無しさん:2011/07/11(月) 08:09:36.43 0.net
図書館でふと人生論ノート読みたくなって
閲覧申請したら書庫から初版本が出てきて興奮した

三木とか判子押してあって、もうね寝る

117 :考える名無しさん:2011/07/13(水) 18:09:27.21 0.net
三木清は未熟だ・・・、やっぱ哲学は西田だろ。

118 :考える名無しさん:2011/07/13(水) 18:35:22.49 O.net
西田幾多即一郎

119 :考える名無しさん:2011/07/13(水) 18:35:40.57 0.net
>>118
座布団一枚

120 :考える名無しさん:2011/07/23(土) 10:13:25.95 0.net
私は何度も「善の研究」を読んで、脳が明らかに変わったと感じています。
この点はもう少し突っ込んで探求していけば、おもしろい結論になるかもしれません。
流し読みを含めますと「数十回」は読んでいます。
何百冊とくだらない本を読むより、「善の研究」を一冊、何回も読んだ方が自己の霊的
向上には格段の効果があります。

あの一冊には世界と歴史の過程で出てきた善の全体とその問題点、ならびに高い霊的見
地からの評価が模範的に書かれておりますので、善を目的としている方は必読の本だと
思います。



121 :考える名無しさん:2011/07/27(水) 17:35:15.81 0.net
善の研究は未だ未熟だ!!!


122 :考える名無しさん:2011/07/27(水) 18:02:48.41 0.net
「脳が変わった」、「自己の霊的向上」、「高い霊的見地」・・・

123 :考える名無しさん:2011/08/05(金) 17:07:08.73 0.net
みんなで悟ればこわくない

124 :考える名無しさん:2011/08/27(土) 22:42:00.52 0.net
>>120
残念ながら西田の真価は「善の研究」よりも「場所」以降の後期の仕事にあると思う。「善の研究」は
まだウィリアム・ジェームズ等の枠の中にいる。彼の真価はそこから出たところにあるのだ。

125 :考える名無しさん:2011/08/27(土) 23:37:22.13 0.net
この人の本、正直まともに読めないんだけど 俺がおかしいのかな?
それとも、読める人が一般人と比べておかしいのかな?

126 :考える名無しさん:2011/08/28(日) 00:53:22.83 0.net
「絶対矛盾的自己同一」だけでいいよ

127 :考える名無しさん:2011/08/28(日) 08:27:04.89 0.net
「まともに読め」る「読めない」とはどういう意味か?例えば「善の研究」に関していえば難解ば造語
は使っていないし、晩年の「デカルト哲学について」を読めば基本的な西田の立場が普通に書いてある
。この立場に反対するにしろ賛成するにしろそのことは又別の話だ。言葉の普通の意味でろくに読みも
しないで、西田に対して一般に流通しているイメージについて語ることはあまりに安易だ。

128 :考える名無しさん:2011/08/28(日) 12:34:44.04 0.net
>>127
「善の研究」の改訂版は、まだいいとしても、旧版は、とても読めたシロモノじゃなかったよ(内容理解以前にね)
まあ、どちらも最初手にとったときは、前知識が無かったもので、内容がまったく理解出来なかったが。
文庫化されてる「善の研究」で手が止まって全集まで行ってなかったが、今度読んでみようと思うわ。
ただ最後の下村寅太郎の
「哲學専攻者の間だけでなく一般讀書人にも最も廣く愛讀され普及した哲學書であった」
と言う下りで、ほんとかよと思っただけ。

129 :考える名無しさん:2011/08/28(日) 18:06:02.79 0.net
そういうことであれば前言は撤回しよう。
下村寅太郎の言説には注が必要かもしれない。当時「善の研究」は哲学書にしては異例に売れたことを
いっている。ちょうど1980年代に現代思想ブームが起こった時に思想書例えば「構造と力」が非常に
売れたように。(部数は比較にならないとは思うが)そのため西田のいる京都帝国大学に哲学を学びた
いと考える高校生も多くでてきた。

130 :考える名無しさん:2011/08/28(日) 18:49:18.82 0.net
そういう背景があったのか、当時の18.19歳の学生が必読していたって
聞いて、当時の人は、子供ですらこんな本を読めていたのかと驚いたけど。
「いき」の構造と同じような事が、善の研究でもあったのね。

131 :考える名無しさん:2011/08/28(日) 19:58:21.49 0.net
●へ゜イカレン_ト・コ_ンサ_ルティング
・新卒内定切りで有名なクソ企業。実行犯の執行役員南_部は社長がまだ在籍中。
・売れない社員は何もない部屋に監禁され、休職退職強要、カメラ監視。
・今年入社した新卒の半数が退職済


132 :考える名無しさん:2011/08/28(日) 22:17:44.42 0.net
そもそも「善の研究」に書かれている「純粋経験」などは禅仏教に親しんでいる当時の知識人やその子
弟にとっては今より理解しやすい環境があったかもしれない。禅宗の坊さんからすればこの程度のこと
は初歩に学ぶことだからだ。西洋の文脈からするとW・ジェームズ(純粋経験)やベルクソン(純粋持
続)は18世紀から支配的であったデカルト主義(厳密にいえばデカルト本人は違う)の機械的世界観そ
れを応用した科学論と唯物論を乗り越える新しい思想としてあらわれた。基本的には現代の日本人も小
学生の時からデカルト主義を学ぶため西田の著書が読みにくくなっている原因となっている。しかし(
私見だが)物質から生命は生まれないし唯物論では生命を説明できないと思う。

133 :考える名無しさん:2011/08/29(月) 14:17:07.98 0.net
『善の研究』読む前に大乗起信論読んでおけば解りやすいな

134 :考える名無しさん:2011/08/31(水) 21:30:15.66 0.net
私の場合井筒俊彦の本で「大乗起信論」を読んだだけであるが、たしかに西田のいっていることと共通
する部分がかなりある。しかし個人的には仏典のことはあまり気にせず「哲学」として読むことをおす
すめしたい。後期西田の関心は(ベルクソンと同様に)相対性理論や量子力学を射程に入れていたのだ
から。

135 :考える名無しさん:2011/09/02(金) 23:14:35.38 0.net
おすすめなんかされてもなあ

136 :考える名無しさん:2011/09/02(金) 23:25:05.48 0.net
大乗って大きな船って意味らしいね
どうでもいいけど

137 :考える名無しさん:2011/09/03(土) 08:33:24.32 0.net
日本仏教の基本的な知識を身につけておくと西田の思想が
解りやすいのは確か。
「西田を読む上ではあまり仏教にとらわれない方がいい」と言ってる
先生に限って仏教の知識がほとんど無かったりする。

138 :catt ◆.catt24qAw :2011/09/03(土) 17:08:17.19 0.net
>>137
自分も、道元と法然はざっと眺めておくと良いと思う。

139 :考える名無しさん:2011/09/03(土) 21:18:18.31 0.net
日本の仏教は大乗仏教だからな、釈迦仏教とは異質なものだよ。

西田哲学の核となっている宗教的悟りの体験による宗教的世界観は大乗、特に禅仏教からきているよ。

本来の仏教を理解する為にはヨーガの修行をするしかないだろ。

140 :考える名無しさん:2011/09/04(日) 23:31:34.67 0.net
仏教を学びたいのなら鈴木大拙でも読んだ方がよい。以前にもいったが西田の著作には一般に流通して
いるイメージとは違い仏教用語がおどろくほど少ない。「善の研究」〜「自覚における直感と反省」の
間に書かれた小品を読むと彼のやりたかったことが明快に書いてあるが、それは仏教の現代風の解説や
翻案ではない。
はない。


141 :考える名無しさん:2011/09/06(火) 20:39:36.72 0.net
大乗起信論を読んだ。これは善の研究のパクリだな

142 :考える名無しさん:2011/09/07(水) 15:34:44.99 0.net
そうかな?


143 :考える名無しさん:2011/09/07(水) 22:14:31.80 0.net
例えば司馬遼太郎が西田幾多郎は清沢満之(1863〜1903)の影響を受けているといっていた。私は違
うと思うがここでは深入りはしない。ここでは西田より上の世代に哲学の視点から仏教やインド思想を
考えなおした人達がいたことを指摘するにとどめる。西田が東京帝国大学の選科に通っていた時の哲学
教授でドイツ留学経験者である井上哲次郎(1856〜1903)もインドや中国の思想とドイツ哲学の融合
を試みた人である。彼の場合ショーペンハウアーやニコライ・ハルトマンの影響があるのかもしれない。
要するに仏教と哲学を組み合わせた人なら西田より先にたくさんいるのだ。西田のオリジナリティーは
別のところにある。


144 :考える名無しさん:2011/09/08(木) 00:41:31.16 0.net
確かフェヒナーって西田幾太郎に影響を与えてるんだよね?

145 :考える名無しさん:2011/09/08(木) 20:54:31.18 0.net
私の知る限り引用はしていないと思う。

146 :考える名無しさん:2011/09/29(木) 09:28:27.53 0.net
>>141
世界に打って出ようというときに、それっぽくハッタリを噛ますだけの教養があるかどうか、
それは実利に直結するのだから少しは教養の実用性にも目を向けてほしいものです。

147 :考える名無しさん:2011/09/29(木) 22:30:34.94 0.net
ホワイトヘッドは西田幾多郎に近い哲学者の1人である。彼が哲学を講義するのはアメリカに渡ってか
らになるがもともと英国の人である。英国人は植民地政策の影響もあってかビートルズ(音楽)からE
M・フォースター(小説/インドへの道)までインドへの関心が高い。ホワイトヘッドがインド思想を
知らなかったとは考えにくい。例えば仏教学者中村元のような人まで英国に留学している。このこと
からもわかるように(西田の時代以後)もはや西洋哲学とか東洋思想とかいっている場合ではない時
代に突入しはじめたのは明らかだろう。よく東洋思想では...と説明されることの大半はホワイトヘッ
ドがすでにいっていることだ。

148 :考える名無しさん:2011/09/29(木) 22:46:13.66 0.net
インド哲学研究については大正時代には既にヨーロッパではかなり進んでて、
日本を初めとする大乗仏教は所詮上座部仏教の派生として蚊帳の外扱いだったから。
そこで、日本仏教の存在を示す意味もあり編纂されたのが大正大蔵経。

149 :考える名無しさん:2011/10/02(日) 22:46:42.00 0.net
世界がこれほどグローバル化した現代に東洋も西洋もないだろ、いまさら。

こんな時こそ、徹底した民族独自の個性の哲学が光るんだよ。
九鬼の粋の哲学がそれだろうが・・・。
西田哲学はもう古い。

150 :考える名無しさん:2011/10/02(日) 22:51:26.15 0.net
宗教という高い壁があるのは西洋の方なんだがねぇ

151 :考える名無しさん:2011/10/02(日) 23:00:33.77 0.net
そんな壁、波多野の普遍的宗教哲学によってとっくの昔に破られておるわ!!!






152 :考える名無しさん:2011/10/02(日) 23:13:51.28 0.net
確かに九鬼の「いきの構造」は日本独自の美意識だね。

これほど艶っぽくて色気のある哲学はないよね。

153 :考える名無しさん:2011/10/03(月) 08:14:17.64 0.net
そういえば、明治以降の日本哲学についてよくまとまってる
入門書ってある?

154 :考える名無しさん:2011/10/03(月) 08:56:41.34 0.net
有翼閣から昔出てた「明治思想家集」がすごく詳しかったけど。
最初期の西田哲学に与えた綱島梁川の「見神の実験」の影響やら
西周の哲学用語作成における仏教の影響やらを詳しく書いてたよ。

西周(にしあまね)の百一新論の現代かな遣いに直したものを載せてたけど
今読んでもすごく面白かった。

155 :考える名無しさん:2011/10/06(木) 11:28:48.47 0.net
>>154
ありがとう。探してみます。

156 :考える名無しさん:2011/10/07(金) 21:48:05.37 0.net
論争を挑む気はないが、149で書かれている「世界がこれほどグローバル化した現代に東洋も西洋もな
いだろ」という言葉に少しひっかかる。ことはそれほど簡単ではない。グローバル化した世界ではグロ
ーバルスタンダードになっているロジック(論理)があり、それは東洋のものではなく西洋のものであ
るのも事実なのである。それらは半ば強制されたものかもしれないが世界に非常に強い影響力をもって
いる。だから何かについて論じたり説得したりする時にそのスタンダードとどこがどう違うかを明らか
にする必要も生じる。例えば最近漢方の医薬品が見直されている。一見してそれは東洋医学に見えるが
見直されたのは科学的な分析に基づきこの成分はこれこれの効能があると明らかになったからである。
その意味では西洋医学といってもよい。九鬼周造の論文についてもそれはあてはまる。彼のロジックは
スタンダードをきちんとおさえて書いてあるのは明らかであり、単純に「日本独自」といっては誤解が
あるのではないだろうか?

157 :catt ◆.catt24qAw :2011/10/14(金) 04:51:33.09 0.net
>>156
御意。

158 :考える名無しさん:2011/12/07(水) 00:59:16.42 O.net
早大の教育学部生です。ゼミの購読文献が 日本近代思想と教育ー西田幾多郎を読む。とされ 善の研究が指定文献とされ 輪読しております。レジュメの作成で今夜は徹夜(;_;)

159 :考える名無しさん:2011/12/07(水) 08:23:32.24 0.net
正直、最初は輪読とかでだれかに解説してもらわないと解りづらいよな

160 :再生屋の金堂祐介:2011/12/17(土) 18:29:54.84 0.net
俺が寝てる間にすごいことが起こったらしいな

161 :考える名無しさん:2011/12/18(日) 00:44:15.78 0.net
>>160
どうしたの?


162 :考える名無しさん:2012/01/05(木) 13:43:27.96 0.net
捨てたれど
隠れて住まぬ
人になれば
猶(なお)世にあるに
似たるなりけり

西行

163 :考える名無しさん:2012/01/06(金) 00:22:20.00 0.net
今年は去年の災害をバネにして日本が絶対矛盾的自己同一に発展する

164 :考える名無しさん:2012/01/06(金) 01:39:53.71 0.net
もうこのスレ、絶対矛盾的自己同一はNGワードだろ。
安っぽく使い過ぎる。

165 :考える名無しさん:2012/01/07(土) 21:40:16.84 0.net
安っぽくも何も現実そのものの論理的表現だぜ、絶対矛盾の自己同一は。

166 :考える名無しさん:2012/01/07(土) 23:38:45.54 0.net
西田の「善の研究」以来ずっと一貫して追及してきたことは宗教的体験による
この現実世界の実相の把握だからね。

それが絶対矛盾的自己同一としての宗教的世界観。

167 :考える名無しさん:2012/01/07(土) 23:54:55.92 0.net
よくよく考えると、およそ自己が矛盾してないってことはないんだよね…。
自己というのは、根本的に矛盾しているから自己なんだ。
その自己が世界に対して開かれているかどうかが問題なんじゃないかな。

168 :考える名無しさん:2012/01/09(月) 21:08:40.29 0.net
上の方でもあったがコレ系の人たちは日本独自の哲学をやろうとしたというより
西洋哲学的な形式で語ろうとしただけだからなあ
それが途絶えるというか駆逐されていくのは必然というか

じゃあ西洋哲学の邦訳でいいんじゃねということになる

169 :考える名無しさん:2012/01/09(月) 22:17:50.04 0.net
うまいこと日本仏教思想を西洋哲学で説明したなぁとは
感じるけど、そこで止まってしまうんだよな

170 :考える名無しさん:2012/01/09(月) 23:29:16.71 0.net
西田哲学よりも波多野宗教哲学のほうが好き

171 :考える名無しさん:2012/01/11(水) 23:31:58.50 0.net
確かに波多野誠一の著作は明快で完成された美しい文体で書かれているから、
難しい宗教や哲学の思想を高尚さを保ったまま門外漢にもよく分かるよようだね。


172 :考える名無しさん:2012/01/13(金) 06:21:48.62 O.net
ということで三木清

173 :考える名無しさん:2012/01/13(金) 14:56:42.78 0.net
三木清は未熟だ

174 :考える名無しさん:2012/01/13(金) 15:35:51.50 0.net
では務台理作

175 :考える名無しさん:2012/01/13(金) 17:29:02.23 0.net
からの三木清

176 :名無し:2012/01/15(日) 17:35:33.54 0.net
合志桂太郎は、小学生の時に、同じ塾に通っていた人を
駅のホームから、線路に何度も突き落とした
http://www.kyoto1-jrc.org/shinryo/shinzou/index.html
http://www.kyoto1-jrc.org/shinryo/shinzou/koushi.html

177 :考える名無しさん:2012/01/15(日) 18:10:38.28 0.net
>>158
高橋さんは最高だよ

178 :考える名無しさん:2012/01/18(水) 23:54:44.81 0.net
生きる意味など無いのである
地球が46億年前にでき、30億年前に原始生命が誕生した
多細胞生物→動物→哺乳類→霊長類→ヒト

ナメクジに生きる意味など無いであろう?
人間という種にも別に生きる意味など無いのだよ
気が付いたら「生きる意味」とかアホな世迷い言を考える種になっていた

「意味」とはそもそも、思考する際に考えのよりどころにするもの

だが、ヒトが生きていくために、合理的で生きていきやすい
社会・人生にするために、「意味」を作ることは大切なんだ
「意味」を理解したうえで…

179 :考える名無しさん:2012/01/19(木) 23:55:17.32 0.net
絶対矛盾の自己同一的世相の現代の政治状況

180 :考える名無しさん:2012/01/20(金) 11:40:15.51 0.net
東洋的視点で無を論じたのは、意義があったかと

181 :考える名無しさん:2012/01/20(金) 11:42:23.31 0.net
田辺なんて、ドゥルーズより先を行ってたなーという印象。
しかしこのスレを見ると微妙ですね。
トポス論なんかは脈々と受け継がれてるのかな

182 :考える名無しさん:2012/01/21(土) 11:49:54.32 0.net
哲学の歴史においては思想が「脈々と受け継がれてる」ということはありえない。例えばドゥルーズが
でてくるまではベルクソンは(こういう言葉は嫌いだが)すでに乗り越えられた古くさい思想と考えら
れていた傾向があったといっても間違いではない。それは突然変異のようにぽつりぽつりとあらわれる
しかない。同じ本を読んでもそこから何かを引き出せるという人はわずかなのだ。多くの人は何も引き
出せないでそれを書いた人のせいにする。西田幾多郎にしてもいわゆる「禅」を学んだ人はいくらでも
いたわけでそれをあれほどの形に表した者はそれ以降の仏教学者にもいない。私は道元にも関心がある
が正直今の永平寺に彼の「禅」の核心が「脈々と受け継がれている」とはあまり感じていない。その意
味で田辺元は「ぽつりぽつりとあらわれた」優秀な哲学者である。特に後期の仕事がすばらしいと思う。

183 :考える名無しさん:2012/01/21(土) 19:21:56.62 0.net
ショーペンハウアーのゲーテ論思い出した
目に映る風景に感動して一歩も動けなくなるというくらいの才能が無いから
無駄な書物の山に埋もれて言葉をこねくり回すしか能が無く
何十冊と本を書いても天才の書いた1つの詩にさえ及ばないのだ
そんな奴らが山のようにいる


184 :考える名無しさん:2012/01/21(土) 21:33:40.03 0.net
2011年11月に朝日カルチャーセンターで柄谷行人氏と朝日新聞論説委員の尾関章の対談「汎科学論」
を聞きに行った。その中で柄谷氏は、田辺元が近代科学やべルクソンを乗り越えようとして原因は未
来にあるとか面白いことをいっている、といっていた。おそらくそれは後期の「哲学の根本問題」の
ことだと考えられる。その後の質疑で小林秀雄と湯川秀樹に言及した人がいた。小林秀雄には「感想」
という中断したベルクソン論があるが、田辺元の後期の仕事はいわば小林がやろうとしてはたせなかっ
た現代物理学(アインシュタインの理論や量子力学)との対決が主題となっている。

185 :考える名無しさん:2012/01/22(日) 18:22:56.02 0.net
田辺が科学論や科学哲学やってたのは初期のことだろ、晩年は仏教キリスト教等を総合させた
宗教哲学に向かっていたはず・・・?

186 :考える名無しさん:2012/01/22(日) 21:28:21.49 0.net
たしかに田辺元の最初の著作が「最近の自然科学」1915であり、ドイツ留学から帰国して書かれた著作
が「数理哲学研究」1925であることからもわかるとおりあなたのいっていることは正しい。しかし彼の
最晩年の著作は「数理の歴史主義展開」1954「理論物理学新方法論提説」1955「相対性理論の弁証法」
1955なのだ。全集の下村寅太朗の解説によれば前者は田辺元の仕事の総決算ともいえるものであり、デ
ュラックをはじめとする当時の最新の物理学と田辺哲学との融解が試みられていると同時にドイツ留学で
知り合った同年配のライバル・(まだ「存在と時間」を出版する前のハイデガー)との対決でもあった。
死が近いことを意識した渾身の論文である。柄谷氏も数学基礎論への関心が強いことを考えると彼は西田
より田辺のほうに興味があるのかもしれない。

187 :考える名無しさん:2012/01/22(日) 21:31:33.34 0.net
柄谷www

188 :考える名無しさん:2012/01/24(火) 20:39:28.18 0.net
八巻正治さん

山上の説教は、人に自分が不完全で
有る事を自覚させる事が目的なんだそうだ。

例えば、敵を愛しなさい、と言う戒めは
人が敵を愛せない不完全な存在だと自覚させる
為の言葉だそうだ。

愛についての説明は、有ったけど
敵についての説明は、無かったね。

八巻正治さんよ、アンタにとっての敵とは誰かね?

敵を愛せない自分を愛してくれる神の愛が
無条件の慰めなのだそうだが。
八巻正治さん、わかるかな?
問題は、敵を愛せない事より
敵をつくってしまう人間に問題が有るんじゃないか。

敵を作らないようにすれば
敵を愛する必要は無いんじゃないか?
ねえ八巻正治さん。




189 :考える名無しさん:2012/03/22(木) 19:40:30.42 0.net
>例えばドゥルーズが
>でてくるまではベルクソンは(こういう言葉は嫌いだが)すでに乗り越えられた古くさい思想と考えら
>れていた傾向があったといっても間違いではない。

レトリックで保留しつつ、事実と反する主張をするバカな文章の典型

190 :考える名無しさん:2012/03/26(月) 23:21:05.97 0.net
てかさ、岩波の西田全集はいつ重版されんのかな?
1−6が入手できなくて困ってんだけど。

191 :考える名無しさん:2012/03/28(水) 20:41:42.22 0.net
旧版の全集買えば・・・、全19巻で1万円前後であるけど。

192 :考える名無しさん:2012/04/19(木) 22:05:58.87 0.net
西田全集久しぶりに読み直している、単行本の「善の研究」より全集で読む「善の研究」の方が
迫力で読める。


193 :考える名無しさん:2012/05/01(火) 10:46:46.13 0.net
>>180
そう。それは唯一無二だと思うよ。無といっても禅仏教からのアプローチだけど。
道元が現代に甦って哲学用語で説明してくれているようにさえ思える。

194 :考える名無しさん:2012/05/14(月) 11:21:11.12 0.net
てか善の研究最初からさっぱりわからない
良い解説書があったら教えて、エロい人

195 :考える名無しさん:2012/06/09(土) 18:21:12.54 0.net
つ小坂国継の全注釈

196 :考える名無しさん:2012/06/20(水) 14:40:53.78 0.net
>>147
ホワイトヘッドの有機体哲学の、自然、神、人間の一体プロセスを基本とした
論理体系は、仏教の「草木国土悉皆成仏」の思想と通じるところがある。
西田哲学は、「絶対矛盾的自己同一」を基本として「無(空)の思想」と「即非の論理」を
述べているが、これらの論理が、有機体哲学そして「草木国土悉皆成仏」思想に、どの様に
関わってくるのか、その辺が、西田哲学は曖昧の様に思われる。

197 :考える名無しさん:2012/07/13(金) 22:52:05.29 0.net
西田哲学は神秘主義的宗教体験を持った者で無いと理解できんよ。

198 :考える名無しさん:2012/07/14(土) 11:37:37.75 0.net
>>197
「神秘主義的宗教体験」とは、どの様な体験でしょうか。西田哲学は、「絶対矛盾的自己同一」を、
主観的領域内(自己)の中に閉じ込めていると思われる。「見られている自己(客観的領域)」も
自己の内に捉えると、言う論理は、「見られている自己」としての実体(他我)である客観的存在を無視して
観念的な「見られている自己」を自己の内に対立させている。と、考えられる。この論理では、自己世界と
外部世界(客観的世界)との明確な論理展開が、出来ないのではないかと思う。

199 :考える名無しさん:2012/07/14(土) 12:37:34.21 0.net
> 絶対矛盾的自己同一


200 :catt ◆.catt24qAw :2012/07/14(土) 16:22:16.34 0.net
>>198
西田は
>観念的な「見られている自己」を自己の内に対立させて
はいないと思うよ。

201 :考える名無しさん:2012/07/14(土) 18:11:03.70 0.net
>>200
西田幾多郎は、見る自分(主観的領域)と、見られる外界(客観的領域)が、
自己の内側に自己同一的に存在すると、述べているが、主観的な自己と、外界(客観的存在)と
言う全く相反する存在が自己の内で、対立と調和を繰り返していると、捉えた方が論理として
自然であると思う。

自己の内側にすべての世界があると言う捉え方は、主観的領域内で、すべての問題解決を図って
行こうとする事であり、 外界世界(客観的領域)の問題(事象)は、自己世界では客観的実体ではなく
観念(精神的なもの)として取り込まれるのみである。
従って、主観的問題そして客観的問題を現実的に解決する為には、二元論を肯定し、自己世界(主観的領域)と
外界世界(客観的領域)を実存的に捉えた問題解決が必要と思う。



202 :catt ◆.catt24qAw :2012/07/14(土) 21:20:19.24 0.net
>>201
西田の「つくるものへ」、という言葉は「つくられたもの」を含んだ解でしょう。
ということは二元論を踏み越えないと不可能なのでは?

203 :考える名無しさん:2012/07/15(日) 00:27:17.08 0.net
行為的直観だよ

204 :考える名無しさん:2012/07/27(金) 18:44:16.67 0.net
自分は長年神経症を患っていた。最初は森田正馬を信奉していたけど、
自分の無意識が症状のレベルとして、形を持ったものとして現れてくるにつれて、
関心は森田を離れ、村上春樹の長編小説(「ダンス・ダンス・ダンス」、
「ねじまき鳥クロニクル」、「国境の南、太陽の西」、「海辺のカフカ」など)
に移っていった。そこで、河合隼雄「ユング心理学と仏教」に出会い、
「自分の体験が、見てきた世界が、ここに少なからず書かれている」と感じた。

そこで、西田幾多郎「善の研究」に出会った。この本に書かれてあるすべての
内容を理解、共感することはとてもできなかったけど、とても共感できる部分も
多々あった。こんなに熱心に本を読んだのは、初めてと言ってよかったかもしれない。

205 :考える名無しさん:2012/08/06(月) 23:28:58.90 0.net
哲学者の上山春平氏が死去
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_date1&k=2012080600561

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