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【儒教】孔子の哲学【論語】

1 :小魔玉  ◆.c.c.k.k.. :2012/02/14(火) 01:11:11.08 0.net
今から2500年前に五常(仁、義、礼、智、信)と五倫(父子、君臣、夫婦、長幼、朋友)を以って
理想社会の実現を夢み、独自の哲学を持っていた孔子の教えを色々な視点から議論するスレです

133 :考える名無しさん:2012/06/04(月) 20:42:32.07 0.net
難しい漢字いっぱいあるのに携帯で打ってんの?
先生すごいね

134 :考える名無しさん:2012/06/04(月) 21:00:36.75 O.net
読みにくて申し訳ない\(^^:;)
壊れたパソコンしか持ってないんだ
ただ携帯はQWERTYキー付きだからなんか慣れてしまって普通にパソコン打つより早く打てるんだよ


135 :考える名無しさん:2012/06/05(火) 17:38:46.27 O.net
子曰吾未見剛者 或對曰 申トウ 子曰 トウ也慾 焉得剛


先生がおっしゃった。
「私はいまだに剛の徳を備えた人物にはお目にかかったことがありませんですじゃ。」
「申トウさんなんてどうです?」
「トウはあれはまだ欲があります。どうして剛なる者と言えましょうか。」



136 :考える名無しさん:2012/06/06(水) 20:33:05.25 O.net
子貢曰 我不欲人之加諸我也 吾亦欲無加諸人 子曰 賜也 非爾所及也


子貢さんが言われた。
「先生!私は他人が私を傷つけることを望みませんし、私が他人を傷つけることも望みません。」
先生がおっしゃった。
「賜ちゃんや、それはたいそう難しいことだよ。それはまだまだお前には及ばないよ。」

137 :考える名無しさん:2012/06/07(木) 19:41:46.58 O.net
子貢曰 夫子之文章 可得而聞也 夫子之言性與天道 不可得而聞也


子貢さんが言った。
「先生から詩書礼楽のことならなんでも聞けたが、
抽象的な人性や天道についての議論は聞く事ができなかった。

哲学板なのに…ゴメンなさい…」

138 :考える名無しさん:2012/06/08(金) 20:09:02.54 O.net
子路有聞 未之能行 唯恐有聞


子路さんは、先生から新しい教えを聞いたらそれを実践するまでは、次の教えを聞くことを恐れた。

139 :考える名無しさん:2012/06/09(土) 20:11:52.98 O.net
子貢問曰 孔文子何以謂之文也 子曰 敏而好學 不恥下問 是以謂之文也


子貢さんが先生に尋ねた。
「衛の大夫である孔圉様が死後に文子と諡をされたのはなんでなんですか?」
先生が答えられた。
「彼は鋭敏で学を好んだ。それでいて地位の低い者にも質問することを恥じなかった。だから文なんだよ。」


140 :考える名無しさん:2012/06/10(日) 19:58:39.81 O.net
子謂子産 有君子之道四焉 其行己也恭 其事上也敬 其養民也惠 其使民也義


先生が鄭の王族であり宰相であった公孫僑殿を評しておしゃった。
「あの方は君子の道の四つを備えていらっしゃった。自己の行動は恭しく慎重で、君主と先輩に仕えうえでは敬虔だった。
そして民を養うには恩恵をもっぱらとし、民を使役するにあたっては義に基づいていた。」

141 :考える名無しさん:2012/06/11(月) 21:30:04.54 O.net
子曰 晏平仲善與人交 久而敬之

斉の晏嬰は交際が長くなっても、なあなあにならずその人を敬う心を失わなかった。


142 :考える名無しさん:2012/06/12(火) 21:24:14.30 O.net
子曰 臧文仲居蔡 山節藻セツ 何如其知也


魯の家老であった臧文仲は、君主のみが持つことを許される占いに使う大亀の甲羅を家に置き、
家の梁を受ける部分を山型にして、こともあろうか梁の上の柱に絵を描いた。
これらは全て家老には許されぬ越権行為であった。知者だなんてとんでもない。


143 :考える名無しさん:2012/06/13(水) 22:00:58.69 O.net
子張問曰 令尹子文 三仕爲令尹 無喜色 三已之 無慍色 舊令尹之政 必以告新令尹 何如 子曰 忠矣 曰 仁矣乎 曰 未知 焉得仁
崔子弑齊君 陳文子有馬十乗 棄而違之 至於他邦 則曰 猶吾大夫崔子也 違之 之一邦 則又曰 猶吾大夫崔子也 違之 何如 子曰 清矣 曰 仁矣乎 曰 未知 焉得仁


子張さんが先生に尋ねた。
「楚の国の令尹であった子文は、三度も令尹となりましたが、一向に喜ぶ気色を見せませんでした。
そして三度までリコールされましたがこれまた怒る気色を見せませんでした。
自分の令尹として行った仕事の引き継ぎは新しい令尹にしっかり行いました。先生、どんなもですか?」
「忠臣であったのは確かだね」。
「仁者でしょうか?」
「いやあ知者とも言えないんだから、仁者ではないね〜」
「それじゃ、こっちはどうです?
斉の家老であった崔子が主君を殺した時に、別の家老の陳文子は四十匹の馬を所有していましたが、それを捨てて国を去りました。
違う国に着いたら、『うちの家老の崔子と一緒だわい。』と言ってその国を去りました。
別の国でも『うちの家老の崔子と一緒だわい。』と同じことを言って去りました。いかがでしょう?」
「彼は清潔だね。」
「仁ですか?」
「知者とは言えんから、まあ仁者ではないわな〜」


144 :考える名無しさん:2012/06/14(木) 21:10:38.65 O.net
季文子三思而後行 子聞之曰 再斯可矣


魯の国の家老でった季文子は三度熟考してからでないと行動しなかった。先生がこれを聞いておっしゃった。
「二度までで十分じゃよ。」


145 :考える名無しさん:2012/06/15(金) 23:22:44.27 O.net
子曰 ネイ武子 邦有道則知 邦無道則愚 其知可及也 其愚不可及也


先生がおっしゃった。
「衛の国の家老であったネイ武子は、国に正義が行われ正しく治まっている時は知者であったが、
一度国が乱れると愚かなまでに誠実であった。
知者としての彼の行いを真似するのは容易だが、その愚かさを真似するのは容易なことではない。」


146 :考える名無しさん:2012/06/16(土) 18:59:26.40 O.net
子在陳曰 歸與 歸與 吾黨之小子狂簡 斐然成章 不知所以裁之


先生が陳に滞在してる頃にこうおっしゃった。
「さな帰ろうぜ〜帰ろうぜ〜
俺達の村のBoys、YO!!
気合い十分、
beautiful絢模様のよう 、だがいまいち
裁縫知らず!!
OH!!yeah!!
俺が行って
教えるぜ、OH!!yeah!!Huuuuuuu!!」


147 :考える名無しさん:2012/06/16(土) 20:12:58.58 0.net
先生www

148 :考える名無しさん:2012/06/17(日) 16:28:11.11 O.net
子曰 伯夷叔齊 不念舊惡 怨是用希

伯夷と叔齊は人の昔の罪をとやかく言わなかった。だから怨まれることも少なかった。
過去は過ぎ去る、水が流れていくように。


149 :考える名無しさん:2012/06/18(月) 21:48:25.68 O.net
子曰 孰謂微生高直 或乞醯焉 乞諸其鄰而與之


魯の微生高が正直だなどと謂う人がいたが
ある人が彼に酢を貰いにいったところ、隣の人から貰ってきて与えたというじゃないか。


150 :考える名無しさん:2012/06/19(火) 22:40:46.68 O.net
子曰 巧言令色足恭 左丘明恥之 丘亦恥之 匿怨而其友人 左丘明恥之 丘亦恥之

お世辞お愛想ばか丁寧を左丘明は恥とした。私もまたそれを恥じる。
こそこそ陰で友人をdisるのを左丘明は恥とした。これについても私も同様に恥じとする。


151 :考える名無しさん:2012/06/20(水) 18:35:56.30 O.net
顔淵季路侍 子曰 盍各言爾志 子路曰 願車馬衣裘 與朋友共 敝之而無慍 顔淵曰 願無伐善 無施勞 子路曰 願聞子之志 子曰 老者安之 朋友信之 少者懷之

顔回さんと子路と先生が一緒にいた時のこと、
「それじゃ、お前達、今日はそれぞれの理想を言ってみようじゃないか!」
子路さんが言った。
「先生、俺は自分の車や馬や着物を友人と共有して、それがダメになってもクヨクヨとしないそんな人間が理想です!!」
顔回さんが続けた。
「先生、私は善行を鼻にかけたりせず、他人に迷惑をかけないのが理想です!」
子路さんが先生に尋ねた。
「先生の理想もお伺いしたいですね。」
「老人からは安心され、友人からは信頼され、若者からは慕われるような人間でありたいね
。」


152 :考える名無しさん:2012/06/21(木) 18:43:27.21 O.net
子曰 已矣乎 吾未見能見其過 而内自訟者也


あいやー!!やんぬ〜るかな!!
我未だに自己の過ちを認め、真に自ら責める者見たことないあるよ!!


153 :考える名無しさん:2012/06/21(木) 23:18:56.55 0.net
先生、(学びて時に之を習う、亦喜ばしからずや)みたいな訳も入れて下さい。

154 :考える名無しさん:2012/06/22(金) 13:11:34.64 O.net
子曰 十室之邑 必有忠信如丘者焉 不如丘之好學也


子曰く、十室の邑に、必ず丘の如き忠信の者やあらん。丘の學を好むに如らざる也


小さな村にさえ忠信という点でワシぐらいの人間は必ずいるだろうさ。
しかしワシ程に学問を好む者はなかなかいないだろうよ。グフフ

155 :考える名無しさん:2012/06/23(土) 12:05:42.24 O.net
子曰 雍也可使南面

子曰く 雍や南面せしむべし

雍ちゃんなら君主になっても立派にこなすだろうさ。

156 :考える名無しさん:2012/06/24(日) 12:08:14.33 O.net
仲弓問子桑伯子 子曰 可也簡 仲弓曰 居敬而行簡 以臨其民 不亦可乎 居簡而行簡 無乃大簡乎 子 雍之言然


仲弓、子桑伯子を問う 子曰く 可なり、簡。仲弓曰く 敬に居て簡を行い、以てその民に臨まば 亦た可ならずや。
簡に居て簡を行うは、乃ち大簡なることなからんや。子曰く、雍の言然り。

前段の雍ちゃんこと仲弓さんが先生に子桑伯子について尋ねた。
「ワシに子桑伯子について聞いちゃいますかwまっいい感じじゃよ、人に寛大なあたりが。」
「しかし先生、恭しい態度で内に自ら身を保ち、それでいて他人には寛大であるといった、そうした態度でもって民に臨むならいいでしょうが、
自分にも寛大で他人にも寛大じゃルーズじゃありませんか?」
「お前の言う通りさね。」

157 :考える名無しさん:2012/06/24(日) 16:14:02.43 0.net
>>149
これ解釈が分かれるけどたぶん

魯の微生高はバカ正直だなどとバカにする奴がおるけれども
ある人が彼に酢を貰いにいったところ、家に酢がないからあげられません、なんて答えずに
隣の人から貰ってきて与えるという機転を利かせたという話じゃよ

158 :考える名無しさん:2012/06/25(月) 18:43:43.90 O.net
哀公問 弟子孰爲好學 孔子對曰 有顔囘者 好學 不遷怒 不貳過 不幸短命死矣 今也則亡 未聞好學者也


哀公問う。弟子で孰れか学を好むと爲すか。孔子對して曰く 顔囘なる者有り。学を好み、怒りを遷さずして、過ちをふたたびせず。不幸にして死せり。今や則ち亡し。未だ学を好む者を聞かざるなり。

哀公様が質問された。
「そなたの弟子の中では誰が学問好きかの?」先生がそれに答えられた。
「昔、顔回という者がおりました。
学問を好み、怒りを他人にぶつけることもなく、
同じ過ちを二度繰り返しませんでした。
不幸にして短命で、若死にし、今やおりません。
それ以降、私の弟子の中で学問を好むと陛下にお伝えできるような者はいないのです。」


159 :糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y :2012/06/26(火) 14:24:25.38 0.net
「今、羅山が強い」
http://www.youtube.com/watch?v=-wx0GWA7wHc


160 :考える名無しさん:2012/06/26(火) 18:39:52.67 O.net
子華使於齊 冉子爲其母請粟 子曰 與之釜 請益 曰與之ユ 冉子與之粟五秉 子曰 赤之適齊也 乘肥馬 衣軽裘 吾聞之也 君子周急不繼富


子華、齊に使いす。冉子その母の為に粟を請う。子曰く これに釜を与えよ。益さんことを請う 曰く、これにユを与えよ。冉子これに粟五秉を与う。
子曰 赤の齊に適くや、肥馬に乗りて 軽裘を衣たり。吾これを聞くなり。君子は急を周うて富めるに継がずと。


先生のお使いで子華さんが隣国の斉に出かけた。
冉有さんが子華さんの留守中、子華さんのお母さんの食いぶちの為に手当を求めた。
「それじゃ米を10キロぐらい与えなさい」
「先生それじゃ少な過ぎますよ。」
「それじゃ20キロぐらい与えなさい。」冉有さんはそれにも納得いかなかったと見えて、独断で米1トンを大盤振る舞いで与えてしまった。
その事を聞いて先生がおっしゃった。
「子華は斉に行くのに、ベンツに乗ってアルマーニやら何やらブランド物で全身かためて意気揚々と出かけて行ったそうじゃないか。

君子は貧乏な時には経済的援助をするが、お金持ちにまで援助はしないという言葉があるよ、だいたい1トンって、有ちゃん、おまw、子華んとこのお母さんは相撲取りかよw!!」


161 :考える名無しさん:2012/06/27(水) 18:12:41.82 O.net
原思爲之宰 與之粟九百 辭 子曰 毋 以與爾隣里郷黨乎

原思、これが宰たり。これに粟九百を与う。辞す。子曰く、毋かれ。以てなんじが隣里郷党に与えんか。


先生が魯の大臣であった時、原思さんを自分の領地の奉行に任命した。そしてその給与として米13.5トンを与えようとした。
原思さんは多過ぎると思って辞退した。
先生がおっしゃった。
「まっ、いいじゃないか。余った分はお前の隣近所に与えればいいだけの話なんだから。」



162 :考える名無しさん:2012/06/28(木) 20:41:28.06 O.net
子謂仲弓曰 犂牛之子 チョウ且角 雖欲勿用 山川其舎諸

子、仲弓を謂いて曰く。犂牛の子、赤くしてかつ角ならば、用いることなからんと欲すといえども、山川それこれを舎てんや。


先生が仲弓さんを評しておっしゃった。
「たとえ農耕用の牛の子であっても立派な毛並みで大きな角を備えていれば、
祭祀のお供え物として人が用いようとしなくても、山や川の神々が放っておかないだろうよ。
雍なら大丈夫だよ。」

163 :考える名無しさん:2012/06/29(金) 19:21:41.81 O.net

子曰 囘也 其心三月不違仁 其餘則日月至焉而已矣

子曰く 回や其の心三月仁に違わず。其の余は則ち日月に至るのみ。

回ちゃんはその心が三ヶ月仁と離れることなく仁の化身でごわした。
他の子達は一日或は一ヶ月そういう状態がやっとでごわした。


164 :考える名無しさん:2012/06/30(土) 11:47:54.07 O.net
季康子問 仲由可使從政也與 子曰 由也果 於從政乎何有 曰 賜也可使從政也與 子曰 賜也達 於從政乎何有 曰 求也可使從政也與 子曰 求也藝 於從政乎何有


季康子問う。仲由は政に従わしむべきか。子曰く。由や果、政に従うに於いてか何か有らん。曰く 賜は政に従わしむべきか。子曰く 賜や達。政に従うに於いてや何か有らん。曰く、求は政に従わしむべきか。子曰く、求や藝。政に従うに於いてや何か有らん。

魯の大臣の季康子が先生に尋ねられた。
「子路に政治を任せるのはどうでしょうな?」
「由は果断です。政治をするぐらい何でもありません。」
「子貢はどうでしょうな?」
「賜は物の道理に達しています。政治をするぐらいなんでもありません。」
「冉求はどうでしょう?」
「求は才能豊かです。政治をするぐらいなんでもありません。」

165 :考える名無しさん:2012/07/01(日) 02:15:28.47 0.net
悪いけど、ツイッターの孔子なう(@KongziNow)の方がおもろいわ。

166 :考える名無しさん:2012/07/01(日) 18:27:42.68 O.net
季氏使閔子騫爲費宰 閔子騫曰 善爲我辞 如有復我者 則吾必在ブン上矣

季氏、閔子騫をして費の宰とならしむ。閔子騫曰く。善く我が為に辞せよ。如し我を復たする者有らば、則ち吾れは必ずブンの上に在らん。


季氏では閔子騫を費の町の奉行に任命しよう使いを派遣した。
「オラの為を思うなら断ってくんろ。」
「もう一度オラを呼ぼうとする斉の国境の川を越えてオラ逃げちゃうだよ。」


167 :考える名無しさん:2012/07/02(月) 18:39:43.00 O.net
伯牛有疾 子問之 自ユウ執其手 曰 亡之 命矣夫 斯人也而有斯疾也 斯人也而有斯疾也

伯牛疾有り。子之を問う。ユウより其の手を執る。曰く、之亡からん。命なるかな。斯の人にして斯の疾あるや。斯の人にして斯の疾有るや。

弟子の伯牛が不治の病に罹った。
先生は彼を見舞って、そっと窓よりその手をとりおっしゃった。
「もうお前は死んでしまうんだね。これが運命というものなんだね。
どうしてこれがこんな病に…
ああ、なぜこれがこんな病に…」


168 :考える名無しさん:2012/07/03(火) 20:19:04.55 O.net
子曰 賢哉囘也 一箪食 一瓢飮 有陋巷 人不堪其憂 囘也不改其樂 賢哉囘也

子曰く、賢なるかな回や。一箪の食、一瓢の飮、陋巷に在り。人は其の憂いに堪えず。回はその楽しみを改めず。賢なるかな回や。

「回ちゃんはえらいね。
一日一食でそれもご飯普通盛と汁お椀一杯、
そしてジメジメとした狭い路地裏での毎日に、
他の者なら今頃音をあげているところだろうさ。
回ちゃんはそれでも、
そこに自分の楽しみを見出だして改めようとしない。
えらいもんだよ、回は!!」


169 :考える名無しさん:2012/07/04(水) 19:02:45.91 O.net
冉求曰 非不説子之道 力不足也 子曰 力不足者 中道而廢 今女畫

冉求曰く。子の道を説ばざるに非ず。力足らざる也。子曰く、力足らざる者は中道にして廃す。今女を画れり。

冉求さんが言った。
「先生の説く道を喜ばないんじゃないんっす。
でも俺にはできないんっす。力不足なんっす!!」
「力不足の者は道の半ばで力尽きる。
お前は自分で自分にリミッターをかけてるだけだ!!
やらないうちからグダグダと言うなあああ!!」
「先生ぇいいいいいいいいい!」

170 :考える名無しさん:2012/07/05(木) 10:52:36.10 O.net
子謂子夏曰 女爲君子儒 無爲小人儒


子、子夏に謂いて曰く、なんじ君子の儒となれ。小人の儒となるなかれ。

子夏よ、てめぇは君子として見返りなんか期待せず天下に奉仕する学者にこそなれ!
間違っても小賢しい理屈を捏ねくり回して、自己の名声の追求に汲々とするような学者になるんじゃねぇぞ!!

171 :考える名無しさん:2012/07/06(金) 15:59:53.71 O.net
子游爲武城宰 子曰 女得人焉耳乎 曰 有澹臺滅明者 行不由徑 非公事 未嘗至於偃之室也


子游武城の宰たり。子曰く、なんじ人を得たりや。曰く、澹臺滅明なる者あり。行くに徑によらず、公事にあらざれば未だ嘗て偃の室に至らざるなり。


子游さんが武城の長官に任命された時に先生が尋ねられた。
「お前、そこで人物を見つけたかね?」
「はい、姓は澹臺、名は滅明なる電球みたいな変わった野郎がおりやした。
抜け道を行くような真似はしませんし、私の家に仕事以外では顔をだしません。」
「ふ〜ん。」


172 :考える名無しさん:2012/07/07(土) 18:28:03.48 O.net
子曰 孟之反不伐 奔而殿 將入門 策其馬曰 非敢後 馬不進也

子曰く 孟之反、伐らず。奔って殿たり。将に門に入らんとするに、その馬に策うって曰く 敢えて後るるにあらざるなり、馬進まざるなり。

孟之反は自己を誇らかった。
我が国が戦争で負け戦となった時に、進んでしんがりを務めた。
それで門に入ろうとした時に、その馬を鞭打って言った言葉が、
「俺が自らしんがりを務めたわけじゃねぇぜ〜
馬の野郎が駄々こねて進まなかっただけだぜ〜
ワイルドっていうよりかドジだろw」


173 :考える名無しさん:2012/07/08(日) 18:39:09.42 O.net
子曰 不有祝ダ之佞 而有宋朝之美 難乎 免於今之世矣

子曰く 祝ダの佞にあらずして宋朝の美あるは、難いかな、今の世に免れんこと

祝ダのような口達者でもないのに宋朝みたくイケメンじゃ、大変だろうよ、今の世の中でサバイバルするのは。
つまりだな、本質的なものが一つでも優れていれば別に生きるのにどんな世の中でもどうってこたあないが、口達者とかイケメンとか表面てきな能力は二つ以上必要ってことさ。


174 :考える名無しさん:2012/07/09(月) 18:21:35.69 O.net
子曰 誰能出不由戸者 何莫由斯道也

子曰く 誰かよく出ずるに戸によらざらん。何ぞこの道によることなきや。

外にでるなら誰でも戸口を通る。
しかしその後にどうしてこの道を行こうとする者がいないのだろうか(?_?)


175 :考える名無しさん:2012/07/10(火) 18:26:30.52 O.net
子曰 質勝文則野 文勝質則史 文質彬々 然後君子

子曰く、質、文に勝れば則ち野。文、質に勝れば則ち史。文質彬々として然る後に君子なり。


本質的な部分が装飾的な部分に勝ってるとプリミティブな印象を受けるね。
逆に装飾的な部分が本質的な部分に勝ってるとバロック的な印象を受けるね、
まるでアレキサンドリアの巨大図書館で古書に埋まるエジプトの史書係みたないもんさ。
ギラギラとした裸祭りな部分とエジプト史書係が調和してこそ、世界に冠たる一個の君子機械ができあがるんだな。


176 :考える名無しさん:2012/07/11(水) 11:30:54.31 O.net
子曰 人之生也直 罔之生幸而免

子曰く、人の生くるは直し、これを罔いて生くるは、幸いにして免るるなり。

人が生きていけるの真っ直ぐだからだ。曲がった生き方で生きていけるのは、幸運によって免れているに過ぎない。


177 :考える名無しさん:2012/07/11(水) 19:04:33.34 O.net
子曰 知之者 不如好之者 好之者 不如楽之者

子曰く、之を知る者は、之を好む者に如かず。之を好む者は之を楽しむ者に如かず。

知るよりか好むことそれよりか楽しむこと。


178 :考える名無しさん:2012/07/12(木) 07:15:12.49 O.net
子曰 中人以上 可以語上也 中人以下不可以語上也

子曰く 中人以上には以て上を語るべきなり。中人以下には 以て上を語る可からざる也


黒帯以上の者には惜し気なく語ることができるが、
黒帯以下の者には秘伝や奥義を教えても珍文漢文だろうから、
深いところについては教えたくても教えられないよ。


179 :考える名無しさん:2012/07/12(木) 18:42:10.87 O.net
樊遅問知 子曰 務民之義 敬鬼神而遠之 可謂知矣 問仁 曰 仁者先難而後獲 可謂仁矣


樊遅、知を問う。子曰く、民の義を務め、鬼神を敬してこれを遠ざく。知と謂うべし。仁を問う。仁者は難きを先にして獲るを後にす。仁と謂うべし。

樊遅さんが先生に知者について尋ねた。
「人として今を生きるその意義を探求し実践していかなきゃならないね。
また人の道を超えた鬼や神についてはこれを敬いながらもそれと距離をとることだね。
いくら空を見上げても自分の足元がぐらいついてたんじゃどうしようもないからね。こういうのが知者だよ。」
ついでだから仁者についても尋ねた。
「人が嫌がることや困難と思うことを率先してやって、利益とかは後回しだ。
こういうのが仁者だろうさ。」


180 :考える名無しさん:2012/07/13(金) 06:20:25.04 O.net
子曰 知者樂水 仁者樂山 知者動 仁者静 知者樂 仁者壽


子曰く、知者は水を楽しみ。仁者は山を楽しむ。知者は動き。仁者は静かなり。知者は楽しみ。仁者は寿ながし。


知者はサーファーで、仁者はアルピニストだよ。

知者ってもんは動き回ってサーファーのように動くものを楽しむ。
仁者は静寂の中、動かないものをアルピニストのように楽しむ、そして彼自身がヒマーラヤのようなもんさ。
知者サーファーは楽しいだろうさ。
アルピニスト仁者は遭難しなきゃ長生きさ。


181 :考える名無しさん:2012/07/13(金) 18:13:34.57 O.net
子曰 齊一變至於魯 魯一變至於道

子曰く 斉が一変せば魯に至らん。魯一変せば道に至らん。


徳治主義の観点から物を申すならば、斉の国が少しくその政治を改革するならば、我が国ぐらいの水準に達するでしょう。
我が国がもう少しその政治を改革すれば、ずばり道に至るでしょう。



182 :考える名無しさん:2012/07/14(土) 08:17:20.88 O.net
子曰 觚不觚 觚哉 觚哉

子曰く、觚、觚ならず。觚ならんや。觚ならんや。

「飲酒の儀礼に於いて少ない酒量の為に制定された觚が段々となぜだか大きくなってしまった。これが觚だろうか、これでも觚だろうか。
ああ、このコップの酒を飲むことにしよう。」


183 :考える名無しさん:2012/07/14(土) 15:44:29.44 0.net
先生は週末も休まない
いつもありがとう

184 :考える名無しさん:2012/07/14(土) 18:37:35.61 O.net
宰我問曰 仁者雖告之曰井有仁者焉 其従之也 子曰 何爲其然也 君子可逝也 不可陷也 可欺也 不可罔也

宰我問いて曰く。仁者は之に告げて 井に仁有りというと雖も 其れ之に従わんや。
子曰く、何ん為れぞ然らんや。君子は逝かしむ可きなるも、陥いる可からざる也。欺むく可きなるも、罔う可からざるなり。


宰我さんが先生に思いつきで無茶ぶりな質問をした。
「仁者に、井戸の中に仁が落っこちてるよと誰かが告げるなら、彼は従うでしょうか?」
「なんじゃいそりゃw
君子の行いを促すことはできても、陥れることはできないよ。
何とか騙すことはできるかもしれんが、彼の明知をくらますことはできないよ。
そんなこと言われても相手にしないのが普通だが、ただ無視してしまうと相手が傷つくかもしれないね。行くだけは行くのかなw」



>>183
いつもありがとうございます

なんだかんだで5ヶ月程、無理苦理、論語攻めで荒らして参りましたが、水曜日から四ヶ月程、印度周遊してきますんで12月までさよならです。


185 :考える名無しさん:2012/07/15(日) 08:12:39.10 O.net
子曰 君子博學於文 約之以禮 亦可以弗畔矣夫


子曰く 君子は博く文を学び、これを約するに礼を以てせば また以て畔かざるべきか。


君子は広く教養を磨き、そして行動の面からは
礼儀によってそれを集約していけば、
道に背かなくなるだろうね。


186 :考える名無しさん:2012/07/15(日) 18:13:16.12 O.net
子見南子 子路不説 夫子矢之曰 予所否者 天厭之 天厭之

子、南子を見る。子路説ばず。夫子之に矢うて曰く。予れの否らざるところのものは、天これを厭てん。天これを厭てん。


先生がある時、宋朝様の愛人でスキャンダルで有名な年増の南子様に謁見した。
子路さんはそれにたいそうお冠だった。
先生が子路さんを宥めておっしゃった。
「誓ってやましいことは何にもなかったんじゃ!!
疚しいことがあったなら天が私を見放すだろう。天が見放すだろう。」
その後、天が先生を見放したかどうかは誰もしらない。


187 :考える名無しさん:2012/07/16(月) 08:11:31.47 O.net
子曰 中庸之爲徳也 其至矣乎 民鮮久矣

子曰く、中庸の徳たるや、それ至れるかな。民鮮なきこと久し。


綱渡り師のバランスの如く
万物に対する不偏の中間重心の威力たるや
これまさに至れるかな!!
全ては一本足で立つ舞踏者の
恐るべき平衡の一点を求めるその心こそ
我等が常に求めることなれ。
全てはバランスだ。
Don't think,feel your balance!!
しかしかかる平衡感覚を持つ人は少なくなりもうしただ。


188 :考える名無しさん:2012/07/17(火) 10:00:48.06 O.net
子貢曰 如能博施於民 而能濟衆者 何如 可謂仁乎 子曰 何事於仁 必也聖乎 堯舜其猶病諸 夫仁者己欲立而立人 己欲達而達人 能近取譬 可謂仁之方也已

子貢曰く、如しよく博く民に施してよく衆を済わば、如何。仁と謂うべきか。子曰く、何ぞ仁を事とせん。必ずや聖か。
堯舜もそれ猶これを病めり。それ仁者は己を立てんと欲っして人を立て、己を達せんと欲っして人を達す。よく近く取りて譬う。仁の方と謂うべきのみ。


子貢さんが言った。
「もし民百姓に広く精神的・物質的に施しを して人々を苦しみや悲しみから救うことができれば、どんなもんでしょう?仁と言えるでしょうか?」
「それはお前、仁というよりかは聖人だよ。堯や舜でさえそのことを常に苦にして気に病んでいたんだからね。
仁者というのは、自分よりも人を先ず立てて、その行いで初めて自分が立つような人であり、
人に達成させて、初めて自分が達成した気持ちになる人だよ。
常に他人を自分のように思いやることができるんだね。
これが仁の方法論だよ。」


189 :考える名無しさん:2012/07/17(火) 13:07:16.40 0.net
先生随分遠い所へ行くんだね
体に気をつけて下さい

190 :考える名無しさん:2012/07/17(火) 17:52:07.46 O.net
ありがとうございます
>>189さんもお元気で!!



191 :考える名無しさん:2012/07/18(水) 13:58:14.94 0.net
まだいらっしゃるかな?
先生がいなくなるのが残念です。
祝您旅途愉快!

インドでは是非仏陀と対談していただきたいw

192 :考える名無しさん:2012/07/21(土) 15:59:01.01 0.net
最後の方はネタ切れなのかワンパターンなオチだったり
ひねりがなくなっていたから、ちょうどいい所だろう

193 :考える名無しさん:2012/07/29(日) 22:12:01.65 0.net
論語って、ごくごく当たり前の事しか書いてないような気がする…

194 :考える名無しさん:2012/07/30(月) 08:19:19.55 0.net
>>193
そうでもないぞ。
孔「国の政治は軍備、食料、信用が重要だ」
|∀・)「もしその中で一つを捨てなければならないならどれを捨てます?」
孔「軍備だな」
|∀・)「さらにもう一つ捨てなければならない時は?」
孔(`・ω・)b「食料だ!民が飢え死にするが知ったことか。信用こそ最も重要だ!」
|∀・)て「マジかよ!?」

195 :考える名無しさん:2012/07/30(月) 16:11:38.69 0.net
孔子は時代遅れ

196 :考える名無しさん:2012/07/31(火) 13:54:51.62 0.net
先生がご乱心だ

197 :考える名無しさん:2012/08/01(水) 02:06:07.02 0.net
ロンドン五輪で改めて論語が見直される流れにならんかな

198 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

199 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

200 :考える名無しさん:2012/08/29(水) 02:06:58.64 0.net
しのたまわく 
俺に彼女ができないのは、どうかんがえても世の中がおかしい
とか環境のせいにしてては、男じゃない。
でも気持ちはわかるね 俺は50過ぎても童貞だからさ
でも一度だって恥ずかしいと思ったことはないぞ
ん? 泣いてないよ これは汗だ

201 :考える名無しさん:2012/08/30(木) 17:55:10.86 0.net
親から受け継いだそれを次世代に遺す事ができないとしたら
これ以上の不孝は無い

今からでも遅くない、やれ!
たとえ法律に逆らっても、子の義務を果たさねばならんのだっ!

202 :考える名無しさん:2012/09/03(月) 22:01:44.36 0.net
しのたまわく

顔回はいい奴だよ 俺の床の相手してくれるし
相性がいいんだよな。 顔回がまえに先生はどういう床での立ち振る舞いが
仁ですか?と聞いたから こう答えてやったよ。
一挙手一投足に無駄が無く、すべてが理にかなった行動であるが
優しさがにじみ出てるような力の加減がいいね と答えてやったよ
そしたら 顔回頬そめるから 可愛がってあげたよ。
ほんとうにおしい人物をなくしたよ。

203 :考える名無しさん:2012/09/14(金) 22:52:13.92 0.net
孔子と南子の話って、何処に書かれた話なんですか?
論語とかですか?教えてください。

204 :考える名無しさん:2012/09/14(金) 22:57:31.86 0.net
やなこった

205 :考える名無しさん:2012/09/14(金) 23:02:35.72 0.net
否定しないということは、孔子と南子の話自体は、ホントなんですね ありがとうございました

206 :考える名無しさん:2012/09/14(金) 23:28:30.13 0.net
ほしいんだ?

207 :考える名無しさん:2012/10/01(月) 22:57:23.35 0.net
 子日、知之者、不如好之者。好之者、不如楽之者。


208 :考える名無しさん:2012/10/03(水) 00:17:31.74 P.net
>>11
葉公(しょうこう)、政を問う。子の曰わく、近き者説(よろこ)び遠き者来たる。

葉公が2chのことを訊ねられた。先生は言われた、「近くの人々は悦び、遠くの人々は
[それを聞いて慕って]やって来るように」

209 :考える名無しさん:2012/10/03(水) 00:20:07.90 P.net
13-16
葉公問政、子曰、近者説、遠者來。

210 :考える名無しさん:2012/10/04(木) 00:10:35.00 0.net
子曰。攻乎異端。斯害也已。


211 :考える名無しさん:2012/10/05(金) 21:37:30.63 0.net
顔淵問仁。子曰、克己復禮爲仁。一日克己復禮、天下歸仁焉。爲仁由己。
而由人乎哉。顔淵曰、請問其目。子曰、非禮勿視、非禮勿聽、非禮勿言、
非禮勿動。顔淵曰、回雖不敏、請事斯語矣。


212 :考える名無しさん:2012/12/04(火) 01:01:57.16 O.net
子曰 述而不作 信而好古 竊比於我老彭


子曰く、述べて作らず、信じて古えを好む。ひそかに我が老彭に比す。


私の論じ語る内容というのは、なにも自分で新しくこしらえ考えたものではない。
それは、太古の昔より大事なことは何ひとつ変わっておらず良いものは既に賢人達に発見されているという信念に基づき、
古えの賢人達を慕って、彼らの真意を汲み取り、なるべく改変しないで述べ伝えようとするものなのだ。

まっだから、ここだけの話、眠れない夜なんかは、布団の中で、
陸終氏回禄の息子で、導引行気の法によって、800歳の長寿を保ち、殷の賢大夫でもあった彭祖が昔のことを鮮明に思い出しては
それをドヤ顔で周りに語り聞かせ、教え諭した姿と自分をダブらせて
「俺はいわば現代の彭祖なんだ!!」とよく空想して楽しんでるんだよ。

213 :考える名無しさん:2012/12/05(水) 10:11:55.97 O.net
子曰 默而識之 學而不厭 誨人不倦 何有於我哉


子曰く 默して之を識し、学びて厭わず、人に誨えて倦まず。何ぞ我に有らん哉。


床の間に正座して眉間の印堂に意識を置き、雑念を払い、沈黙の内に物事をよく認識する。
途中で投げやりになって、畳みに寝そべり、YouTubeで「ぱるる〜カワイイよ〜ぱるる」とか云いながらAKBINGOを見てニヤニヤしたりせず、
ただひたすら学問を継続する。
そしてそれらを人々に教えて、「先公っ!!糞つまんねぇ〜、もっと面白れぇ話しろよ!!」
などと言われても曙の土俵入りなみにぶれることなく話を続ける。

こうしたことを行うのは別に私にとっては何でもない。

214 :考える名無しさん:2012/12/05(水) 19:27:15.90 0.net
お帰り、先生
相変わらずハッスルしてますね

215 :考える名無しさん:2012/12/06(木) 17:32:35.98 O.net
子曰 徳之不脩 學之不講 聞義不能徙 不善不能改 是吾憂也


子曰く、徳の脩まらざる、学の講ぜざる、義を聞きて徙る能わざる、不善を改むる能わざる、是れ吾が憂いなり。



道徳の修養もせずに遊んでしまった。
何も学ばず今日も遊んでしまった。
正義と知りながら実行せずに、知らん顔で見て見ぬふりをしてしまった。
悪いことと分かっていながらまたやってしまった。

私が憂鬱になるのはこういう自戒をしなくてはならない日だ。




どうもご無沙汰しておりました\(^O^)/

216 :考える名無しさん:2012/12/07(金) 11:03:48.21 O.net
子之燕居 申申如也 夭夭如也


子の燕居は、申申如たり、夭夭如たり。



先生のプライベートでの様子は、まるで涼やかな風と恵みの雨によって生育したあの青々とした草のようにのびのびとしていて、しなやかなものだった。
そんな風だったから遊びに行った弟子達を萎縮させるような、四角四面のもったいぶった厳めしい態度や大仰な自己演出は微塵もなかった。

217 :考える名無しさん:2012/12/08(土) 16:00:46.28 O.net
子曰 甚矣吾衰也 久矣 吾不復夢見周公


子曰く、甚だしいかな、わが衰えたるや。久しいかな、われまた夢に周公を見ず。


わしも老いぼれたもんじゃ、随分長いこと、周公の夢を見ない。ゴホッゴホッ

218 :考える名無しさん:2012/12/09(日) 17:49:43.32 O.net
子曰 志於道 據於徳 依於仁 游於藝


子曰く、道に志し、徳に據り、仁に依り、藝に游ぶ。



立派な人間の定義は、
大いなる人としての道というものを志して、
美徳と仁に依拠し、
六芸乃ち、
近所の茶道を教えるおばちゃんなみに礼儀作法にうるさく、
ボブ・マーリーなみの音楽家で、
ブロンソンなみのマグナム44撃ちで、
沈黙のセガールばりのヘリコプターや車の運転ができて、
武田双雲以上の書道家で、
ラッセル以上に論理と純粋数学の知識を有する。
かかる者を言う也。

219 :考える名無しさん:2012/12/10(月) 13:23:25.29 O.net
子曰 自行束脩以上 吾未嘗無誨焉


子曰く、束脩を行うより以上は、われ未だ嘗て誨うること無くんばあらず。


生徒大募集!!
一束のビーフジャーキーさえ持ってくれば、身分を問わずいかなる者でも、
私(孔子)はフレンドリーに教えを垂れるのであって、教えないなどということはない。

220 :考える名無しさん:2012/12/11(火) 12:30:46.53 O.net
子曰 不憤不啓 不ヒ不發 擧一隅不以三隅反 則不復也


子曰く、憤せずんば啓せず、ひせずんば発せず。一隅を挙げて三隅を以って反らざれば、則ちまたせざるなり。


「うわー、なんで俺は分かんねぇんだぁ〜、もうダメだぁ〜」と弟子がギブアップ寸前の所で教える。
「あう、あう、あぁぁぁぁぁぁ、うぐぐぐぐぅぅぅぅ」と弟子の喉元まで出かかったところでようやく教える。
ある物事の四隅の内、一つを教えて、残り三つが返答として返って来なようであれば、言っても無駄なので、最初の一つの教えさえもう繰り返さない。

221 :考える名無しさん:2012/12/12(水) 13:19:30.00 O.net
子食於有喪者之側 未嘗飽也 子於是日也哭 則不歌



子、喪ある者の側に食すれば、未だ嘗て飽かざるなり。
子、この日に於いて哭すれば、則ち歌わず。



先生がお葬式に出席した時には鱈腹食べようとしなかった。
そして、お葬式でシクシクと泣いた日には歌おうとしなかった(゚ーÅ)ホロリ。

しかし、それ以外の日には身長2b以上あったので普通の人よりよく食べたし、普通の人より声量もあるのでジャイアンなみによく歌っていた。

222 :考える名無しさん:2012/12/13(木) 16:44:53.75 O.net
子謂顔淵曰 用之則行 舎之則藏 惟我與爾有是夫 子路曰 子行三軍則誰與 子曰 暴虎馮河 死而無悔者 吾不與也 必也臨事而懼 好謀而成者也


子、顔淵に謂って曰く、これを用うれば則ち行い、これを舎つれば則ち藏る。ただ我と爾とこれあるか。
子路曰く、子三軍を行なわば則ち誰とともにせん。子曰く、暴虎馮河、死して悔いなき者は、われともにせざるなり。必ずや事に臨みて懼れ、謀を好んで成さん者なり。


先生が顔回さんにおっしゃった。
「君主に一度起用されれば、実力を遺憾無く発揮し、
もういらないよと言って捨てられたならば、未練なく引きこもりになって、不満なく生きていけるのは、
わしとお前ぐらいなもんだろうよ。」

それを横で聞いていた子路さんが先生に質問した。
「先生!!先生が数万の軍隊を率いてドンパチやる時には誰をお共にするおつもりっすか!?www」
「そうだねぇ〜w虎を素手でポカスカ撲りつけたり、大河を何の用意もなく歩いて渡ったりして、
そんなもん死んだってオレは悔いはねぇ〜とか言ってるムキムキマッチョで気合いだけの人は勘弁して欲しいねw
私が軍隊を率いる時の腹心の部下には、事に臨むときはどこまでも慎重に計画を立て、
謀りごとに巧みで、そうやって物事を成し遂げる孔明みたいなのを連れて行くよ。」

223 :考える名無しさん:2012/12/14(金) 17:11:37.43 O.net
子曰 富而可求也 雖執鞭之士 吾亦爲之 如不可求 從吾所好


子曰く、富にして求むべくんば、執鞭の士と雖も、吾れ亦たこれを為さん。もし求むべからずんば、わが好むところに従わん。




「金儲けこそが人間の最重要事項であるならば、SMクラブで鞭を振るう役をしてでも、わしは金儲けをして勝ち組となってみせる!!

しかし、人の道に於いて金儲けが大して重要なことでないなら、自分のやりたいことをやって好きなように生きていくんだ!!
金儲けの為だけに生きるのなんか真っ平御免さ。」

224 :考える名無しさん:2012/12/15(土) 23:22:18.90 O.net
子之所愼齊戰疾


子の愼しむ所は、斉、戦、疾。


先生は祭の前の斎・戦争・病気には物静かに慎重に対処されたが、
たいていの人はこの三つのイベントが発生するとそわそわしたり大騒ぎとなった。

225 :考える名無しさん:2012/12/16(日) 20:59:46.94 O.net
子在齊 聞韶樂三月 不知肉味 曰 不圖爲樂之至於斯也


子、斉に在りて韶を聞く、三月、肉の味を知らず。曰く、図らざりき、学をなすことの斯に至らんとは。


先生が斉の国に滞在して時に、舜の時代の韶の音楽を聴く機会があった。
先生はそれから三ヶ月の間は美味しいステーキの味も分かぬ程にボンヤリフワフワニヤニヤ状態であった。
「いや〜韶って本当に素晴らしいですね。」

226 :考える名無しさん:2012/12/17(月) 21:58:35.81 O.net
冉有曰 夫子爲衞君乎 子貢曰 諾 吾將問之 入曰 伯夷叔齊何人也 曰 古之賢人也 曰 怨乎 曰 求仁而得仁 又何怨 出曰 夫子不爲也


冉有曰く、夫子は衞の君を爲けんか。子貢曰く、諾。吾れ將にこれを問わんとす。入りて曰く、伯夷・叔齊はなん人ぞや。曰く、古の賢人なり曰、怨みたるか。
曰く、仁を求めて仁を得たり、又た何にをか怨まん、出でて曰く、夫子は爲けじ。

227 :考える名無しさん:2012/12/17(月) 22:04:33.42 O.net
冉有さんと子貢さんが衛の国のお家騒動について話をしていた。
そもそも話を遡れば、衛の国のバカな先代の霊公とその夫人であばずれ女の南子との間に生まれた息子がカイカイと云い、
このカイカイが、実母のあばずれ女の南子と宋の公子であるイケメン朝の不倫関係にブチ切れて、母親であるあばずれ女の南子をブッ殺そうとした。
しかし悲しいかな、そこは暗愚な霊公とあばずれ南子の実の息子であるカイカイなので、その企みは簡単にバレてしまい、カイカイは故国からバックレざるをえなかった。

やがて親父の暗愚な霊公がめでたくも死んじまったので、ワ〜イワ〜イと喜んだカイカイではあったが、
衛では、霊公の遺言に従い、重臣達でとりあえずカイカイの息子で霊公の孫にあたるチョウを君主の座につけてしまった。
自分の息子が君主になったんだから素直に喜べばいいものを、カイカイは一箇のカイカイに過ぎないので又してもブチ切れて、晋の援助を得て、実の息子であるチョウの首級を挙げんと勇ましくも衛に攻め込んだが、
如何せんカイカイもチョウも同じ遺伝子を分け合った親子に過ぎぬのでその争いは決着がつかぬまま16年も続いたのだった。
そんな訳でもうみんな状況も頭もこんがらがってウンザリしていた。

そんなこんなで冉有さんが子貢さんに尋ねた。「先生は衛の君主であるチョウの味方でしょうか?」
「おお、そんじゃ、俺がちょっくら先生にに尋ねてやるよ。」

子貢さんが先生の部屋に入って尋ねた。
「伯夷だの叔齊だのいう奴らは一体何者でしょうか?」
「昔の賢人さね。」先生は今さら何故こいつはこんな分かりきった質問をするんだろうと怪訝な面持ちであった(?_?)

「自分達の立場や運命を怨みましたでしょうか?」
「仁を求めて、それを実践したんだから何で人を又、天を怨むんだね。」

子貢さんが、部屋から出て冉有さんにおっしゃった。
「先生は、チョウを助けたりはしないだろうね。
物事には順番があるのさ、いくら先代の意思でも、それを捩曲げるのは良くないと先生はお考えのはずだよ。」
子貢さんも、冉有さんもお互い微笑しながら我が意を得たりと頷きあった。

その夜、先生は子貢さんの問いの真意が分からず一晩中、怪訝な面持ちで眠れずにいた(?_?)。

「あいつ、俺に何が聞きたかったんだろう。」

228 :考える名無しさん:2012/12/18(火) 20:39:13.59 O.net
子曰 飯疏食飮水 曲肱而枕之 樂亦在其中矣 不義而富且貴 於我如浮雲


子曰く、疏食を飯い水を飲み、肱を曲げてこれを枕とす。楽しみも亦その中にあり。不義にして富且つ貴きは、われにおいて浮雲の如し。



腹が減れな粗末な食べ物を食べ、
喉が渇けば水を飲み、
眠くなったら肱を枕にうたた寝をする。
こうした簡素な生活の内にこそ楽しみがあるというものだ。
不義な行いで血眼になって富を蓄え、成り上がることなどは、
私にとってはまるであの浮雲のようにはかないものに思われるのだった。

229 :考える名無しさん:2012/12/20(木) 01:19:34.27 O.net
子曰 加我數年 五十以學易 可以無大過矣


子曰く、われに数年を加え、五十にして以て易を学べば、大なる過ちなかるべし。


今の私の年にあと数年加えて、五十才になったらじっくりと易の研究をしたい。
そうすれば大いなる過ちもなく余生を過ごせるだろうよ。

230 :考える名無しさん:2012/12/20(木) 23:28:31.72 O.net
子所雅言 詩書執禮 皆雅言也



子の雅言する所は、詩・書・執禮、みな雅言す。


先生は詩経・書経を朗読するときや礼を執り行う時はなまらないで標準語だったが、それ以外は訛っていた。
そして弟子達もやっぱり訛っていた。

231 :考える名無しさん:2012/12/21(金) 21:31:49.55 O.net
葉公問孔子於子路 子路不對 子曰 女奚不曰 其爲人也 發憤忘食 樂以忘憂 不知老之將至云爾


葉公、孔子を子路に問う。子路対へず。子曰く、なんじ、なんぞ曰はざる。其の人となりや、
憤りを発して食を忘れ、楽しみをもって憂いを忘る。老いのまさに至らんとするを知らずのみと。



名望篤き楚の葉県の長官である沈諸梁様が子路さんに先生の人柄について質問した。
しかし子路さんは言葉に窮してしまった。

先生がそのことを聞いておっしゃった。
「なんでお前は言わなかったんだい?
そのオヤジは、学問に熱中すると食事も忘れ、そうしているのが楽しくて楽しくて世の中の憂いもすっかり忘れてしまう。
そしてそんな風に生きてきたので今になって自分が老いたことさえ気付かないそんな男だと。」

232 :考える名無しさん:2012/12/22(土) 22:06:36.28 O.net
子曰 我非生而知之者 好古敏以求之者也



子曰く、我生まれながらにこれを知る者に非ず。古えを好み敏にして以ってこれを求むる者なり。


私は君達が想像するような天才なんかじゃない。
古代の賢人を慕い、必死になってその人々の教えから学んだ者に過ぎないんだ。
私が儒教の創始者だなんてお笑い草だね。
それは太古以来の賢者達の英知に基づく。

233 :考える名無しさん:2012/12/23(日) 21:04:26.00 O.net
子不語怪力亂神


子、怪力乱神を語らず。


先生は、不可思議な怪奇現象や暴力・アナーキズム・神話についてはほとんど沈黙を保った。

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