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【儒教】孔子の哲学【論語】

1 :小魔玉  ◆.c.c.k.k.. :2012/02/14(火) 01:11:11.08 0.net
今から2500年前に五常(仁、義、礼、智、信)と五倫(父子、君臣、夫婦、長幼、朋友)を以って
理想社会の実現を夢み、独自の哲学を持っていた孔子の教えを色々な視点から議論するスレです

564 :考える名無しさん:2013/11/03(日) 21:17:19.85 O.net
陽貨欲見孔子 孔子不見 歸孔子豚 孔子時其亡也而往拜之 遇諸塗
謂孔子曰 來 子與爾言 曰 懷其寳而迷其邦 可謂仁乎
曰 不可 好従事而亟失時 可謂知乎 曰 不可 日月逝矣 歳不我與 孔子曰 諾 吾將仕矣


陽貨さんが先生と会見し自分の派閥に取り込みたいと考えていた。
先生が不忠の陽貨さんに会おうとしなかったので、一計を案じて先生に豚を贈り物として贈った。
先生は陽貨さんの留守を見計らって返礼に出かけた。
しかし帰りにばったり陽貨さんに出くわしたのだった。
「おお、こっちに来て下さい、話があるのです。
あなたという人は懐に宝物を抱いているくせに、役職につこうともせず国の者に疑惑を抱かせておりますぞ。
仁といえましょうか?」
「言えませんな」
「大きな仕事をなそうとしていながら、時期を失ってばかりいらっしゃる。
それが知といえますか?」
「いえませんな」
「歳月はどんどん過ぎ去りますぞ。歳は我等を待ってはくれないのです」
「そうですな、なにか仕事につきましょう」

565 :考える名無しさん:2013/11/04(月) 21:52:42.22 O.net
子曰 性相近也 習相遠也



生まれながらの心の在り方など似たり寄ったりである。
修業によってのみ心の在り方に違いがでる。

566 :考える名無しさん:2013/11/05(火) 19:30:07.25 O.net
子曰 唯上知與下愚不移


但し最上の知性と最低の愚者は修行や習慣によってもあまり変わらない。

567 :考える名無しさん:2013/11/06(水) 22:59:46.38 O.net
子之武城 聞弦歌之聲 夫子莞爾而笑曰 割鷄焉用牛刀
子游對曰 昔者偃也聞諸夫子 曰 君子學道則愛人 小人學道則易使也
子 二三子 偃之言是也 前言戯之耳


先生は子游さんが市長を務める武城へ出掛けた。
その時に管弦の音を聞いてニヤリと笑って言った。
「鶏を捌くのに牛刀がいるかね」
子游さんが言った。
「私は昔先生からこのように聞きました

君子が道を学べば人を愛するようになるし、
小人が道を学べば使い易い人間になると」
先生がやり込められておっしゃった
「諸君、偃のいう事こそその通りだよ、私の言ったのは冗談だ」

568 :考える名無しさん:2013/11/07(木) 23:00:10.35 O.net
公山弗擾以費畔 召 子欲往 子路不説 曰 未之也已 何必公山氏之之也
子曰 夫召我者而豈徒哉 如有用我者 吾其爲東周乎


公山弗擾が自分の領地の費の城によって謀反を起こした時に先生を招聘しようとした。
先生が行かれようとしたのを子路さんが喜ばなかった。
「先生、行くべき場所がなければそれまでのことです。
何で公山なんかのところに行こうとするのです」
「私を招聘しようとするものはむやみやたらに招聘しようとしているわけではない。
私を用いるならば、東周の政治を実践してみせよう」

569 :考える名無しさん:2013/11/08(金) 23:29:05.14 O.net
子張問仁於孔子 孔子曰 能行五者於天下 爲仁矣 請問之
曰 恭寛信敏恵 恭則不侮 寛則得衆 信則人任 敏則有功 恵則足以使人



子張さんが先生に仁について質問した。
「天下においてこの五つを行う者が仁であろう。」
詳しく尋ねると、
「恭寛信敏恵じゃよ。恭は人を侮らないこと
寛容は人を得る最良の方法じゃ。
信は人に仕事を任せられる。敏であれば功績をあげ、恵ならば人を使うことができる」

570 :考える名無しさん:2013/11/09(土) 21:30:24.36 O.net
佛キツ召 子欲往 子路曰 昔者由也聞諸夫子
曰 親於其身爲不善者 君子不入也 佛キツ以中牟畔 子之往也如之何
子曰 然 有是言也 不曰堅乎 磨而不リン 不曰白乎
涅而不緇 吾豈匏瓜也哉 焉能繋而不食


佛キツさんが先生を招聘した。先生は行くことを望まれた。子路さんが言った。
「昔、先生は、自ら悪事を為す者の所に君子は出入りしないとおっしゃいましたね
佛キツは中牟の町によって反乱を起こしている奴ですよ。
先生が行こうとされるのはどういうことです?」
「そういったのは確かじゃ。しかし堅いものはいくら擦り減らそうとしても薄くならんし、
白いものは白であって、黒い土で染められるものじゃない。
ワシは苦い瓜ではない、蔦にくっついたまま食われずにそのままでいるわけにはいかんのじゃ」

571 :考える名無しさん:2013/11/10(日) 22:31:57.40 O.net
子曰 由也 女聞六言六蔽矣乎 對曰 未也 居 吾語女
好仁不好學 其蔽也愚 好知不好學 其蔽也蕩 好信不好學 其蔽也賊
好直不好學 其蔽也絞 好勇不好學 其蔽也亂 好剛不好學 其蔽也狂


先生がおっしゃった。
「由ちゃんや、お前は仁知信直勇剛の六つのキーワードに関する弊害を聞いたことがあるかね」
「ないですね」
「まっ座りなさい。いいかい。仁を好むようでも学問を好まないなら、その者は愚に陥る危険があるよ。
頭が良くても学問しなければ知性の放蕩に陥る危険があるよ。
信を好んでも学問を好まなければ、ただ人に厳しい傷つけるようなそういう堅物になる。
正直を好んでも学問を好まなければただただ息苦しい窮屈な人間になる。
勇気を好んで学問を好まなければ乱暴なだけだ。
剛毅を好んでも学問を好まなければ狂人のようなもんだ」

572 :考える名無しさん:2013/11/11(月) 23:03:27.99 O.net
子曰 小子何莫學夫詩 詩可以興 可以觀 可以羣 可以怨
邇之事父 遠之事君 多識於鳥獣草木之名


「諸君、何で詩を学ぼうとしないのかね?
詩は比喩を学ぶことができる。それは世の中の物事を観察することができる。
みんなで唱和し集うことができる。
政治を諷刺することもできるし、
これによって父に仕えることや君主に仕えることにも役立ち、
鳥や獣や草木の名を覚えることができるんじゃ」

573 :考える名無しさん:2013/11/12(火) 23:05:07.31 O.net
子謂伯魚曰 女爲周南召南矣乎 人而不爲周南召南 其猶正牆面而立與


先生がご子息の伯魚さんにおっしゃいました。
「お前は周南と召南を学んだかい?
人として周南と召南を学んでいないのなら、情愛の面で
まるで壁に向かって立つようで何も分かってないに等しいよ」

574 :考える名無しさん:2013/11/13(水) 23:01:32.14 O.net
子曰 禮云禮云 玉帛云乎哉 樂云樂云 鍾鼓云乎哉


禮だ禮だと騒ぎ立てても玉や帛のことを気にしていばかりいるのが禮ではない。
樂だ樂だと言っても鍾や鼓のことばかり言っててもしょうがない。
大事なのはその精神だ。

575 :考える名無しさん:2013/11/14(木) 23:06:16.82 O.net
子曰 色レイ而内荏 譬諸小人 其猶穿ユ之盗也與


外側はバキバキで内側はぐにゃぐにゃのような昆虫野郎は
様々な小人の中でも例えればこそ泥のようなやろうだぜ!

576 :考える名無しさん:2013/11/15(金) 21:23:33.57 O.net
子曰 郷原徳之賊也


八方美人のようにあらゆる人に好まれようとする人間は徳のこそ泥だぜ!

577 :考える名無しさん:2013/11/16(土) 19:15:44.24 0.net
そうだ!

578 :考える名無しさん:2013/11/16(土) 20:51:51.72 O.net
子曰 道聽而塗説 徳之棄也


道で今さっき聞いたことをまた道端で得意げに語るのは徳を棄てる者だぜ。

579 :考える名無しさん:2013/11/17(日) 22:20:42.68 O.net
子曰 鄙夫可與事君也與哉 其未得之也 患得之 既得之 患失之 苟患失之 無所不至矣


下劣な者とは共に君主に仕えることはできない。
地位を得ていない時は地位を得ることばかり患うし、
地位を得れば失うことばかりを心配する。
そして馬鹿なことは何でもやりかねない!

580 :考える名無しさん:2013/11/18(月) 21:47:58.50 O.net
子曰 古者民有三疾 今也或是之亡也 古之狂也肆 今之狂也蕩
古之矜也廉 今之矜也忿戻 古之愚也直 今之愚也詐而已矣


古代の人民には三つの欠点があると言うが、今の民はそれさえなくなりつつある。
古代の狂人はずけずけ物を言ったが、今はただなよなよとしているばかりだ。
古代のやくざは筋を通したが今はただブチキレるばかりだ。
古代の馬鹿者は正直だが今は嘘ばっかつく。

581 :考える名無しさん:2013/11/19(火) 20:38:46.02 O.net
子曰 惡紫之奪朱也 惡鄭聲之亂雅楽也 惡利口之覆邦家者


紫色が朱の代わりなになるなど有り得ない。
鄭聲が雅楽を乱すことなどワシは許さん!
口達者な者が国家を転覆させることをワシは憎む。

582 :考える名無しさん:2013/11/20(水) 20:10:54.21 O.net
子曰 予欲無言 子貢曰 子如不言 則小子何述焉 子曰 天何言哉 四時行焉 百物生焉 天何言哉


「ワシはもう何も言わんことにする」
子貢さんが答えた。
「先生が何も言わなくなったら何を書き留めればいいのですか」
「天はワシのようにペラペラは言わんよ。
ただ常に四季は巡り、万物を生育させる。
天が何を言うというのか」

583 :考える名無しさん:2013/11/21(木) 21:33:12.86 O.net
孺悲欲見孔子 孔子辭以疾 將命者出戸 取瑟而歌 使之聞之



孺悲さんが先生に会いたがっていた。
先生は仮病で会見を断った。取り次ぎの者が断りの為に玄関に出た頃を見計らって、
瑟を取って歌い始めた。そしてこのようにして自分の心を伝えたのだった。

584 :考える名無しさん:2013/11/21(木) 21:54:59.68 0.net
論語とか哲学とは違うよな
論理が一切無いし
なんか「俺の話を聞けぇ〜♪」みたいな感じで
説教とかに近い
老子は孔子を徹底的に批判しているけれど
やっぱり説教じみていいるしwww
                 
変なの♪♪♪

585 :考える名無しさん:2013/11/22(金) 18:00:50.93 O.net
宰我問三年之喪期已久矣 君子三年不爲禮 禮必懐
三年不爲樂 樂必崩 舊穀既没 新穀既升 鑽燧改火 期可已矣
子曰 食夫稲 衣夫錦於女安乎
曰 安 女安 則爲之 夫君子之衣喪 食旨不甘 聞樂不樂 居處不安
故不爲也 今女安 則爲之 宰我出
子曰 予之不仁也 子生三年 然後免於父母之懐 夫三年之喪 天下之通喪也 予也有三年之愛於其父母乎

宰我さんが聞いた。
「三年の喪は長すぎませんか?君子が三年礼を実践しなければ礼が廃れます。
音楽だってその通りです。
古い米はなくなり新しい米が出来、それを炊く火も改まります。
一年で十分でしょう」
「父母が死んで間もない時にうまい米を食ってきらびやかな錦を着てもお前は心安らかなのかね?」
「安らかです」
「それならそうすればいい。君子は喪の間、旨い物を食べても旨く感じず、
音楽を聴いても楽しくなく、安閑としていられないから、お前のようにしないのだ」
宰我さんが退出した。
「宰予は不仁だ、子供というものは三年は父母の懐で暖かく育てられるものだ。
三年の喪とは天下の一般的な喪の制度だ。
宰予は父母よりも三年の期間を愛おしむようじゃな」

586 :考える名無しさん:2013/11/24(日) 09:01:18.89 O.net
子曰 飽食終日 無所用心 難矣哉 不有博エキ者乎 爲之猶賢乎已

食いたいだけ食って日を送り、心を用いることがないというのではどうしようもない。
パチンコや麻雀でもやってる方がまだましだよ。

587 :考える名無しさん:2013/11/25(月) 20:10:29.49 O.net
子路曰 君子尚勇乎 子曰 君子義以爲上 君子有勇而無義爲亂 小人有勇而無義爲盗


子路さんが言った。
「君子は勇気を尊びます」
「君子ってもんは正義を第一とするものだよ、君子に勇気があって正義に欠けてれば乱暴になるし、
小人は勇気があって義に欠ければ盗人になる」

588 :考える名無しさん:2013/11/26(火) 20:01:18.73 O.net
子貢曰 君子亦有惡乎 子曰 有惡 惡称人之惡者 惡居下流而セン上者
惡勇而無禮者 惡果敢而窒者
曰 賜也亦有惡乎 惡キョウ以爲知者 惡不孫以爲勇者 惡訐以爲直者


子貢さんが質問した。
「君子も憎むことがあります?」
「あるよ。人の欠点をあげつらう奴を憎む。
下の地位に居て、上を謗る者。
勇敢だが無礼者や、果敢だが息のつまるような奴。
お前こそ憎むものがあるかい?」
「他人から聞いたことでもって知恵者ぶる者や、
不遜な態度を勇敢と勘違いする者、
人の秘密を暴いてそれが正直な態度だと思う者です。」

589 :考える名無しさん:2013/11/27(水) 19:54:06.54 O.net
子曰 唯女子與小人爲難養 也 近之則不孫 遠之則怨


女子と小人ほど扱いに困るものはない。
近づけば不遜になるし、遠ざければ怨む。

590 :考える名無しさん:2013/11/28(木) 19:10:39.73 O.net
子曰 年四十而見惡焉 其終也已



四十にもなって人から憎まれるような者はもうどうしようもない。

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