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【儒教】孔子の哲学【論語】

1 :小魔玉  ◆.c.c.k.k.. :2012/02/14(火) 01:11:11.08 0.net
今から2500年前に五常(仁、義、礼、智、信)と五倫(父子、君臣、夫婦、長幼、朋友)を以って
理想社会の実現を夢み、独自の哲学を持っていた孔子の教えを色々な視点から議論するスレです

596 :考える名無しさん:2013/12/03(火) 23:02:39.03 O.net
楚狂接輿歌而過孔子曰 鳳兮鳳兮 何徳之衰 往者不可諫 來者猶可追
已而已而 今之從政者殆而 孔子下 欲與之言 趨而辟之 不得與之言


楚国の狂人の接輿さんが歌いながら先生の前を通り過ぎた。
「鳳凰よ!鳳凰よ!
どうして道徳が衰えてしまったのだろうか!
過ぎたことをとやかく言っても仕方あるまい!
しかしこれからのことはまだ間に合うのだ!
よせったら!よせったら!
今の時代に政治家なんざ危ういもんだ!」
先生は玄関から飛び降りて話をしたいと思ったが、
走って逃げ去ってしまってので話すことはできなかった。

597 :考える名無しさん:2013/12/04(水) 23:28:08.62 O.net
長沮桀溺グウ而耕 孔子過之 使子路問津焉 長沮曰 夫執輿者爲誰
子路曰 爲孔丘 曰 是魯孔丘與 曰是也 曰知津矣
問於桀溺 桀溺曰 子爲誰 曰 爲仲由 曰 是魯孔丘之徒與
對曰 然 曰滔滔者天下皆是也 而誰以易之 且而與其從辟人之士也
豈若從辟世之士哉 ユウ而不輟 子路行以告 夫子憮然曰
鳥獣不可與同羣 吾非斯人之徒與 而誰與 天下有道 丘不與易也

598 :考える名無しさん:2013/12/04(水) 23:31:50.09 O.net
長沮さんと桀溺さんが二人で畑を耕していた。先生がその横を通り過ぎようとして、子路さんに渡し場について聞きに行かせた。
長沮が言った。「あの車で手綱を握ってるのは誰だい?」
「孔丘という者です」
「魯の国に孔丘かね?」「そうです」
「なら渡し場を知ってるはずだ」
桀溺さんも言った。
「あんた誰?」「仲由です」
「魯の孔丘の門下かい?」「そうです」
「滔滔と水が溢れ返るように天下はこんなありさまだ。
どうやってこれを変えるというのか?ありのままの人間を避けるような先生につかず、
世界そのものを避ける先生につきなさい」
そういって種に土をかけ続けるのだった。
子路さんが一部始終を先生に告げると先生は憮然として答えた。「鳥や獣と群れることはできない。人と一緒に生きないで誰と一緒に生きるんだい。
天下に道があるならば私が敢えて変えようなんてしないさ」

599 :考える名無しさん:2013/12/05(木) 23:43:31.17 O.net
子路從而後 遇丈人以杖荷ジョウ 子路問曰 子見夫子乎
丈人曰 四體不勤 五穀不分 孰爲夫子 植其杖而芸
子路拱而立 止子路宿 殺ケイ爲黍而食之 見其二子焉
明日子路行以告 子曰 隠者也 使子路反見之 至則行矣
子路曰 不仕無義 長幼之節 不可能廢也 君臣之義 如之何其廢之
欲潔其身 而亂大倫 君子之仕也 行其義也 道之不行 已知之矣

600 :考える名無しさん:2013/12/05(木) 23:47:08.57 O.net
子路さんが先生のお供をして一行から遅れてしまったことがあった。
老人が肩にかけた杖に竹かごをさげているのに出会った。
「先生を見かけませんでしたか?」
「身体もろくに働かさず、五穀の区別もつかないで何が先生じゃ!」
そういうと杖をたてかけて草むしりをし始めた。
子路さんは恐縮して手を組み合わせて突っ立ていた。
老人は子路さんを泊めて、鶏を殺し黍めしでもてなし二人の息子に合わせた。
次の日、先生に一部始終を告げた。
「隠者だね」
そういうと子路さんを引き返えさせて再訪させたが、ついてみると留守であった。
子路さんが伝言を頼んだ。
「出仕しないのは義ではありません。長幼の節度は廃せないものです。
君臣の義だけ何故廃せましょう。
見を清く保つことが大倫を乱すということもございましょう。
君子が出仕するのは義を行う為です。
道が行われないことなどとっくの昔に分かっていることです」

601 :考える名無しさん:2013/12/06(金) 20:04:24.01 O.net
逸民伯夷叔齊 虞仲夷逸 朱張柳下惠少連
子曰 不降其志 不辱其身 伯夷叔齊與
謂柳下惠少連 降志辱其身矣
言中倫 行中慮 其斯而已矣
謂虞仲夷逸 隠居放言 身中清 廢中権 我則異於是 無可無不可


逸民と呼びうる人は、伯夷と叔齊である。
虞仲は南方荊蛮に亡命した。
世間を向こうに朱張したのは柳下惠と少連である。

志を高く保ったままその身を辱めなかったのは伯夷と叔齊だろう。
柳下惠と少連は志を低くしてその身を辱めたが、言葉は倫理に即していて、
行動は思慮あるものだったということに尽きるだろう。
虞仲は亡命して言いたいことも言わず
その身は清廉で、世を廃するやり方はやむを得なないものだった。
私は彼らとは違って時代に寄り添い過ぎることもなかれば
世を捨てるということもない。

602 :考える名無しさん:2013/12/07(土) 13:56:10.48 0.net
訓戒や教義だけじゃないのかな?
ただの昔話に思えるのがある

603 :考える名無しさん:2013/12/07(土) 20:55:11.24 O.net
大師摯適齊 亞飯干適楚 三飯繚適蔡 四飯缺適秦
鼓方叔入干河 播トウ武入干漢 少師陽 撃磬襄入干海


魯の楽団長は齊国へと去って行った。
二の膳の音楽担当の干は楚国へと去って行った。
三の膳の音楽担当の繚は蔡国へと去って行った。
四の膳の音楽担当の缺は秦国へと去って行った。
鼓の担当の方叔は黄河の方へと去り、
でんでん太鼓の担当の武は漢水の方へと去って行った。
楽団の次長の陽と磬を打つ担当の襄は渤海沿岸へと去って行った。
こうして哀公の時に輝かしき伝統ある魯の楽団員は四散したのだった。

604 :考える名無しさん:2013/12/08(日) 20:37:01.03 O.net
周公謂魯公曰 君子不施其親 不使大臣怨乎不以 故舊無大故 則不棄也 無求備於一人


周公旦は息子の魯公を戒めて言った。
「君子は親族を見捨てぬものだ。
そして臣下には起用されないという怨みを起こさせないようにするものだ。
古い仲間は大きな過ちでもない限り見捨ててはいけない。
一人の人間に完全さを求めてはいけない。
人間は不完全なものだ。だからこそ多くの人材を寄り集めてその長所を生かし、
パッチワークのようにしてどんな布切れでも簡単に捨てることなく用いよ」

605 :考える名無しさん:2013/12/09(月) 19:48:30.79 O.net
周有八士 伯達伯カツ 仲突仲忽 叔夜叔夏 季隋季カ



周には八人の有名な奴らがいた。
伯達・伯カツと仲突・仲忽と叔夜・叔夏と季隋〜季カである。

606 :考える名無しさん:2013/12/10(火) 20:07:28.84 O.net
子張曰 士見危致命 見得思義 祭思敬 喪思哀 其可已矣


子張さんが言った。
士は危急に際しては命を投げ出し、
利益には正義を思う。
祭では敬い。葬式では哀悼する。
そうであるべきだ。

607 :考える名無しさん:2013/12/10(火) 20:12:21.40 O.net
子張曰 執徳不弘 信道不篤 焉能爲有 焉能爲亡


子張さんが言った。
徳をもって弘めず、道を信じること篤くなければ、
生きていようが死んでいようが何でもない。

608 :考える名無しさん:2013/12/10(火) 20:24:33.69 O.net
子夏之門人 問交於子張 子張曰 子夏云何 可者與之 其不可者拒之
子張曰 異乎吾所聞 君子尊賢而容衆
嘉善而矜不能 我之大賢與 於人何所不容
我之不賢與 人将拒我 如之何其拒人也


子夏さんの門人が子張さんに交際について質問した。「子夏さんは何て言ってたかね?」
「良い人と交際し、悪い人と交際しないようにて言われました」
「俺が先生に聞いた話は少し違うね。
君子というものは賢者を尊重してさらに大衆を包容し、
善を嘉納するが能力の足りないものは哀れむもんだ。
自分が大いに賢いならみんな包容してしまうし、
自分が馬鹿なら相手から拒まれるだけだ。
どうしてこっちから交際を拒む必要があろう」

609 :考える名無しさん:2013/12/10(火) 20:30:53.92 O.net
子夏曰 雖小道必有可観者焉 致遠恐泥 是以君子不爲也


子夏さんが言った。
どんなに小さな学説にも見るべき点はあるものだ。
しかし遠くに行こうとするとそれによって泥沼に嵌まる。
だから君子はそういう卑近な啓発書とかは読まないよう遠ざかるものだ。

610 :考える名無しさん:2013/12/10(火) 20:34:55.06 O.net
子夏曰 日知其所亡 月無忘其所能 可謂好学也已矣



子夏さんが言った。
毎日自分の欠けていることを知ろうとし、
それを毎月忘れないよう心掛ける者は好学の人と言っていいだろう。

611 :考える名無しさん:2013/12/10(火) 23:05:11.80 0.net
なんで毎月なんだろ
毎日でもいいと思うけど
疲れから毎月なのかな

612 :考える名無しさん:2013/12/10(火) 23:21:43.40 0.net
軍人養成にはいいのかもな。
わたしは孔子はまったくもて受け付けない。
義務を押し付けることばっかり。

613 :考える名無しさん:2013/12/10(火) 23:26:01.36 O.net
子夏曰 博学而篤志 切問而近思 仁在其中矣



子夏さんが言った。
「博学で意志を強くもち、切実な問いを発して、身近なところから思索する。
仁はその中にあるものだ。」

614 :考える名無しさん:2013/12/10(火) 23:28:59.19 O.net
子夏曰 百工居肆 以成其事 君子學以致其道


子夏さんが言った。
「職人達は店でその仕事を成し遂げる。
君子は学問によってその道を究める。」

615 :考える名無しさん:2013/12/10(火) 23:30:52.51 O.net
子夏曰 小人之過也必文


子夏さんが言った。
「小人は過ると必ず言い訳する」

616 :考える名無しさん:2013/12/10(火) 23:36:00.68 O.net
子夏曰 君子有三變 望之儼然 即之也温 聽其言也レイ


子夏さんが言った。
「君子には三つの変化がある。
遠くから見るといかにも厳めしい感じがする。
近くにいってみると温かみがある。
しかしその言葉は激しい。」

617 :考える名無しさん:2013/12/10(火) 23:42:17.78 O.net
子夏曰 君子信而後勞其民 未信 則以爲レイ己也
信而後諌 未信 則以爲謗己


子夏さんが言った。
君子は信用されてから民を労働をさせる。
信用されていないならば自分達を悩ますものだと見做されてしまうだろう。
信用されてから人を諌めるべきである。
信用されていないなら悪口だととられかねない。

618 :考える名無しさん:2013/12/10(火) 23:45:24.00 O.net
子夏曰 大徳不踰閑 小徳出入可也


子夏さんが言った。
「大きな徳についてはその規則を踏み外してはいけないが。
小さな徳については多少規制をはみ出しても問題ない」

619 :考える名無しさん:2013/12/11(水) 19:54:03.41 O.net
子游曰 子夏之門人小子 當洒掃應對進退 則可矣
抑末也 本之則無 如之何
子夏聞之曰 噫 言游過矣 君子之道 孰先傳焉 孰後倦焉
譬諸草木 區以別矣 君子之道 焉可誣也
有始有卒者 其惟聖人乎



礼儀に詳しい子游さんが言った。
「子夏の門人は掃除や応対や儀式の動作はまずまずだが、
しかしこれらは枝葉末節で本質部分はゼロだ!
困ったもんだ」
子夏さんがこれを聞いて言った。
「あらら、言游は間違ってるよ。
君子の道は教えるにも人によって先後を弁えなくてはならない。
草木の育て方にもそれぞれ区別がある。
君子の道もごまかせないものだ。
最初から最後までを一挙に習得できるのは聖人のみだ」

620 :考える名無しさん:2013/12/12(木) 08:32:17.37 O.net
子夏曰 仕而優則學 學而優則仕


子夏さんが言った。
仕事をして余裕ができれば学問しろ。
学問して余裕がでれば仕事しろ。

621 :考える名無しさん:2013/12/12(木) 08:34:16.17 O.net
子游曰 喪致乎哀而止


子游さんが言った。
「葬式は哀しみを尽くして止む」

622 :考える名無しさん:2013/12/12(木) 08:37:37.53 O.net
子游曰 吾友張也 爲難能也 然而未仁


子游さんが言った。
私の友人の子張は人のできないことをよくした。
しかし仁とは言えない。

623 :考える名無しさん:2013/12/12(木) 08:40:27.19 O.net
曾子曰 堂堂乎張也 難與竝爲仁矣



曾先生が言った。
子張は立派だが一緒に仁をなそうとしてもついていけないところがある。

624 :考える名無しさん:2013/12/12(木) 08:44:07.26 O.net
曾子曰 吾聞諸夫子 人未有自致者也 必也親喪乎


曾先生が言った。
「私が先生に聞いたことだが、
自分の力だけで最後の境地までいけるものではないが例外がある。
それが親の喪である」

625 :考える名無しさん:2013/12/12(木) 08:48:27.80 O.net
曾子曰 吾聞諸夫子 孟荘子孝也
其他可能也 其不改父之臣與父之政是難能也



曾先生がおっしゃった。
「私が先生に聞いたことに、
魯の家老の孟荘子の孝なら他人でもできる。
しかし父親の家来と父親の政治をそのまま引き継ぐことは為しがたいというのがある」

626 :考える名無しさん:2013/12/12(木) 08:56:29.54 O.net
孟氏使陽膚爲士師 問曾子 曾子曰 上失其道 民散久矣 如得其情 則哀矜而勿喜


孟氏に司法長官に抜擢された陽膚さんが曾先生に心得を質問した。
「政治がその道を失って、民が身も心も散り散りになって久しいのだ。
罪人の心を理解したなら同情してやるべきであって、
自白させて得意になって喜んだりしていてはならない」

627 :考える名無しさん:2013/12/12(木) 09:08:52.20 O.net
子貢曰 紂之不善 不如是之甚也 是以君子惡居下流 天下之惡皆歸焉



子貢さんが言った。
「紂の不善は実際はそれほどひどくなかったのかもしれない。
君子は全ての汚れが集まる下流にいることを嫌う。
悪人がみな彼のもとへ集まってとんでもないことになってしまうからだ」

628 :考える名無しさん:2013/12/13(金) 20:22:58.52 O.net
子貢曰 君子之過也 如日月之食焉 過也 人皆見之 更也 人皆仰之



子貢さんが言った。
「君子の過ちは太陽や月の蝕のようなものだ。
過ちがあれば人が皆見るし、改めれば人がみな尊敬する。」

629 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

630 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

631 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

632 :考える名無しさん:2013/12/14(土) 19:52:09.13 0.net
曲学阿世の事例2

★出版によって雅を解体し日常をプロデュースする偉人のお話★

吉川裕氏「江戸漢詩における「日常性」の獲得――徂徠学を出発点として」

本発表は荻生徂徠が提唱し大流行させた格調説から、それに反発した山本北山 らの主張した性霊説への漢詩論の転換とその背景について、
「日常性」という視 点から考察するものである。周知の通りこの転換については すでに日野龍夫ら によって徂徠学を契機とする漢詩文の儒学から文学への独立、
あるいは大衆化の 過程として詳細に論じられているが、思想史・文学史の枠組みに留まらず、そ・フ 歴史的意義を広く文化史的視点から位置づけることもできるだろう。
まずは共通 テーマである「日常性」の持つ両面性や概念そのものを整理しつつ、
当初は「雅」 の領域にあった儒学や江戸漢詩が商品経済や太平の世の中で「日常性」を獲得し ていくことを論じていきたい。 (東北大学大学院)

633 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

634 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

635 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

636 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

637 :考える名無しさん:2013/12/14(土) 22:21:30.11 O.net
衛公孫朝問於子貢曰 仲尼焉學
子貢曰 文武之道未墜於地 在人
賢者識其大者 不賢者識其小者 莫不有文武之道焉
夫子焉不學 而亦何常師之有


衛の大夫の公孫朝さんが子貢さんに質問した。
「あなたの先生の仲尼さんは誰に学んだのですかな」
「周の文王や武王の示した道は地に露と消えてはいません。
それは人の中に息づいているのです。
賢者はその中から偉大なるものを知ります。
しかるに馬鹿者はそこから卑小なることどもばかりを発見します。
文王武王の道はどこにでもあるのです。
先生はどんな時でも学ばないということはありません。
決まった先生がいたわけではなくあらゆる人からそれを学んだのです」

638 :考える名無しさん:2013/12/15(日) 20:29:24.78 O.net
叔孫武叔語大夫於朝曰 子貢賢於仲尼 子服景伯以告子貢
子貢曰 譬之宮牆 賜之牆也及肩
窺見室家之好 夫子之牆數仭
不得其門而入 不見宗廟之美 百官之富
得其門者或寡矣 夫子之云 不亦宜乎


魯の先生の同僚であった叔孫武叔さんが朝廷に出仕している時に言った。
「弟子の子貢の方が仲尼より賢いな」
子服景伯さんがそれを子貢さんに告げた。
子貢さんが言った。
「家の牆に例えれば、私は肩までの低い垣根で中の建物がまる見えです。
先生は數仭もの高さに達する高い垣根です。
その門から入らなければ中の宗廟の様子や百官が仕えるゴージャスさなど分かりようもありません。
その門から入れる人は少ないのです。
あの方の言葉もそのような原因からきたものです」

639 :考える名無しさん:2013/12/16(月) 08:53:15.79 O.net
叔孫武叔毀仲尼 子貢曰 無以爲也 仲尼不可毀也
他人之賢者 丘陵也 猶可踰也 仲尼日月也 無得而踰焉
人雖欲自絶 其何傷於日月乎 多見其不可量也


叔孫武叔さんが先生を非難した。
子貢さんがそれを聞いて言った。
「なんの意味もないです。先生を非難するべきではありません。
他の賢者は丘陵のようなものですので、なお乗り越えられるでしょうが、
先生は太陽や月のようなものです。それは乗り越えできないものです。
人が例えそれから離れようとしても、太陽や月に何の傷みがありましょう。
そんなことをしても自分の限界を知らないということを露呈するのみですよ」

640 :考える名無しさん:2013/12/17(火) 19:32:04.65 0.net
>>602
微子篇は隠者との対話が多い
個人的に>>596>>598のエピソードが好き

原始仏典とかも短編エピソードみたいなのたくさん入ってるよ

641 :考える名無しさん:2013/12/17(火) 20:12:22.61 O.net
陳子禽謂子貢曰 子爲恭也 仲尼豈賢於子乎
子貢曰 君子一言以爲知 一言以爲不知
言不可不愼也 夫子之不可及也 猶天下之不可階而升也
夫子之得邦家者 所謂立之斯立
道之斯行 綵之斯來 動之斯和
其生也榮 其死也哀 如之何其可及也



陳子禽さんが子貢さんに言った。
「あなたは謙遜していらっしゃるが、
どうして仲尼さんがあなたより賢いことがありましょう」
「君子は一言で知恵あるものとみなされ、
一言で馬鹿者だとみなされます。
言葉は慎重にしないではいられません。
先生に及ぶことな不可能です。
天に階段を使って昇っていけないのと同じです。
先生が一度、家老や邦を治める立場になったなら、
あらゆる物事に於いて、
立たせようすれば立ち、導けば行われ、
安んじれば集まり、動かせば和が生まれるという有様で、
生きてる者は栄え死んだら誰もが哀悼されるでありましょう。
こんな様子ですからどうして私ごときが追いつけましょう」

642 :考える名無しさん:2013/12/18(水) 21:10:19.94 O.net
堯曰 咨爾舜 天之歴數在爾躬 允執其中 四海困窮 天祿永終


帝王堯は言った。
ああ、汝、舜よ。
今や天の歴數の管理は汝の躬にその順番が回った。
誠心誠意、物事の中庸を取れ。
もし四海の人民が困窮することあらば
汝に降り下る天祿は永遠に終わりを告げることだろう。

643 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

644 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

645 :考える名無しさん:2013/12/19(木) 21:50:15.18 O.net
舜亦以命禹
曰 予小子履 敢用玄牡 敢昭告于皇皇后帝
有罪不敢赦 帝臣不蔽 簡在帝心 朕躬有罪 無以萬方 萬方有罪 罪有朕躬


舜帝もまた禹に天下の管理を命じたのだった。
そして月日は流れ暴虐の限りを尽くす禹の子孫の桀を討つべく湯は言った。
「卑小なる私こと履は恐れながら黒い牡牛を捧げ、
照覧を願い奉り皇皇なる后帝に告げます。
罪ある者は赦されることはありません。
天命を帝臣が蔽い隠すことはできません。
人は天帝の心によって選ばれるのであります。
私に罪あらばそれによって万民に被害が及びませんように。
そして万民に罪あらばそれは全てこの私の罪なのです」

646 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

647 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

648 :考える名無しさん:2013/12/20(金) 20:51:46.34 O.net
周有大賚 善人是富 雖有周親 不如仁人 百姓有過 在予一人

周の武王の言葉
「周は大いなる宝を天より頂いた。それはつまり善人が豊富であるということだ。
親しい肉親は仁の人に及ばない。
全ての人々の罪はこの私一人の罪なのだ。」

649 :考える名無しさん:2013/12/21(土) 22:08:48.34 O.net
謹権量 審法度 修廢官 四方之政行焉 興滅國 繼絶世 擧逸民
天下之民歸心焉 所重民食喪祭


度量衡を統一し、法律を規定し、廃れた必要な官職を復活させれば、
四方まで政治が行き渡るであろう。
滅びた国や絶えた家系を復活させ、世に隠れた賢人を登用すれば、
天下の民の心は帰服するであろう。
政治の重点は食料政策・葬礼・祭式である。

650 :考える名無しさん:2013/12/21(土) 22:16:46.87 O.net
寛則得衆 信則民任焉 敏則有功 公則説


寛大であれば人は集まり、誠実であれば民は信頼し、
明敏であれば功績が残り、公平であれば人は悦ぶ。

651 :考える名無しさん:2013/12/21(土) 22:49:50.19 O.net
子張問於孔子曰 何如斯可以從政矣 子曰 尊五美 屏四惡 斯可以從政矣
子張曰 何謂五美 子曰 君子惠而不費 勞而不怨 欲而不貪 泰而不驕 威而不猛
子張曰 何謂惠而不費 子曰 因民之所利而利之 斯不亦惠而不費乎
擇可勞而勞之 又誰怨 欲仁而得仁 又焉貪 君子無衆寡
無小大 無敢慢 斯不亦泰而不驕乎 君子正其衣冠 尊其瞻視
儼然人望而畏之 斯不亦威而不猛乎

子張さんが政治の方法につい質問した。
「五つの美点を実行し、四つの悪を排除するなら政治ができるよ」
「どういうことでしょう?」
「民に恩恵を施してしかも浪費せず、民を使役しても恨まれず、
意欲的であっても貪欲でなく、泰然としても傲慢にならず、
威厳はあっても猛々しくない」
「恩恵を施しても浪費しないとは何ですか」
「民の商売の利益を重視していけば国庫は費えない。
使役は時期を選べば恨まれない。仁を欲すればそれは貪りではない。
君子は人数や地位で侮ったりしない。これが泰然として傲慢にならないということだ。
君子はその衣服を正し、それで人は畏敬の念を抱くし、それが威厳があっても猛々しくないということだよ」

652 :考える名無しさん:2013/12/21(土) 22:52:01.58 O.net
子張曰 何謂四惡
子曰 不教而殺 謂之虐 不戒視成 謂之暴 慢令敢致期
謂之賊 猶之與人也 出納之吝 謂之有司


四つの悪とは何ですか?
「教育しないで罰する。これは虐待だよ。
指導しないで仕事の実績を求める。これはとんでもないことだ。
漫然と命令して突然その実行を求める。これも目茶苦茶だね。
出すべきものをケチケチするのは下司野郎さ」

653 :考える名無しさん:2013/12/21(土) 23:11:56.23 O.net
子曰 不知命 無以爲君子也 不知礼 無以立也 不知言 無以知人也


ワシの最後の言葉じゃから耳をかっぽじって聴いてくれよ。
「天命や自己の運命に盲目では君子とは言えないんじゃ。
他者との関係性に於ける礼の心が確立してなければ、世の中で一人立ちすることはできないんじゃ。
社会関係に於ける人間というものを理解するには、
他者とのコミュニケーションを可能ならしめ、社会を形成する基盤であるロゴスに対する深い洞察なくしては不可能なのじゃ。
それ故、天命・礼儀・言語を尊重し学ぶように」

654 :考える名無しさん:2013/12/23(月) 13:27:43.29 0.net
いいスレだった
先生お疲れ様でした

655 :祝偉業達成:2013/12/23(月) 19:28:03.91 0.net
snipped (too many anchors)

656 :考える名無しさん:2013/12/23(月) 19:42:09.86 0.net
民信なくば〜

657 :考える名無しさん:2013/12/23(月) 20:49:03.89 O.net
どうもありがとうございます
ただの荒らしのつもりだったのですがだいぶ長くなりましたw

658 :考える名無しさん:2013/12/23(月) 20:52:34.27 0.net
>>655
乙〜

>>657
論語の訳で荒らしとか斬新過ぎワロタw

659 :考える名無しさん:2013/12/23(月) 21:13:57.98 0.net
8888888888888

660 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

661 :考える名無しさん:2013/12/26(木) 01:00:23.88 P.net
焚書坑儒に際して原=論語は壁に隠された
http://lh4.googleusercontent.com/-_I2yrufAEoM/UrrKWEHhb5I/AAAAAAAAa68/QeL7sCGOQsg/s1600/blogger-image--486431861.jpg

孔子は理想を音楽に見出した
07-13(>>225
http://lh6.googleusercontent.com/-aG3nzlR9wUM/UrrA9RNKSSI/AAAAAAAAa4Q/QrzTCyHZMoc/s640/blogger-image--829830456.jpg
http://3.bp.blogspot.com/-Ywnqx1ravUs/Urrk35YNoXI/AAAAAAAAa7w/ea2bZF5ao0k/s1600/131225_2235_001.jpg
在斉聞韶図(『孔子画伝』第10図)(斉に在りて詔を聞くの図)   孔子36歳


図版参照:
孔子家語
顧?『聖蹟図』賛詩訓釈稿 竹村, 則行
http://catalog.lib.kyushu-u.ac.jp/ja/recordID/19834
http://catalog.lib.kyushu-u.ac.jp/opac/repository/100000/handle/2324/19834/p001.pdf
http://catalog.lib.kyushu-u.ac.jp/ja/recordID/25159
http://catalog.lib.kyushu-u.ac.jp/opac/repository/100000/handle/2324/25159/p001.pdf
及び
http://1.bp.blogspot.com/-K9qonmVozbs/Urrsluh2AEI/AAAAAAAAa9A/rvc6rWVifVo/s400/131225_2235_011.jpg

662 :661:2013/12/26(木) 09:25:51.02 P.net
孔子の理想
http://www.youtube.com/watch?v=IT0P2QF9bp0
参照:07-13(>>225

663 :661:2013/12/26(木) 09:36:38.07 P.net
3-24
封人請見(>>87)
http://lh5.googleusercontent.com/-DxM55AklHno/UrrBVBTeVII/AAAAAAAAa4o/3ihvIsvdxTM/s1600/blogger-image--2097438134.jpg

7-05(>>217)
夢見周公
http://lh6.googleusercontent.com/-Pp3OmnqNttk/UrrE0BLTpUI/AAAAAAAAa5k/E1KjJi6e4c8/s1600/blogger-image--412414813.jpg

664 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

665 :661:2013/12/26(木) 18:13:25.76 P.net
18-05(>>596)
接輿歌鳳
https://lh4.googleusercontent.com/-GMqwBcfowvU/UrvxLon2maI/AAAAAAAAa_k/vvDhTWA849M/s1600/blogger-image-1602754103.jpg

>>655
>微子18(>>591-605)

666 :661:2013/12/27(金) 05:35:10.77 P.net
14-45(>>498)
杖叩原壌
https://lh3.googleusercontent.com/-ya8XQh1G93U/UrrHttDyBNI/AAAAAAAAa6Q/MDUPFILYK5s/s1600/blogger-image-433366205.jpg
>>655
> 憲問14(>>449-499)、

667 :661:2013/12/28(土) 02:17:01.13 P.net
>>655
>衛霊公15(>>500-544)

15-01(>>500)
http://2.bp.blogspot.com/-jqEu_7rQL-Y/Urrp2uH839I/AAAAAAAAa8c/ntYulyou22U/s1600/131225_2235_008.jpg

668 :661:2013/12/28(土) 02:33:11.85 P.net
>>655
>季氏16(>>545-563)、
>陽貨 17(>>564-590)、

16-13(>>562)
鯉庭垂訓
https://lh5.googleusercontent.com/-v0mPeCxHPYI/UrrIH0urN8I/AAAAAAAAa6o/Hn8XJhwCFF8/s1600/blogger-image-1434953176.jpg

17-01(>>564)
遇塗對陽
https://lh5.googleusercontent.com/-blAMiRCEkf4/UrrH24Xjb1I/AAAAAAAAa6Y/M4jEeg62H9k/s1600/blogger-image--1833826739.jpg

669 :考える名無しさん:2013/12/29(日) 02:19:20.44 0.net
画伝いいなあ。

>>666
すげえ穏やかな顔で原壌殴ってて笑ったw

670 :661:2013/12/29(日) 06:13:43.26 P.net
14-41 (>>494)
寄心撃磐
https://lh6.googleusercontent.com/-I_N6iTBk_v4/UrrHLgvZ81I/AAAAAAAAa6A/EQGE5XDHsNs/s1600/blogger-image-1444004973.jpg
http://nam-students.blogspot.jp/2012_04_01_archive.html#note15
適衛撃磐図(第23図)(衛国で磐を打った孔子が通りがかりの人物に批評される図)孔子58歳 
http://4.bp.blogspot.com/-H_u5frBQa9E/Ur7a0mLbyZI/AAAAAAAAbDQ/hnsrEJfj5zc/s1600/koushi_0001a.jpg
磐(けい)

15-02 (>>501)
在陳當厄
https://lh3.googleusercontent.com/-bC4un4NNGKo/UrrIYNTowfI/AAAAAAAAa6w/fGoiKLRyIug/s1600/blogger-image--1772687548.jpg
http://2.bp.blogspot.com/-eYVhIFv67oc/Ur6ClD9KCNI/AAAAAAAAbCA/UCke20DRmEs/s1600/131228_1549_014a.jpg
在陳絶糧図(第28図)(陳国と蔡国の軍隊に包囲され、飢えに苦しむ孔子の一行の図)孔子64歳、子路55歳


18-06(>>598)
反蔡迷津
https://lh6.googleusercontent.com/-xJ5hy5HyQws/UrrH-TDm7UI/AAAAAAAAa6g/eGDaddruInE/s1600/blogger-image-72554583.jpg
http://2.bp.blogspot.com/-qdu4O5Fr2ak/Ur6CsU_R1xI/AAAAAAAAbCI/DZ9GGRcgQRk/s1600/131228_1549_013a.jpg
子路問津図(第27図)(旅の途中、ふたりの隠者が孔子を批判した図)孔子64歳 

>>655
>憲問14(>>449-499)、
>衛霊公15(>>500-544)、…
>微子18(>>591-605)、

671 :661:2013/12/29(日) 06:35:59.77 P.net
18-03(>>593)
http://3.bp.blogspot.com/-qpJPioHwNeo/Ur6AUFL7hqI/AAAAAAAAbBE/OixUXBn-Ha4/s1600/131228_1549_006a.jpg
晏嬰阻封図(第11図)(斉の景公が孔子を臣下に用いるのに反対する晏嬰の図) 孔子36歳 

18-04(>>594)
http://4.bp.blogspot.com/-mT2Nm1NYh-8/Ur6ApFzeUoI/AAAAAAAAbBM/LfhpJXcywCI/s1600/131228_1549_007a.jpg
女楽文馬図(第16図)(斉国が魯国に女性楽団と馬を贈り、内政を乱そうとした図) 孔子57歳 
http://2.bp.blogspot.com/-79-Za-lPOoE/Ur5_xXcsyBI/AAAAAAAAbA0/oR2MSpOL-Jo/s1600/131228_1549_001a.jpg
因ハン(月+番)去魯図(第17図)(ハン(肉)が与えられなかった孔子が魯国を去る図)孔子57歳

>>655
>微子18(>>591-605)、

672 :661:2013/12/29(日) 06:37:01.27 P.net
07-22(>>598)
習礼伐檀
https://lh4.googleusercontent.com/-GSBEWox-EdE/UrrBER2gfkI/AAAAAAAAa4Y/G5PGYUgpp_Q/s1600/blogger-image--680378484.jpg
http://1.bp.blogspot.com/-asG_4t6Bbg8/Ur6BqEaj-nI/AAAAAAAAbBo/P_bpK_d3MGs/s1600/131228_1549_010a.jpg
宋人伐木図(第21図)(木を切り倒して孔子一行に脅しを掛ける宋国人の図) 孔子58歳 

>>655
>述而7(>>212-261)、

673 :661,672リンク訂正:2013/12/29(日) 06:40:49.17 P.net
07-22(>>235)
習礼伐檀
https://lh4.googleusercontent.com/-GSBEWox-EdE/UrrBER2gfkI/AAAAAAAAa4Y/G5PGYUgpp_Q/s1600/blogger-image--680378484.jpg
http://1.bp.blogspot.com/-asG_4t6Bbg8/Ur6BqEaj-nI/AAAAAAAAbBo/P_bpK_d3MGs/s1600/131228_1549_010a.jpg
宋人伐木図(第21図)(木を切り倒して孔子一行に脅しを掛ける宋国人の図) 孔子58歳 

>>655
>述而7(>>212-261)、

674 :661:2013/12/29(日) 08:22:19.98 P.net
09-17 (>>303)
東流喩徳
https://lh5.googleusercontent.com/-5yIjpfQfEA0/UrrN-AM2QLI/AAAAAAAAa7I/mV4U7RUcaU4/s1600/blogger-image--1666266526.jpg

09-18(>>304)(15-13(>>513))
次乗霊公
https://lh5.googleusercontent.com/-DZlteugiDNw/UrrBzoo439I/AAAAAAAAa44/A4U6y5LBC2E/s1600/blogger-image--1105459030.jpg
http://2.bp.blogspot.com/-Fzh1689tDdQ/Ur6A2HnvTuI/AAAAAAAAbBU/CN3i_SMDXPo/s1600/131228_1549_008a.jpg
醜次同車図1(第19図)(衛国でパレードに参加させられる孔子{絵には不在}の図) 孔子58歳 
http://4.bp.blogspot.com/-c3P5zbNZucA/Ur6BJlhw1ZI/AAAAAAAAbBc/rPPfe8dzCqU/s1600/131228_1549_009a.jpg
醜次同車図2(第20図)(衛国を去るため車に乗り込む孔子の図)同上 孔子58歳

>>655
>子罕9(>>284-318)、

675 :661,674追加:2013/12/29(日) 08:46:14.98 P.net
09-18(>>304)(15-13(>>513))
http://1.bp.blogspot.com/-ZZ2gu4SZLys/Ur9hDQtvDBI/AAAAAAAAbD4/eCwg9FKGIag/s1600/IMG9.jpg

>>655
>子罕9(>>284-318)、…
衛霊公15(>>500-544)、

676 :661:2013/12/29(日) 12:36:52.98 P.net
観周?器
https://lh5.googleusercontent.com/-2mc3rdX9OzM/Ur9ZIF3FjjI/AAAAAAAAbDo/glGPeQx3aTY/s1600/blogger-image-2088362086.jpg

http://4.bp.blogspot.com/-xqeTJQph9mA/Ur6CvKj7lmI/AAAAAAAAbCQ/bQygrVjpyCk/s1600/gaden1.jpg
「孔子、?器を観るの図」明代。著者未詳。孔子故里博物館蔵。?器に水が入っていない時は傾き、
一杯の時はひっくり返る。水がほどよく入っている時はまっすぐになる。
「孔子家語」「三恕」にある中庸を説いた故事を絵に表した図

http://1.bp.blogspot.com/-Qsp1Wp8oFyM/Ur7ay1IdeII/AAAAAAAAbDA/0U1ibVVZYaU/s1600/koushi2.jpg
?器(きき、傾いた器)または宥坐の器(ゆうざのき)。
?(き)とはかたむけるという意味。宥座(ゆうざ)とは、常に身近に置いて戒めとするという意味。

http://www.youtube.com/watch?v=g6EkZLebc4E
満杯に注げば、確かに覆る。覆って、水が入っていない状態では傾いたままになる。

中庸の重要性を孔子はこの器で弟子に説明した。
http://plaza.rakuten.co.jp/siawasesuper/diary/200510200000/
http://plaza.jp.rakuten-static.com/img/user/86/01/19988601/69.jpg

参照:
>>655
06-29(>>187)
13-21(>>439)

677 :考える名無しさん:2014/01/02(木) 01:03:51.61 P.net
08-17(>>279)
子曰、學如不及、猶恐失之

これは、

老子20章
学を絶てば憂い無し

と対照的である。

問礼老?
http://lh5.googleusercontent.com/-4okoiQMHXqU/UsLmty3fIYI/AAAAAAAAbIE/swMZlzE1l94/s1600/blogger-image-635626905.jpg
http://2.bp.blogspot.com/-wIm-Yv8Kvp8/UsN1yh_UgdI/AAAAAAAAbIs/KIUE05hbkHs/s1600/%E5%AD%94%E5%AD%90%E3%81%A8%E8%80%81%E5%AD%90.jpg
問礼老?図(第9図)(老人から礼について教えを受ける孔子の図)孔子30歳?

http://youtu.be/8gXe-CN7ZpI
子見老子

678 :考える名無しさん:2014/01/02(木) 14:20:47.41 P.net
ちくま新書『生きるための論語』164頁、92頁メモ

(知/不知)→知 2:17(>>54)
(礼/非礼)→礼 3:15(>>78)

/は概念の峻別を意味し、→は両者の境界を書き換えるという意味。これらは動的過程を表現している。

著者はカントの名前を出さないが、孔子思想をカント的批判哲学ととらえれば、(礼/非礼)→礼も 
3:15(>>78)が一番いい例示だということがわかりやすい。

内在的反省が『論語』の基本にある。
01-01(>>11),04-21(>>111),12-04(>>387),15-21(>>521)

679 :考える名無しさん:2014/01/02(木) 15:23:31.01 0.net
>>678
やっと哲学板らしくなってきたなw
カント哲学の原文は読んでないんだけど(そんな奴がこの板来るなよって言えばそうだがw)
概要書の引用でカントが普遍の道徳律を星の運行に擬えてる文章があって驚いた覚えがある。
すぐに為政篇2-1(>>26)を想起した。

680 :考える名無しさん:2014/01/02(木) 15:25:56.37 0.net
為政篇2-1は>>26じゃなかった
>>36だな

681 :考える名無しさん:2014/01/02(木) 20:13:13.98 P.net
普通は孔子の『論語』02-17(>>54)は、ソクラテスの「無知の知」と比べられる。
その方が対話主義的な部分が説明出来るから。
ただ孔子の背景にはシャーマニズムの伝統がある。指摘された北極星信仰もそうした要素の一つではないだろうか?
02-01(>>36)
https://lh5.googleusercontent.com/-sBV0P6BfJb0/UsKmsCf2mnI/AAAAAAAAbHo/jujOTZDM3VA/s1600/blogger-image--774849395.jpg

同じく指摘されたカントの『実践理性批判』のラストは以下、墓碑銘にもなっている。
こちらはシャーマニズムではなく宇宙論が背景にある。
http://1.bp.blogspot.com/-5ZD32ASeSuk/UL3qluevz1I/AAAAAAAAPFY/4IRWoUkWffM/s1600/IMG_01941.jpg
「(邦訳)繰り返し,絶え間なく熟考すればするほど,それだけ新たにたかまりくる
感嘆と畏敬の念をもって心を満たすものが二つある。我が上なる星の輝く空と我が
内なる道徳律とである。」

ちなみに星信仰から太陽信仰への移行は、遊動から定住への移行と対応するらしい。
古来から星は移動の道しるべだった。エジプトのピラミッドは両者の相克の例だ。
日本では順序が混乱している。飛鳥時代に星信仰が輸入された側面があるからだ。
始皇帝も遊説した孔子も移動民として考えればその北辰信仰も納得出来る。
政治的立場を超えたエスピテーメーなのだ。

関連?
06-01(>>155)
15-05(>>505)

682 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

683 :655:2014/01/03(金) 22:45:32.68 P.net
snipped (too many anchors)

684 :655,訂正バージョン:2014/01/03(金) 22:48:03.51 P.net
snipped (too many anchors)

685 :655,再訂正バージョン:2014/01/03(金) 22:49:11.03 P.net
snipped (too many anchors)

686 :655,面目ない。再々訂正バージョン:2014/01/03(金) 22:51:39.85 P.net
snipped (too many anchors)

687 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

688 :考える名無しさん:2014/01/04(土) 17:33:32.70 P.net
●『論語』の君子と脳機能
               /\
 四次元          /  \
             / 君子 \  
        左   /_    _\   右
 三次元       /  |  |  \
          /   義  信   \   
         /__  |  |  __\
 二次元    /   | |  | |   \
       /    | 智  仁 |    \ 
      /___  | |  | |  ___\
 一次元 /    | | |  | | |    \
    /     | | |ネし| | |     \
   /______|_|_|__|_|_|______\ 

『論語』の中心的な徳目「仁・義・礼・智・信」はそれぞれ
一次元から三次元の左右の脳の使い方にあてはまる。

(篠浦伸禎「孔子の教えは脳に効く」『孔子の人間学』致知出版社79頁より)

「礼」=相手に敬意を示す謙虚な態度
「仁」=相手を思いやる心
「智」=知識
「信」=信用
「義」=正義

参考:
15-18 (>>518)
06-22 (>>179)

689 :655,688,補足:2014/01/05(日) 00:18:01.62 P.net
「仁・義・礼・智・信」をすべて兼ね備えた君子とは、脳の
あらゆる機能を高く使っている人であり、時空間を超越した
四次元的な存在として位置づけられそうだ。

また『論語』を読むと、義や智といった左脳がかかわる働き
よりも、仁や信などの右脳がかかわる働きのほうをより重視
していることが分かってくる。

(篠浦伸禎「孔子の教えは脳に効く」『孔子の人間学』致知出版社79頁より)

一次元
「礼」=相手に敬意を示す謙虚な態度。例:挨拶。
二次元右
「仁」=相手を思いやる心。例:表情を読む。
二次元左
「智」=知識。例:名前を付ける。
三次元右
「信」=信用。例:サッカーのパス。
三次元左
「義」=正義。例:本を書く。
四次元
「君子」=脳全体をバランスよく使う。

690 :考える名無しさん:2014/01/05(日) 18:34:04.23 P.net
『論語』という革命思想 
安冨歩@ジュンク堂書店池袋本店 (83:12) http://nico.ms/1358473008

仁とは、感覚が作動していること
君子とは、学習回路が作動している人のこと

01-01(>>11) 『超訳 論語』より
〈…学んだことを自分自身のものとして、感覚を取り戻す。 それが「習う」ということだ。
それはまさに悦びではないか。

学習の悦びは、しばらく連絡もしていないような旧友が、遠くから突然訪ねてきてくれ
たような、そういう楽しさではないか。…

学習の悦びを知っている人は、それを知らない人を見ると、 「なんてくだらないヤツだ」
と思ってしまいがちだ。 しかし、そういうときにも、心を乱されないでいる人が、「君
子」なのだ。〉

参考:
02-17(>>54),17-02(>>565)

691 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

692 :考える名無しさん:2014/01/05(日) 22:11:28.55 0.net
●『論語』の君子と発展機能
               /\
つゆだくポジケツ    /  \
             / 君子 \  
        ペニス /_    _\  アヌス 
ケツに小便    /  |  |  \
          /   義  信   \   
         /__  |  |  __\
同性フェラ /   | |  | |   \
       /    | 智  仁 |    \ 
      /___  | |  | |  ___\
 分桃 /    | | |  | | |    \
    /     | | |ネし| | |     \
   /______|_|_|__|_|_|______\ 

693 :考える名無しさん:2014/01/05(日) 22:12:03.40 0.net
儒教(笑)

ホモ(笑)

694 :考える名無しさん:2014/01/07(火) 00:54:29.40 i.net
ホモちんちん

695 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

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